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蒼龍 葵
2024年9月19日 12:00
第20話 先輩の方が気になって仕方ない コウタくん(仮名)からメールをいただいたのは安村(名古屋の変態・仮名)と同じ時期くらいのこと。 彼とはお散歩アプリ「ドラクエウォーク」にハマっていた頃に知り合った。新宿御苑や池袋、とにかく手を繋いで歩いた。3000くらい雑談しながら歩く楽しみ。 話の間もあそこまで歩いたら敵出るから〜とまた歩き、さらにお散歩。かなり珍しいパターン。非常に健康的!
2024年7月3日 07:41
第5話 イケメンくんと一夏の思い出 私はマグナムくんの一件で少しだけ疲れていた。やはり年下には行かない方がいい。私は対象年齢を一気に引き上げた。 一番最初は30〜40くらいで募集していたのが悪かった。これでは年下がプロフィールを見てゲームトークわっしょい!と来ても仕方がない。年下は苦手ですので、申し訳ありませんが年上の方でお願いします。あと、私がぽっちゃりなので痩せている方もすいません
2024年7月3日 06:57
第4話 ビッグマグナム自慢は大体ヘタレ 出会い系サイトを見るのが日課になっていた。ここには普通の女性も居る。が、大体はサクラだったり、あとは日記だけ継続している人や、一体誰に向けてメッセージを送っているのかわからない人や、メンヘラが多かった。 私は古いゲームとガンダムが好き、そして最後に職業『看護師』を加えたもんだから、メッセージを送ってくる人は私の事を「変な子」と認識していた。 勿論、
2024年7月2日 19:29
第3話 ヤリモク属性がダダ漏れですが? 苦労の末、LINEのID追加をブロックした私は翌日もまた続くメッセージの返信に追われていた。 別にやめりゃいいのに、と思うかもしれないがこれが意外と楽しい。 小学2年生の秋に新しい家に引越しするまでの間は、仲の良い野郎6人と私でビックリマンにハマり、6人でチョコのおまけシールを集めて裏面の巨大ゼウス様を完成させた喜びが思い出される。 それくらい毎日
2024年7月2日 14:27
大好きな入浴剤を入れ、軽快に好きな西野カナを口ずさみ気分が高揚していた私はやけに携帯がうるさいことに気がついた。 友達の居ない私に電話してくるやつなんてまず居ない。そもそも、私は顔を見ないで会話するのが嫌いだ。言葉というのは平然と人を裏切る。目は口ほどにものを言う。いや、むしろ口よりも目が全て語る。それの見分けがつくのは私が土偶だからだろう。「なんだようるせえな……」 今ちょうどサビ部
2024年7月2日 14:19
第1話 出会い系サイトってどんなもん? 蒲田の夏は暑い。そう感じるのは私が北海道民だからだろう。気温は北国と5度は違う(今は温暖化のせいであまり変わらない日も増えたが) エアコン完備の2L D Kの部屋の中で、半年前に漸くマザコン夫と離婚したバツイチ36歳看護師の女は今日も大好きなノートパソコンと睨めっこしていた。 本当に一人暮らしは快適だ。冷蔵庫は自由に使えるし、洗濯もできる! 好き