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東南亜細亜見聞録 その1

準備

 さて、その1と銘打っておきながら出発はまだである。すまない、悪かった、謝るぜ…。まずは今回の旅程を確認したい。今回はベトナムハノイへ行き、そこからホーチミン行き夜行列車に乗る。ホーチミンからはeビザ取得の上、イミグレーションオフィスでカンボジアの入出国カードを記入して入国、プノンペンにて1泊し、翌日タイへ出国、バンコク→パタヤの知人を訪ね、バンコクに戻って、ラオスへ向かい、更に1泊か2泊してハノイに戻り、帰国するという流れである。

 ここでやっておかないといけないのは、カンボジアeビザ申請とハノイ発ホーチミン行き夜行列車チケット取得である。
 やり方が後の誰かの役に立てば幸いであるので書いておきます。行く予定のある人は参照されたい。

カンボジアeビザ申請~取得

 何気にめんどくさいが中国のビザ申請が難易度100だったらこっちは10ぐらいである。なんということはない。ここで中華人民共和国のビザ申請を引き合いに出すならば、入学した高校、卒業した高校、入学した大学、卒業した大学、就職した会社、現在のポスト、直属の上司氏名、年収、親兄弟の連絡先などなどそーいうことを記入しなければならないとか、外務省分室に公印認証もらいに行かなければならないとか、更にホテルの予約証明を取らないといけないとか、それらをひっくるめて3日から1ヶ月くらいかかってようやくビザが取れるとか、そういうことは一切ないので安心してほしい。ちなみに上記は事実の羅列であって決して恨み言ではない。いいね?(ほんとか?)

 カンボジアビザの申請は至ってらくちんである。まずお手元に有効期間が6ヶ月以上あるパスポートとクレジットカードを用意します。次にお手持ちのスマートフォンなり、タブレット端末なりから「eビザ カンボジア」とググる。(PCでもいいのだがパスポート読み取りが出てくるためカメラを起動しやすいスマートフォンやタブレット端末がオススメだ。)すると外務省のページが出てくるのでそこに申請URLがあるのでカンボジア外務省のページに飛ぶ。
(これね。https://www.evisa.gov.kh/

 表示設定言語が英語のままでいい人はそのまま、怖い人は日本語(なんとわりかししっかりした日本語に対応してくれている。ありがとう!カンボジア外務省!だいすき!)に設定の上、パスポート読み取りのタブをクリックする。するとスマートフォンのカメラを起動する項目が出てくるので撮影する。
 ところでパスポートの主要データページはコーティングがやけにツルッツルで光を反射するので白色光の下で光の加減に気をつけて撮影されたい。撮影すると写真のデータを読み取ってほとんどの項目は自動的に記入されるが稀に上手く入力されてないところもある。特に名前と旅券番号は間違っているとエラいことになるのでよくチェックしておいてね。ちなみに行き先ホテルの入力を求められるが決まってなくてもよい。一応は「ここに泊まりたいなあ…泊まれたらいいな、」というホテルの住所を書いておくとよい。

 支払いはカードのみなのだがここで注意がある。皆さんおなじみ楽○カードマン!についだ。これは楽○カードがしっかりしててエラい!という話なのだが、カンボジアへの入金は失敗する。少なくとも私は失敗した。すると楽○カードから「不正出金確認通知メール」が来る。ここで出金は不正じゃないですよチェックを行って、カンボジア外務省からきたビザ申請チェックメールに申請番号があるので控えた上で、ビザ申請チェックメールの確認変更URLから申請番号とメールアドレスを入力のうえ支払いのリトライに飛んで支払いを行う。ちなみにこのリトライページだが何回かに1回「page not found.」という無情な通知が表示されるが、もう一回戻ってやり直すと問題なく表示される。だいたい4回に1回くらい私はうまく行かなかった。支払が完了したら、支払い完了の領収書がダウンロードできるので印刷してお手元においておく。

 ちなみにビザは支払い後1日から3日後に発行される。発行されたらこちらも印刷の上手元に控えておこう。

 なかにはパスポートにビザのスタンプがないと寂しいんだい!という旅行者の皆様に置かれましては現地での取得も可能だ。多少時間がかかるため面倒ではあるがネット申請とくらべて1ドルか2ドル(300円かそこら)高いだけなので挑戦してみるのも一興でしょう。ただし支払いは米ドルなので米ドルを用意しておかれたい。金額にしてだいたい36ドルなので現在だと5,360円~5700円くらいのもんである。

以上でカンボジアビザ申請は終了!

ハノイ発ホーチミン行き夜行列車チケット取得

 これこれ~!鉄道だぜ!旅っつったら鉄道だよなァ!飛行機のやついるゥ?!いねえよなァ!?(うそですごめんなさい。飛行機旅もそれはそれですてきですね。でも鉄道旅ほどの情緒はない。異論は認める。)

 さて、やったことのない人にとってJRではなく、異国の地のよくわからん鉄道の切符を予約する。こんな不安なこともないだろう。特に一昔前のインドの鉄道とか「タフかつ治安悪い感じ」の映像なり画像なりが思い浮かぶ人にとっては心配になるのも分かる。

 しかしながら現代というのはインテルネッツという便利なものがあり、ベトナムの鉄道切符だってとれちゃうのである。
今回は12goというトラベルチケットサイトを使った。アプリ版もあるにはあるのだが、私のスマホとの相性なのかやたらページが遷移せずに固まりっぱなしでキレそうになったのでGoogleからウェブページに飛んで予約した。

 予約は非常に簡単。まず検索画面で日付と出発地(今回はハノイ)到着地(ホーチミン)を検索。
 

検索画面

すると↓

検索結果

 こんな感じで列車の予約選択肢が出てくる。
 この中から自分の都合の良い日時と列車の等級を選択する。私は飛行機の到着が夜だったので21:10発の夜行列車にした。いいよね夜行列車、ロマンがある。それはさておき座席等級である。2等ソフトシート(椅子)2等寝台エアコン付き、1等寝台エアコン付き、などがある。2等寝台エアコン付きと1等のそれとの違いは6人コンパートメントか4人コンパートメントかの違いのようだ。ちなみに最下段がスペースがやや広めで快適らしい。この辺は実際に乗ってレポートしますね。そして、私はここはあえて2等寝台(7000円くらい)か1等寝台エアコン付き(1万ちょい)か死ぬほど悩んで、内田百間にならって1等寝台エアコン付きにした。空いていたのだ。まあ旅程序盤は移動だらけだし、体調は長旅には重要なので。
 日時と等級を決めたらパスポートなど必要情報を入力の上、カード決済をする。カード以外にもGooglePayとか使えたような気がするが忘れたのでだれか確認よろしく。このときはカードが決済停止になることはなかった。

 ちなみに画面の遷移がクソほど遅いときがあり、このとき、痺れを切らしてブラウザバックしてやり直したりすると、よくわからん未決済の予約がウェブページのホーム画面に列をなしてしまうので、温かい気持ちでまとう。

 決済がうまく行くとA4で11ページくらいある予約票がPDFファイルでメールにおくられてくるので、印刷して手元に置いておこう。メールはたまに迷惑メールに振り分けられてしまうことがあるので隅々までチェックだ!

 以上これでホーチミン行き夜行列車の切符も完了である。

 さてどうなることやら。次回へ続く~(cv.キートン山田)



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