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できれば冬は来ないでほしい_20190625

気がつけば実家を出てから一年が経っていて、なんとなく1年間の写真を見返した。

冬って、最悪。最悪な写真ばかりが目立つ。学校行かず、生活をつづけていくためにバイトだけして、安い酒飲んで、昼過ぎや、ひどいときは夕方に起きる生活をしていた気がする。酒を飲んでも大丈夫だった。でも、なにをやっていたかあまりよく覚えていない。

21年間生きてきて、冬はやっぱりダメなのかもしれないという実感がある。春や夏はやっぱり楽しくて、なんでもできるような気がしてしまうのに。

実際、いまとても調子が良い。

休養のおかげだと信じてやまなかったが、しかし、これがもし春や夏のせいだとしたら。そう考えたら、ひどく震えた。こわすぎる。

もしかしたらまたわたしはダメになってしまうかもしれない。ダメになる可能性は十分にある。克服できたとはいえ不安定なのはいまも変わりなくて、今年は大丈夫だなんて断言はできるはずがない。

そんなことを今日はずっと考えていてこわくなった。冬、仕事や生活はどうなるのか、休養できるほどの貯蓄はない。また周りの大切な人たちをないがしろにしてしまったら、今度こそ人間に戻れる気がしない。

最近は、夜の時間を過ぎてもあかるくてよい。くらい時間がみじかいから、こころ陰ることが少ないだけなのかもしれないよ。

仕事も生活もいま、とてもたいせつだから、できれば冬は来ないでほしい。

しかしそう願うほどに雨は止み、日差しばかりがつよくなる。季節は留まることを知らず、つられたわたしもきっとすぐ冬になる。

だからもしまたダメになったら、
どうか日向へ連れ出して。

- aoiasa
20190625


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最後までありがとうございました。 〈ねむれない夜を越え、何度もむかえた青い朝〉 そんな忘れぬ朝のため、文章を書き続けています。わたしのために並べたことばが、誰かの、ちょっとした救いや、安らぎになればうれしい。 なんでもない日々の生活を、どうか愛せますように。 aoiasa