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世界一周ビールの旅!15日間10都市弾丸ひとり旅 #9オークランド


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12日目(9月11日) ブリスベン→オークランド

ニュージーランド航空のビジネス

ブリスベンからオークランドのビジネスフライト。

ニュージーランド航空、初めて乗ったがなんやらすごい。

4列でそれぞれ斜めを向いている。足置きがデフォルトで設置されており、十分広い。

たった3時間のフライトにしては素敵すぎる。


機内で映画、Man of steel(邦題:マン・オブ・スティール)

スーパーマンが宇宙人だったことが判明。

この旅最初の日本からミュンヘンへの機内で見たスーパーマン対バッドマンの中で感じた、スーパーマンて一体何者?という問題が解決。

内容はよくある宇宙の悪者VSアメリカという感じ。


オークランド空港着。

市内へはSky Busというバスを使用。片道45分くらいで、往復32ドル。

空港から市内へ向かうSky Bus

バス停でなくても、運転手さんに言えば降ろしてくれるようだ。

車内からはとても綺麗な夕日が見えた。街灯の木が逆光になりサバンナにいるみたいな景色。

星空が期待できそうだ。


ムール貝と、クラフトビール

The Occidental Belgian Cafe Bar

ホテルに荷物を下ろし、夕食は中央駅近くの「The Occidental Belgian Cafe Bar」へ。

混んでおりギリギリでカウンターに入れた。とても賑わっている。

天井高く、レトロな内装が良い雰囲気。

BGMは最近の音楽。ブルーノマーズがちらほら入ってくる。

おすすめのムール貝は、スモールで注文しても17枚も並んでいた。

ムール貝、それぞれ違っておいしい

香草焼きやチーズなど、様々な味付けで全く飽きさせない。

とてつもなくおいしい。

ムール貝に合わせてクラフトビールを2種類。

Little Creature IPAとPale Ale

Little Creature IPA:度数6.4%、IPA独特の香りがあるが、舌に嫌な感じは残らない。ムール貝の香草焼きも引き立たせるほど良い香り。

Little Creature Pale Ale:度数5.2%、香りが抑えられ、ほろ苦さと爽快感が残るエール。あとから追ってスモーキーな香りが鼻を抜ける。

ムール貝のおかげで、とても満腹だ。

帰りに空港でもらった日本語マップに載っていたラーメンを食べて帰ろうと思っていたが、とても無理だ。

ラーメン店の前を通ったが、6席くらいのカウンターは全て埋まっていた。明日の朝か昼に行こう。

ニュージーランドの星空は、街の灯に消されているのかまったく見えず。
少し残念。

21時を過ぎるとやはり街中の人がガクンと減る。海外の夜の雰囲気。

ホテルに帰ると、今日のフロントはケンドーコバヤシさん。

ニュージーランドなまりなのか、聞き取りづらい英語をはにかみながら話すあたりも本物に近い。

22時くらいには就寝。

せっかくなので、早寝遅起きで体を休ませ、最後の3日間に備えたい。


13日目(9月12日) 絶品ベーグルとカフェラテ

カフェMELBAのベーグル

朝9時起床。ベッドがふわふわもふもふで2回ほど目が覚めた。10時にチェックアウト。

気温は10度ほどと、しっかりと肌寒い。

朝食は港の方面にあるカフェ「MELBA」へ。

おしゃれな雰囲気、10時過ぎなので客は外席に2人のみ。

カフェラテと朝食をいただく。

カフェラテはおしゃれなラテアートでは出てきた。酸味が少なく飲みやすい。

カフェMELBAのカフェラテ

朝食はスクランブルエッグとサーモンのベーグル。

メニューではベーコンだったが、せっかく港町なのでベーコンをスモークサーモンに変えてもらえるか聞いてみたところ、とても素敵な笑顔で「もちろん変えられます」とのこと。

このベーグルがここまでの旅行で食べたどのご飯よりもおいしかったかもしれない。

ここまでのベストをさかのぼって考えると、羽田ーミュンヘンのANAの豚しゃぶ丼よりも少し上だ。そんなに前だったか。

サーモンにうっすらバルサミコがかかっており、ベーグルの上に乗ったスクランブルエッグもふわふわ。

こんなベーグル、日本にあればすぐ流行りそう。

調べるとニュージーランドに6軒ほどあるらしい。

ここは自信を持っておすすめ。


LIONブルワリー工場へ

中心部のBritomart駅から電車でNewmarket駅へ。一駅の距離だが、3ドル。そこそこする。

4路線あるうちの3路線がニューマーケット駅を経由する。

ニューマーケット駅に住むと便利がよさそうだ。

駅のホームに着くと、これでもかと「Newmarket」と書かれた看板がある。

Newmarket駅

わかったから、と言いたくなるくらいに多い。

わかりやすくて良い。

駅を降りてしばし散歩する。

昼間の太陽が北側にあることに気づく。南半球にいる

少し歩き、オークランド戦争記念館博物館へ。

オークランド戦争記念館博物館

入場料は25ドル、地元民はフリー。

なかなかなお値段だったので、入場はやめておいた。

受付の素敵なおじいさんおばあさんに今回オークランドへ来た目的でもあるLIONブルワリーの場所を聞くと、
すでに遠くの工業地帯に移転し、その建物は今は大学になってしまっているそうだ。

なんと。

事前に調べきれていなかったのが悔やまれる。

やむないのでその大学だけでも見に行こう。

博物館の前の芝生では、地元の家族がピクニックでお昼を食べていた。

お弁当をちらっと覗き見ると、がっつりステーキ肉が2枚乗ったステーキ丼弁当だった。

しかもその牛肉をハイハイしている赤ちゃんに食べさせている。

こうやってニュージーの人々はでかくなるのか。


LIONブルワリー跡地の大学へ。

LIONブルワリー跡地の大学

潜入して何かしら残っているものはないか探すと、昔のReceptionぽい建物と、ジム、健康管理棟みたいなところがボロボロで残っていた。

移転してしまっているのは残念だったが、バシャバシャ写真を撮って満足した。

ニューマーケット地区は路面にブランド店がずらっと並んでおり、日本でいうと表参道のような感じか。

カトマンズというニュージーランド発祥の登山ブランド店が気になって入った。

ノースフェイスなんかと似ている。

容量1Lのシリコン折りたたみ弁当箱が気になったが、欲しかったが29ドルもするのでやめた。

物価は安くない。


この旅一番の贅沢ランチ

Ocean Bar Grill Harbourside

中央駅のBritomartに戻り、フェリー乗り場のある少し高級な「Ocean Bar Grill Harbourside」へ。

ここにもLIONのビールがない。

ニュージーランドのビールだというMonteiths Golden Lager 9ドルと、高いが生牡蠣6個30ドルと海老ロール寿司15ドルを。

この旅一番の贅沢

昼から贅沢をする。夜はラーメンだけにしよう。

Monteiths Golden Lagerはバナナのようなうっすらフルーティな華やかな香り、うまい。注ぎ方も上手で、昼からいい気分になる。

生牡蠣はレモンと玉ねぎが刻まれた甘酢のようなタレで、もちろんおいしい。とてもおいしい。1つ5ドルするだけある。

寿司も普通の海老が載っていてきゅうりとアボカドを巻いただけのものだが、とてもうまく感じる。

いい気になって2杯目、Monteiths Pilsnerを。これは微かにエステル香がするが、後味すっきりで何も残らない。日本のビールに似ている。飯に合う。

港からフェリーが出て行くのを眺めながら飲み食いしていると、今更ながら旅行しているんだなと実感した。

ハーバービュー

若いバーテンダーさんと話していると、LIONのビール(LION Red)はバーでというよりも家で飲まれるビールだそうだ。

買ってどこか海辺ででも飲もうか。

バーテンダーさんは日本のキリンビールがLIONを買収したことは知っていた。そして日本のビールだとサッポロが好きだそうだ。

話しながらカキをすすると、喉の奥で刻み玉ねぎが鼻へ登ってきて吹いた。

手持ちのスーパーのおまけでもらったバドワイザーの濡れティッシュで鼻をかんだ。

よくわからなくなってきた。

私は今オークランドのとても見晴らしの良い海辺のレストランでガリを食べています。

辛い。


食後は嘘かほんとかわからないが、大橋巨泉のお店というOK Gift Shopへ。

フェリー乗り場すぐ近くのすごい良い立地。

店員はみな日本語での接客、客もほぼ日本人だったが、意地でも無言で通した。

なんとなく。


中心街にあるスカイタワーへ登る。

スカイツリー

186メートルの展望台へ、24ドル。高い怖い。

足元がガラス張りのところがあり、腰が砕けそう。心底怖かった。

ただ景色は抜群にいい。

あまり窓近くに行かないように、なるべくクールめに遠くの景色を眺めていた。

月曜ということで空いていたが、日本人、韓国人、中国人の観光客グループがたくさんいた。

Sky Jumpという、バンジーのワイヤーようなものが窓からすぐ見える。合計6人がワイヤー沿いに急降下していくのを見た。あれは絶対できない。


夕食ラーメン

大黒ラーメン

17時を過ぎたので、タワーを降りて駅すぐ近くの大黒ラーメンへ。アジア系や地元民でとても混んでいる。

とんこつ味噌辛口ラーメン14ドル。

とんこつ味噌辛口ラーメン

具はチャーシューとモヤシ、スープも普通。

しかし麺のコシはやや弱く、少し硬めのこんにゃく麺といった感じ。ニュージーランドではこれが良いのかもしれない。

それにしても中央駅であるBritomart駅の出入口から見えるくらいの好立地。

高かったがラーメンが食えて満足した。店員は全て日本語だったが、ここでも日本語は使わなかった。なんとなく韓国人のふりをして唐辛子ですごく辛くして食べ終えた。


LION Redを購入するため、酒屋を探す。

ニュージーランドでは酒屋でないとお酒を売れないらしい。

そしてどこも6缶パックばかりでバラで売ってくれなかったが、三軒目の酒屋でやっとバラ売りの440ml缶を購入。

なんとなく屋外で飲むのが違法だったかどうか心配になったので、公園でこっそりビニール袋で隠しつつ飲む。

やっと見つけたLION Red

アルコール4.0%の通り、かなりすっきりしている。ホップの香りもほぼ感じず、日本の麒麟淡麗に似ている飲み口。

これは確かに若者向け。

やっとこさお目当てのビールを見つけることができてホッとした。


Sky Busと風船ガム

Sky Busの車内

帰りもSky Busで空港へ。

貸切状態だったが、途中で荷物をたくさん持った日本人風の中年男性が乗ってきた。

真後ろの席に。

こんなに空いてるのに、なぜ。

少し気味が悪く、バックパックを荷物棚に移動させつつ席も移動した。

すると後ろの方からプスー、プスーと定期的に妙な音が聞こえる。

窓の反射でこっそり確認してみると、風船ガムを膨らましている。そしてプスーとしている。

怖い。

さては自分の後ろ髪につくかつかないかのギリギリのところまでガムを膨らまして、スリルを楽しむつもりだったのではあるまいか。

怖い怖い。

とりあえず席を移動しておいて良かった。


広々ラウンジ

エアニュージーランドのラウンジ

チェックインし、エアニュージーランドのラウンジへ。

これまでのラウンジと規模が違う。めちゃくちゃ広い。

近未来的な黒と白と赤紫の内装。シャワー室も広く、ホテルのよう。

ホテルライクなシャワー室

ビールはキリンのオセアニア限定「恵み」の瓶が置いてあった。ステラアルトワと並んでおり、インポートものといった扱いか。嬉しい。

フードは羊カレー、野菜のグリーンカレー、トマトスープ、サンドイッチなどなど。

奥の長いソファでうとうとしていたらボーディングタイムのアナウンス。

焦ったが、オンタイムで搭乗できた。


オークランドに住みたい度:6

(最低1、最高10)

  • ブリスベンと同様、日本の地方都市そっくり。

  • 街は清潔で整備されているが、アトラクティブなものが多くない。と言うよりあまりなかった。魚介くらいか。

  • フェリーで少し行くと自然あふれる環境。

  • 肌寒い季節が長めに続く。

  • ダブリンよりは少し穏やかに過ごせそう。でもコペンハーゲンほどは楽しさはなさそう。ということで6でした。


『世界一周ビールの旅!15日間10都市弾丸ひとり旅 #10シンガポール(最終回)』 (近日公開)に続きます

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