世界一周ビールの旅!15日間10都市弾丸ひとり旅 #8ブリスベン
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9日目(9月8日) バンクーバー→オーストラリア・ブリスベン
エアカナダの長距離ビジネスがすごい。
4列でそれぞれが互い違いに斜めを向いており、広い。これまでのビジネスフライトで、一番広い。
2時間ほど熟睡すると、すでにディナーの時間が始まっていた。
前菜はサラダとスモークした魚。うまい。
食べたことある魚だが名前が出てこない。
プチトマトが甘い。いいやつを使ってる。
出遅れてしまい、ビーフがなくなっていたのでメインはパスタかチキン。チキンを選んだ。
バジルソースの胸肉ソテーにひじきご飯みたいなもの。胸肉にしては柔らかいが、胸肉は胸肉、という感じ。
付け合わせのズッキーニのバターソテーがうまい。ニンジンはすごい固さ。ニンジン嫌いの人が嫌いな人参らしさが存分に詰まっていた。
ここまでの長距離路線、メインは3戦3敗(日本-ミュンヘンの肉棒と、アムステルダム-ヒューストンの異国風おじや)
今回は寝坊という大きなミスが響いた形となった。
残りはオークランド−シンガポールとシンガポール−日本の2路線のみ。勝ち越しはなくなったが、最後まで気を抜かずに臨みたい。
デザートのチョコケーキ。土台に薄いサクサクのチョコがついており、ものすごい甘さだったが食べきった。
機内での映画「Demolition」(邦題:雨の日は会えない、晴れた日は君を想う)
揺さぶられた。
とても好きな部類の映画。
随所での音楽と主演の男(Jake Gyllenhaal)、そして子役がとても良い動き。
ものすごく家に帰りたくなってしまった。
旅先で1人で見るのが良い。
少し泣いた。
二つ目「Me before you」(邦題:世界一キライなあなたに)
加藤ローサ似の主人公(Emilia Clarke)がかわいい。
途中からの展開は想像していなかった。
一度しかない人生、自分はDon't settle.できているか。
がっつり恋愛ものでしっかり泣いた。
セカチュー以来か。
3つくらい映画を見ようと思っていたが、2つとも素敵だったので余韻に浸りつつ就寝。
日付変更線を超えるので、朝起きれば一気に2日後の9月10日。9月9日は丸々スキップすることになる。
不思議な気分。
11日目(9月10日) ブリスベン着
ブリスベン空港到着後、すぐに前の席のマダムが救急車で運ばれた。
太平洋上でお医者はいらっしゃいませんかとのアナウンスがあったが、すぐ前の席の方だったとは。
最後は歩いて出て行ったので大事なかとは思うが。何事もなければ良い。
空港で大学時代の友人と合流。シンガポール駐在。
この旅最終国であるシンガポールでは彼の家に泊めてもらおうと思っていたが、タイミング悪く出張が入ってしまったとのことで、わざわざブリスベンまで来てくれた。
セントラルまでは空港から電車で25分。片道17.5ドルと思わず確認してしまうほどの高さだった。
ホテルはセントラル駅の目の前にあり、朝9時前だったが受付で聞くと、チェックインができた。
谷村新司風の受付だった。
さすが、できる。
ありがたい。
二等辺三角形の街・ブリスベン散策
ブリスベンの中心地は細長い二等辺三角形のとんがりが南を向いたような岬になっている。
川を挟んだ向こう岸は、とんがりが北を向いているこれまた同じ大きさの二等辺三角形が左右に並んでいる。
三角の積み木を3つ並べ、隙間に川を流すようなぎざぎざ型。
こんなぎざぎざ入り組んだ街は初めてだ。
散歩しつつ、11時から予約しているXXXX(フォーエックス)ビール工場見学に向かう。
南向き二等辺三角形の突端はボタニカル公園になっている。
川沿いを歩くことができ、マングローブ林やトカゲ、珍し目な鳥を見た。土曜の朝ということもあり、地元民がランニングしたり犬の散歩をしている。
橋がいくつかかかっており、Goodwill bridgeで西側の対岸へ。
川岸を北上していくと、サウスバンクパークランドという人工ビーチ。ネットで見て想像しいたものと違い、結構小さめ。
プールの水は綺麗だが、時間帯もあるのか誰1人として泳いでいなかった。
それでもライフガードは高いところからプールをガードしていた。
Kurilpa bridgeを通り過ぎ、Go Between bridgeを渡って中心地のあった側へ戻る。
なんだか魅力的な名前の橋が多く、素敵。
XXXX(フォーエックス)ビール工場ツアー
渡って10分ほど歩くと、目的地のXXXXビール工場があった。
大きな通りに面してあるが、入り口は小さい角を曲がった少し先にあり、迷った。
11時見学開始の10分前集合とメールが来ていたが、すでに10時55分。
焦り気味で中に入ると、受付で「11時からの初回がいっぱいだったので、元から11:30の回に移動してましたよ」とのこと。
連絡は特に来てなかったが・・・オーストラリアンの穏やかさを感じた。
工場は外観によらず、中はとても綺麗。
工場見学の待合場所がそのまま最後の試飲会場兼レストランになっており、ソファ席なんかもある。すでに地元の中年3人組が飲みに来ていた。
工場見学は20人一組くらいで、ガイドがつく。安全ベストと安全メガネが配られた。
はじめは大きな丸いビールグラスの天面を覗く形で、足元のグラスの中に映る映像で古代エジプトからオーストラリアにビールが来るまでの歴史を学び、そのあともシアター形式で座ってXXXXの歴史を映像で学ぶ。
これが長い。
15分くらいはじーっと映像を見たと思う。
見学は1人32ドルと、ハイネケン・エクスペリエンスやギネス・ストアハウスよりも高いだけあり、ここら辺にお金をかけている印象。
続いては醸造工程について麦芽、ホップを実際に触り、味見しながら説明。
ここまで、ビール造りの流れをかなり事細かに伝えている。日本のビール工場見学を少し長くしたような、真面目で丁寧なプログラム。
そのあとは濾過工程、パッケージング工程、アーカイブス室のようなところをそれぞれ時間をかけて回り、試飲へ。
全プログラムでしっかり90分はあった。ちょいと冗長。
最後の試飲は100mlほどのショットグラスで4種類。XXXXサマー、ゴールド、エール、ビターとさっぱりしたものから順に味わう。
ここまで長い時間をかけて見学してきた空きっ腹に、がつんと飲んだので酔う。
昼飯はそのままブルワリーのレストランでステーキサンドを1つ頼み、友人とシェア。フレンチフライがぎっしり敷かれており、量は十分すぎた。
寝落ち→ディナー→寝落ち
帰りは歩いてラグビー場横を通り、スーパーに寄りつつ一度ホテルへ。
そこで二人とも寝落ちしてしまった。
30分ほど寝て16時くらいからボートでEat Street Marketというナイトマーケットへと思っていたが、起きると既に18時30分。
外は真っ暗で雨の音も心地よくなっており、夕食は近場のクイーンズストリートモールへ行くことに。
土曜の夜だが、雨もあって人通りは多くない。歩行者天国の道の真ん中にいくつか店があり、オーストラリアということでステーキを食べられる店に入った。
ステーキとナチョスを。ビールは1人2杯ずつ。
James Squire 150:かなりあっさりでドライ。後味が残らない。クラフトでここまでさっぱりしているものは珍しい。
Hahn Super Dry:スーパードライと言いつつも、鼻から抜ける香りは少しフルーティ。飲みやすいし意外性があり、飲んでいて楽しいビール。
Tooheys New:あっさりしてはいるが、最後の苦味が舌に残る。
Stone&Wood Pacific Ale:色は蛍光黄色。かなりホップが強く、ごくごくというよりはゆっくり飲むビール。
ステーキには重厚なマッシュルームソースがどっぷりとかかっており、その重さを倍増させている。
ナチョスも、「ドリトス3袋分を皿にドバーッとあけて、クリームチーズ、トマト、アボガド、長ネギをドカーンとトッピングし、皿ごとオーブンに入れましたー!」という見た目の豪快なもの。
もしも1人だったら涙していた。
量は3分の1でいいから、もっと価格を下げてほしい。トータル2人で95ドルほどだった。
ウェイトレスは2人とも森三中の村上さん似の出で立ち。どっちが自分たちのテーブルについてくれていた子か、最後までわからなかった。
ホテルに戻り、少し休んでスーパーで買ったカップラーメンでもと思っていたが、再びそのまま寝落ち。
目がさめると夜中の3時だった。
友人もしっかり寝ていた。
これが時差ぼけというやつか。南半球おそるべし。
12日目(9月11日) ブリスベンの朝
7時起床。
シャワーを浴び、昨夜食べられなかったカップラーメンを食べる。
名前はSuimin(意味は不明)
できるだけサッパリしたものが食べたいと思い、塩ラーメン風の色をしていたチキン味を選んだが、後味がやはりオーストラリア。
なかなかに大味で、スープは残した。
チェックアウト時も受付は昨日と同じ谷村新司さんだったが、昨日は見間違えていた。
実際はつのだ☆ひろだった。
全然違うじゃないか。
自分の目を相当疑った。
おそらく自分の中では谷村新司とつのだ☆ひろが同じカテゴリーだったのだろう。それでチョイスを少しだけ間違えたのだ。
おそらく。
こういうこと、よくある。
今日は昨日と違って快晴。オーストラリアの気候か、からっと乾いていてとても心地よい。
空港まで電車、今日も異様に高い17.5ドルでいく。これはスイカのようなカードがあると30%オフになるらしい。
そういうことか。
開放感あふれるブリスベン空港
空港では30分ほど友人と別れて空港ラウンジのチェックに。
開放的な大きな窓があり、オーストラリアの天気の良さも相まってナチュラルな綺麗さ。
オーストラリアのシードル小瓶と、小さめのサンドイッチを頂いた。
ラウンジを出て友人と合流。
空港では朝食と一緒にドラフトビールを一杯ずつ飲み、それぞれの便へ別れた。
Windmill&Co:ピルスナータイプだが香りが華やかで少しスモーキー。店のオリジナルビールらしい。
Great Northern:さっぱりのラガー。日本だと第三のビールくらいにさっぱりしている。
ブリスベンに住みたい度:7.5
(最低1、最高10)
街は日本とそっくり。車も左側走行、清潔さもある。
シドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第三の都市というだけあり、日本の地方都市、名古屋や仙台あたりに似た雰囲気を感じる。(福岡まではいかない。全然いかない)
物価が高く食事は選ばなければいけなそう
晴れた時の空の高さや湿度のなさ、電車で1時間ほどするとゴールドコーストという世界的なビーチリゾートもある。
ブリスベン自体の観光はそうでもないかもしれないが、住むにはコペンハーゲンよりも良さそう。
『世界一周ビールの旅!15日間10都市弾丸ひとり旅 #9オークランド』に続きます
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