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「怪異喰い(イカモノグイ)」あらすじ


「あ゛ー……。胃ィきっつ……」
「……エ゛」

 ぶつっ、という筋の切れる音。
 赤黒く脈打つ肉塊を、男は容赦なく食いちぎった。

 ***

 困っている人を見ると放っておけないタチの就活生、呉羽水月くれはみずき。彼女はひょんなことから、感情の濁りが集約することで生まれる「怪異イカモノ」の討伐を生業とする、八十神天間やそがみてんまと行動を共にすることになる。

「君、結構な頻度で周りに”馬鹿”って言われるでしょ」
「くぅっ……」

 無計画ピュア女と毒舌胡乱男が出逢った時、人、怪異、そして古を生きる妖怪をも巻き込む物語が幕を上げる――!
 


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