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世代の痛み

今年は大学生くらいの若い人たちの話を聞く機会があり、

最近の若者って・・
同調圧力で育ってないせいなのか?多様性教育の賜物なのか?

他者との違いを認め合ってて、人と違う意見を言えるし、受け入れていて、

自分と真逆の意見を聞いても、マウントとか自分を否定されてるとは全然感じてなくて、
ちゃんと自分の意見を持っていて、それぞれが忖度なく話しているのをみて、

私が見たのはほんの一部かもしれないけど、
こんな世界線があるのかと、とても感動したし、嬉しくなったんです。

ブレインストーミングのルールにも「他者のアイデアを否定しない」というものがありますが、それを素でできているので、
新しい発想、斬新なアイデアが生まれやすいのではないかと。
とても自由で果てがない感じ。

ちゃんと時代は変わってるんだなぁ、と思ったし
日本の未来の明るさをみました。


私は同調圧力で育ってきた世代なのですが、

自分と違う意見を見聞きすると、
本当は、誰かを否定なんかしてなくてその事を言いたいだけだったりするけど、

反射的に、自分を否定されてるような気持ちになってた気がします。

今までの時代は、
少数意見や個性は否定されることが多くて、普通や常識というものに同調させるような圧があり、その記憶が無意識にあるから
自分と異なる意見が、自分への否定に聞こえてしまってたのかなぁと思うのです。

そういう思い込みもあったから、職場などで他者と違う意見は言いづらかったりもしました。

同じ世代の皆がそうだとは思いませんが、
ただ、大なり小なり、同調しないとやりにくい場面って今までの時代は多々あったのではと思うのです。異を唱えるというのは、なかなか勇気がいることでした。

今まで私は、正解・不正解、正しい・間違いという二元論、二項対立の中にいたのかもしれません。

冒頭の子達に出会うまでは気づきませんでした。

でも、それが分かってからは、人と違う意見を言うのも、見聞きするのも、
心からのものであれば、誰かを批判したり、攻撃的なものでなければ
大丈夫になりました。

大多数と違うことは大事にした方がいいし、
自分だけかも?と思う声が、今まで隠されてた小さな声が
どうか、かき消されませんようにって思います。

どんな人の声も矛盾することなく存在していて、色々な視点から世界は照らされて、
多様性があるから、この世界の解像度がどんどん上がっていくのだと思うのです。










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