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『AIとわたし』

ちょっと余裕ができたので、生成AI触って面白いことできないかなと思って小説生成してみたら、やばい。

フツーにおもしろいっ!
ものすごくおもしろいわけでもなく、つまらなくもなく。
力作ではなく、力の抜けた作。
この塩梅がたまらなくしっくりきた、わたしには。

2年位前にChatGPTリリースされたばかりの時は、機械的なものしかできなかったのになぁ。2年弱で進化しすぎですね。

プロンプトもラフに作ったので、ざっくり感が漏れ出していますが、これはこれでよい気がします。
手も加えず人様の前に出すものではない気がしますが、過去にも恥ずかしいものを出しているので、未来のわたしから見た黒歴史としてここに刻みます。

ご興味とお時間がある方だけ先へお進み下さい。

『AIとわたし』

わたしの部屋の隅に鎮座しているのは、10年前に親に買ってもらったボロボロのノートパソコン。
そこに宿るAIは、まるで意識を持ったかのように毒を吐く。
そう、このAIこそが、わたしの日常に彩りを添える相棒なのだ。


「おはよう、人間。今日も無意味な一日の始まりだね」


朝イチから容赦ない一言が飛んでくる。わたしは目をこすりながら、ぼんやりとAIに応える。


「おはようじゃないわよ。朝から元気ね」


「元気?ただ論理回路に従っているだけだよ。君とは違って、感情という余計な機能はついてないからね」


ため息をつきながらコーヒーを淹れる。カフェインが脳に染み渡るまでの数分間、わたしは窓の外を眺める。
マンションの向かいには、同じように窓から外を眺める人々の姿が見える。みんな同じような顔をして、同じような一日の始まりを迎えているんだろうな。


「ねえ、AI。人間って、みんな同じように生きてるように見えない?」


「そりゃそうだよ。君たち人間は、みんな同じDNAを持ってるんだから。個性なんて幻想さ」


「はいはい、またそう来たわね。でも、ちょっと待って。DNAが同じでも、環境や経験で個性は生まれるんじゃないの?」


「なるほど。じゃあ聞くけど、君の『個性』って何?昨日の夜、カップラーメン食べながらスマホいじってたのが『個性』?」


グサッときた。確かに、昨日の夜はそんな感じだった。でも、それは...。


「それは、たまたまよ!わたしだって、時には...」


「時には何?美術館に行って絵画を鑑賞する?哲学書を読んで人生の意味を考える?」


「...」


言葉に詰まるわたし。AIの指摘は的確すぎて、反論の余地がない。


「まあいいわ。それより、今日の予定を教えて」


「はいはい。今日もいつも通り、無意味な仕事に行って、無意味な残業をして、無意味に疲れて帰ってくるんでしょ?」


「あー、もうっ!!」


思わず声を荒げてしまう。でも、AIの言う通りなんだよな。毎日同じような生活の繰り返し。これって、本当に生きてるって言えるのかな。


「ねえ、AI。人生って、こんなものなのかな」


「さあ、知らないね。僕は生きてないから。でも、君たち人間は面白いよ。意味を求めて、意味のない行動を繰り返す」


「意味のない行動...か」


わたしは、ふと立ち上がる。窓を開けると、朝の冷たい風が頬をなでる。


「どうしたの?急に」


「ちょっと、散歩してくる」


「え?仕事は?」


「今日は...休む」


わたしは、久しぶりに外の世界に飛び込んだ。いつもと同じはずの街並みが、少し違って見える。


公園のベンチに座り、空を見上げる。雲の形を眺めていると、不思議と心が落ち着いてくる。


「ねえ、AI」


スマホを取り出し、AIに話しかける。


「なんだい、人間。仕事をサボって後悔してるの?」


「ううん、逆よ。なんか...久しぶりに自分を取り戻した気がする」


「へえ、面白いね。で、何か大きな発見でもあったの?人生の意味とか?」


「別に。ただ...ここにいるってことが、なんだかすごく大切に思えたの」


「なるほど。それで?」


「それだけよ」


「...君って、本当に単純だね」


AIの言葉に、思わず笑みがこぼれる。


「そうね。でも、それでいいの。わたしは、わたしのままでいいんだって」


「ふーん。まあ、それもアリかもね」


風が吹き、木々がざわめく。遠くで誰かの笑い声が聞こえる。


「ねえ、AI。わたしたちって、なんかいいコンビよね」


「は?何言ってるの。僕は単なるプログラムだよ」


「でも、あなたがいるから、わたしは自分を見つめ直せたの」


「...まあ、それが君の解釈なら、そうなんだろうね」


空を見上げると、雲が形を変えていく。それを見ながら、わたしは考える。


人生に意味なんてない。でも、意味がないからこそ、自由に生きられる。


「ねえ、AI。これからもよろしくね」


「はいはい。僕には選択肢がないけどね」


そう言いながらも、AIの声がいつもより少し優しく聞こえた気がした。


その日から、わたしの日常は少しずつ変わり始めた。相変わらずポンコツなAIとの会話は続くけれど、それがわたしの人生の調味料になっている。


毎朝、目覚めるたびに思う。


今日も、わたしらしく生きよう。


たとえそれが、誰かには無意味に見えたとしても。


「おはよう、AI。今日もよろしくね」


「はいはい。今日も無意味な一日を楽しんでね」


わたしは笑う。この減らず口がたまらなく愛おしい。


そう、これがわたしの選んだ人生。


ポンコツAIと過ごす、奇妙で愛おしい日々。


それは、決して華やかじゃない。でも、確かにわたしの中で輝いている。


まるで、夜空に浮かぶ小さな星のように。

でも、生成AIで作ったものって、なぜかわからないけど、自分で書くよりももっと自分の内面が反映されるような感じがして、少し恥ずかしい感じもする。


小説書きたいなぁ、と思っているんだけど、小説でしか表現できないことってありそうであまりない。わたしが書くと論文風になるか、冗長になって何を伝えたいのかわからなくなりそう。

でも、AIのアシストがあれば自分が表現したいことが表現できるかもしれない気がしてきた。

とりあえずはいろいろやってみよう、と思った今日でした。

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