あおばっち

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東京都知事選挙2024 分析⑨ 桜井誠

はじめに 最後に紹介するのは日本第一党党首・桜井誠です。桜井は公約として外国人生活保護の即時停止を掲げました。元在特会会長であり、長年に渡り外国人の排斥やヘイトスピーチを行ってきた人物です。近年は体調を崩したことで人工透析が必要となっています。そのため選挙活動が制限されました。NHK政見放送では身体障害1級を公言し24時間テレビに苦言を呈する場面が見られました。  前回の2020年には17万票以上を得るも、今回はその半数未満に留まりました。栄枯盛衰の趣を感じつつ選挙データを

    • 東京都知事選挙2024 分析⑧ 石丸幸人

      はじめに 今回は、石丸幸人のデータ紹介です。まずは人物紹介を簡単におこないます。  大学卒業後セガ・エンタープライゼスに入社も、酒気帯び運転で逮捕され解雇。ベンチャーを経て2001年に司法試験合格。2004年にアディーレ法律事務所を設立します。2017年には事務所に景品表示法違反で行政処分が下り、東京弁護士化から事務所に業務停止2ヶ月、石丸に業務停止3ヶ月の懲戒処分がなされました。2021年に私立医学部を卒業し、2023年に美容クリニックを開業しました(※1)。  石丸幸人

      • 東京都知事選挙2024 分析⑦ ひまそらあかね

        はじめに 作家のひまそらあかね(暇空茜)のデータを本記事で紹介します。顔を出さない・NHK政見放送をしない・ポスター貼らない・街頭演説しない・選挙カーないという独自の選挙活動で、11万票以上を獲得しました。  データを見るに先立ち、暇空茜について紹介します。顔出しをせず少女アバターを用いています。Twitter投稿やYoutube投稿をしています。東大寺学園中退後、近畿大学を卒業。オンラインゲームFF11で、難関である闇の王を最初に倒した人物Aposと同一人物とされます。フ

        • 東京都知事選挙2024 分析⑥ 内海聡

          はじめに 今回は、内科医の内海聡の紹介をしていきます。内海は筑波大学卒業で、「キチガイ医」を自称しています。昔は漢方を得意とし、総合病院漢方科に勤務し、2006年に牛久東洋医学クリニックを開業。同時に、勤務医として精神科・心療内科から回されてくる患者から精神科に誤診・誤処方・薬漬けといった疑問を持っており、2011年には「この世に精神医学など存在していい代物ではない」と述べ、反精神医学に傾倒しました。精神科不要論を掲げ、2013年に精神薬の断薬を目指すためのクリニックTok

        東京都知事選挙2024 分析⑨ 桜井誠

          東京都知事選挙2024 分析⑤ 安野貴博

          はじめに 東大卒AIエンジニアの安野を今回は紹介します。選挙期間前は知名度0に近かかったかと思われますが街頭演説・ポスター貼り、ひろゆきとのネット対談などにより知名度が上がっていき、15万4638票を集めて5位に食い込みました。どういった層が投票したのか明らかにしていきます。 集計方法 こちらを参考にしてください。 安野貴博データ集 まず得票率のマップを載せ、その後社会的背景との散布図を掲載します。 得票率  各候補の中でもとりわけ得票率の地域差の激しい結果です。千代

          東京都知事選挙2024 分析⑤ 安野貴博

          東京都知事選挙2024 分析④ 田母神俊雄

          はじめに 2014年の都知事選挙で60万票以上を獲得し供託金没収を免れた元航空幕僚長の田母神ですが、今回は27万票程度にとどまり、供託金は没収になりました。では早速、投票の傾向を明らかにしていきます。 集計方法 こちらを参考にしてください。 田母神俊雄データ集 まず得票率のマップを載せ、その後社会的背景との散布図を掲載します。 得票率  前回から得票率を落とした田母神氏。港区・千代田区の辺りで得票率の高いエリアが固まっています。主要4候補の一角としてマスコミに紹介さ

          東京都知事選挙2024 分析④ 田母神俊雄

          東京都知事選挙2024 分析③ 蓮舫

          はじめに 今回は、蓮舫のデータ紹介をしていきます。政党支援のない石丸を下回ったことが痛手となり、13日夜、自身のインスタで国政選挙はもう考えていないという意思を述べました。背景には何があったのか?投票の傾向を明らかにしていきます。 集計方法 こちらを参考にしてください。 蓮舫データ集 まず得票率のマップを載せ、その後社会的背景との散布図を掲載します。 得票率  東京23区と多摩地区の間あたりで高い傾向で、そこから離れるほど下がる傾向です。中央区は特に低く14.26%

          東京都知事選挙2024 分析③ 蓮舫

          東京都知事選挙2024 分析② 石丸伸二

          はじめに 今回は石丸伸二の特集です。選挙期間前は小池と蓮舫の争いと打ち出すメディアが多かったですが、蓮舫の支持が広がらず小池1位は確実視されていきました。国政政党支持のある蓮舫が2位なのか、と考えたくなりますがNHKが7月4日行った票読み会議では小池258万票、石丸158万票、蓮舫114万票との結果が出たとされ(※1)、蓋を開けると、石丸が約166万、蓮舫が約128万で石丸が安定して2位でした。  下の(図1)期日前投票日別グラフを見ると、そもそも初めから小池は1位安泰で石

          東京都知事選挙2024 分析② 石丸伸二

          東京都知事選挙2024 分析① 小池百合子

          はじめに 過去最多56人が出馬した2024年の東京都知事選挙。主要4候補とされた小池百合子、石丸伸二、蓮舫、田母神俊雄の中ですと、石丸伸二が下馬評を覆し2位につけ、選挙後インタビューで報道陣に苦言を呈し波乱を巻き起こしました。またマスコミからの扱いが非常に限られていた、主要4候補を除いた52候補の得票率を合算すると10%以上に上り、多様な選択肢が示され選ばれていたことも特色でした。  さて本選挙結果を分析すると、様々な傾向が浮かび上がってきました。母数の確保や簡潔性の観点か

          東京都知事選挙2024 分析① 小池百合子