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新卒で日本語教師になるという選択(part1海外へ行くこと)

こんにちは。あおいです。

今回は、新卒で日本語教師になるという選択についてお話しようと思います。

前回の投稿でもお話しましたが、私は、大学4年の就活中に内定を全くもらっておらず、初めて内定をもらったのは9月のことでした。

就活中、いろいろなことで悩みました。

・そもそも新卒で日本語教師になる人なんてほとんどいない、求人も少ない。
・日本語学校で働けたとしても、非常勤採用になってしまい、アルバイトを掛け持ちしなければならなくなるのではないか。
・新卒で日本語教師になるのではなく、他の仕事を経験してから日本語教師になった方がいいのだろうか。
・もはや日本じゃなくて海外で日本語教師をした方がいいんじゃないか。

以上のようなことを、悶々と半年くらい悩み続けていました。

日本語教師となった今、当時の私に言ってあげたいのは…


・いきなり海外に行かない方がいい!
・社会人経験は日本語学校内でもできる!(大変だけど!)

ということです。

今回は「いきなり海外に行かない方がいい!」のはなぜかについてお話します。

それは、ズバリ!単純に行ったところで何もできないからです。
私は大学の副専攻の授業で、模擬授業をしたことはありました。ただし、同じ授業を受けている日本人に対してです。つまり、実際に外国人に対して日本語を教えるという経験は現在の学校の教壇に立つまでしたことがありませんでした。

現場経験のない私が、いきなり現地の学校へ行ったところでできることといえば、
・日本語の挨拶を教える
・簡単な会話練習をする
・文化体験的なものをする(書道や浴衣の着付けなど)
・現地の先生のお手伝い(言葉がわからなかったらこれもできない)
くらいしかないのです。

しかし、現地の先生が求めているのは、
・日本語の教え方
・日本語ネイティブが自然に使い分けていることを、論理的に説明すること  (助詞、どんな場面で使うのかなど)
ではないでしょうか。

これらを現地の先生に、それから、学生に教えることができるのは、やはり現場経験のある人でないとかなり難しいと考えられます。(現場を経験した今でも難しいなと思います…。)つまり、現地の先生が求めることに答えられない人は、日本語教師でも何でもなく、ただの日本人でしかないのです。
めちゃくちゃ勉強して、どんな質問にも答えられます!という自信がある人は新卒で海外へ行ってもいいと思います。しかし、そんな自信のある人はなかないないのではないでしょうか。

ただの日本人として現地の学校へ行くよりも、日本語教師として価値のある存在として現地の学校に採用されたいのであれば、まずは国内で経験を積んだ方がいいのではないかと思います。
現地の人からすれば、「日本人だから日本語がわかって当然でしょ!」、
しかし、日本語教育を少しでも勉強したことがある人にはわかると思いますが、日本人だからこそわからない日本語がたくさんありますよね。それを、説明できるようになったら日本語教師として価値があると、私は思います。

現地へ行けば、日本人だからと重宝されることもあるでしょうし、そもそも現地で日本語を教えている先生の日本語がめちゃくちゃだったり、教材が何もなかったり…と様々な問題があると思います。それでも、やっていける!大丈夫!と思う人はぜひ挑戦してみてほしいなと思います。
(ちなみに私は、自信も覚悟もなかったので、大人しく国内で教師をしています笑)

以上、新卒で日本語教師になるという選択について(海外へ行くこと)についてお話ししました。皆さんの参考になれば幸いです!


次回は、日本語教師になる前に社会人経験を積んだ方がいいのかについてお話しようと思います。

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