世界一周ビールの旅!15日間10都市弾丸ひとり旅 #6ポートランド
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7日目(9月6日) ヒューストン→ポートランド
機内に乗り込み、ダブリンで購入した「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を読んでいると、後から搭乗してきた25歳くらいのヤング兄さんに「それいい本だよね」と声をかけられた。日本語でも読んだから二回目だよ、と伝えると「1Q84も読んだ?」ときた。すごく嬉しそうだった。
アメリカの若い男性も村上春樹を読み、そして結構なファンになっているんだなと実感した。Haruki Murakamiはすごい。
ヒューストンからポートランドへのビジネスは2席ずつで横に4列だった。4時間ちょっとなのでこのくらいでちょうどいい。隣のアラブか中東系かのおじさまは離陸前からずーっとスコッチを飲んでいる。
ディナーはラビオリか、うまく聞き取れなかったものwithライス、の2択。ラビオリは特に食べたくないので何かわからないが適当な英語でwithライスの方を頼んだ。
すると自分のディナーだけ来ない。
他の乗客には来ている。自分の適当な英語のせいで、いらないか、もしくは後で、と伝わってしまったか。
いよいよCAさんも自分の飯を食いだした。おかしい。
食後のアイスをヒアリングに回ってきたタイミングで、「今からでもディナー頼める?」と聞くと「え、私あなたスキップしてた?」と。
ただ忘れられていただけだった。自分の英語力を反省していたのに・・・。
出てきた物はビーフシチューwithライスだった。シチューが聞き取れなかったのだ。スュテゥが。反省した。
その後、遅くなって出てきたアイスクリームは飲むヨーグルトレベルにデロデロに溶けていた。
なんかやっぱ・・・CAさんが悪い。
ポートランド空港・Laurelwood Brewery
ポートランド空港到着。早速空港内のクラフトブルワリー、Laurelwood Breweryへ。2001年創業。
10ほど種類があり、一つ一つのラベルがかわいい。シーズナルとして他社のドラフトも扱っている。
8種類を100ml位ずつ試せて10ドルのサンプラートレイを注文。スタウトとポーターが切れており、代わりにセゾンとジャーマンラガーが入っていた。
セゾン:軽いホップの風味が良く、後味でさらっとした麦感がくる。
ジャーマンラガー:土の香りのような、すこし癖のある香り。
マザーローグゴールデン:ホップよりも麦。ビール工場見学で食べれるような、麦芽の香りがストレートにたっている。
ポートランドペールプロジェクト:しっかりした苦み。ラベルが3つのグラスを掲げているイラストなので、ポートランドの三社が一緒に開発したのかと想像する。後で調べたがよくわからなかった。
フリーレンジレッド:色味がキルケニーよりもすこし薄い赤、香りはホップと麦が1:1くらいのバランス。
ワークハウスIPA:しっかりした苦味、香りでアルコール度数7.5%。ガツンとくる。
シーズナルはGoseのジャーマンサワーというレモン風味の酸味が強いシードルと、麦感の強いピルスナー。
全体的に舌に残るしっかりとした苦味が感じられる。そして度数も高い。6%前後が主だった。
おすすめを一つ挙げるとすると、バランスの良いフリーレンジレッドが好みだった。
空港からホテルまではシャトルバスが30分ほどで14ドル、電車が1時間20分で約3ドル、ということで本日3度目のUberを利用する。
5分で迎えに来てくれ、20分ほどで到着。代金は24ドルだった。
Uber、やはり早さと安さが素敵だ。使い勝手がよい。
ホテルは二階建て、駐車場を囲うようにコの字型になっており、いわゆるモーテル型。
駐車場には何台か古めの車が停まっており、アメリカ!という感じがする。
オーナーはインド系のご家族だった。奥さんとお子さんと住みこみで営んでいるようだ。部屋は一階、オーナー家族の横の部屋。
さっそく、Tシャツと下着類とチノパンを手洗いした。ズボンはすすぎが難しい。
洗濯機はやはりすごいなあと思いながら、なんとか終えて、12時過ぎに眠る。
明日は朝起きたら近くのポートランド州立大学を散歩した後、斜め向かいのレンタルサイクルで自転車を借りてブリュワリー回りに出たいと思う。
8日目(9月7日) ポートランドのアメリカ朝食
朝7時に起床、洗濯物はもちろん乾いていないが、明日の朝にはなんとかなりそう。8時から散歩を開始。
小雨が降る肌寒い中、ポートランド州立大学方面へ。
お目当てにしていたファーマーズマーケットは10時からだった。朝一なイメージがあったが、そうでもない。
雨の中を小一時間ほど歩いた。こんなときノースフェイスのしゃかしゃかした上着はとても便利。
市内の中心を南北に流れるウィラメット川の北西に位置する、朝食で有名なMother's Velvet Lounge&Cafeへ。
天井が高く、淡いシャンデリア。壁際はハーフサークルのソファと優雅な雰囲気。カウンター、テーブル席もあるので何人でも対応できるつくり。
マッシュルームのスクランブルエッグ、ガーリックポテトとトーストの朝食をオーダー。11.5ドル。
3分ほどで提供。
でかい。
朝から食べるボリュームではない。
ポートランドがオシャレタウンだからと見くびっていた。ここはアメリカだ。
マッシュルームは日本のような形のそろった小ぶりのものではなく、椎茸のような形で味も濃厚。スクランブルエッグにはほうれん草も入っており、控えめな味付けが良い。ガーリックポテトは素揚げした皮付きジャガイモに軽いガーリック風味、ビールが飲めそう。トーストも薄めで程よく焼かれ、カシスジャムとよく合う。
よく見ると隣の席のアメリカ人2人は皿にこんもりと盛られたドロドロの何かを食べていた。エッグベネディクトかも。
優雅なふりをして時間をかけて、やっとのこと食べ終えると雨は止んでいた。
レンタルサイクル、BIKETOWN
ウィラメット川に沿って歩き、一度ホテルへ戻る。
ナイキがポートランド市と今年から始めた自転車シェアリング「BIKETOWN」のオレンジバイクの登録をipadでする。
市内のスタンドならどこからでも借り、どこへでも返すことができる。
1日12ドルで登録。スタンドはホテルのすぐ向かいにあった。
後輪の上についているディスプレイに、登録した番号とPINコードを入力すると、鍵が外れて使用できるようになる。思いのほか簡単だ。
乗ってみると、車輪が小さいのと後ろに付いているディスプレイ、U時型の鉄でできた鍵でかなり重い。
本気の硬いガチガチの鉄棒。重い。
一応の8段階のギアチェンジが付いているが、全然重い。
最初の目的地はウィラメット川の反対側、橋の方向へ向かう。狙っていた橋はまさかの自動車専用だったため、少し遠回りをして自転車と電車専用の橋へ。
歩きでは使わない筋肉がすでにしくしく泣き出しているのを感じる。予想していた30分よりも倍近くかかり、目的地へ到着。
クラフトビール巡り/1〜3軒目(最高のIPA・グルテンフリービール・樽熟成のサワービール)
1軒目、Hopworks Urban Brewery。
店内はビール工場の麦と醸造器具を洗浄するアルカリ液が混じった香りがほのかにする。嫌いではない。
カウンター、テーブル席、さらにはブロックを積み上げて作った4名ほどが入れる特別個室まであり、店内はかなり広い。
タップの数は18、見ていると注ぎ方も初めの泡をしっかりと落とし、クリーミーな泡を付けている。
お昼時で子連れの家族が多いのが印象的であった。
おすすめのOrganic Hopworks IPAを注文。
地元のホップと、カラメル麦芽、ミュンヘンの麦芽を使用。シトラスとパインの香りがうっすらとあり、苦さがほどほどで、アルコール度数6.6%ではあるがごくごく飲める。
これはうまい。
これまで飲んだ事のあるIPAはホップの苦味が際立ちすぎていてあまり好みではなかったが、これはすごくバランスが良い。
一見目にして、今まで飲んだIPAで一番うまいと思ってしまった。
先が長いので酔ってしまわないよう、一応食べ物も注文。朝飯でまだ腹いっぱいなのでフライ系は避け、一番安いイタリアンミネストローネをカップで。
バジルとチーズが振りかけられており、具沢山。ズッキーニ、人参、豆もおいしく煮込まれている。
昼時に家族でランチに来ている客も多く、フードにもこだわっていると感じる。
会計時に「日本から来ました、すごく美味しかった。これからポートランドのクラフトブルワリーを回れるだけ回るつもり」と伝えると、レジの方は日本に住んだことがあるチャールズさん。
「初めの1軒目に選んでくれてありがとう」と、お土産に瓶ビール(IPA)を1本頂いてしまった。ものすごく嬉しい。
2軒目はHopworksから自転車で5分の、Ground Breaker。
全てのビールが麦芽を使用していないグルテンフリーという、健康志向のブルワリー。タップ数は9つ。
店内は40席弱と小ぶりだが、大きな窓で開放的、薄い黄色の壁で暖かい空気感。
ちょうど日が出てきたタイミングで、窓際の席は外のカエデの木陰になった。とても心地よかった。
おすすめのIPA No.5を注文。
グルテンフリー、どんなもんかと思ったがしっかりビールだ。
ボディ感が少し弱いが、香りや喉越しは言われなければ麦芽を使用してないとはわからない。グルテンを気にする方ならこれはとても良いはず。
アルコール度数は6.0%。いい気持ちになってきた。
トイレが壊れているそうで、併設している醸造施設のトイレを使わせてもらった。こじんまりとしたいかにもクラフトブルワリーだった。
これをいいことに、醸造施設にいた男性にどうやってグルテンフリーでつくっているのか伺った。メインでナッツを使うらしい。見せてもらったが、見た目はおつまみのナッツを砕いたものだった。
あとはとても甘い匂いがした。麦汁の代わりに何か糖を入れているみたいだ。
嬉しそうに説明してくれる。店員はみんなグルテンフリーのビールを作れてハッピーなようだ。
ここに来るまでで、先程の店でお土産にいただいた瓶ビールの蓋が微妙に開き、泡が吹いてきてしまった。自転車の振動に耐えられなかったみたいだ。
店員さんに「持って帰れないからいらない?」と聞いたがNoだった。みんなグルテンフリーだもんね。大変申し訳ないが、捨てさせてもらう。心底申し訳ない。
また5分ほど走り、サワービールで有名な3軒目Cascade Brewing Barrel Houseに到着。
名前の通り、テーブルの脚は樽になっており、ドラフトタップも樽から出ている。タップ数は27。
注ぐ前に、受け皿に付いている押し付けると水が噴き出しグラス内を洗浄できる設備でさらっとグラス内に水を通している。仕草がかっこいい。
おすすめのKriekをテスターで。度数は7.1%。
レッドエールを赤ワインのオークバレルで寝かせたものらしい。チェリーのような香りと、ものすごい酸味。舌がひりひりするパイナップルを食べたような味がする。
好きかどうかは置いておいて、とても面白い。
2杯目もテスターでVineという、ウィートとブロンドエールを白ワインバレルで寝かせたものを。
見た目は完全にピルスナー系のビールだが、度数はなんと10.1%。香りも白ワインそのもの。
喉越しはビールだが、味はさっぱりした酸味があり、スパークリングワインに近い。すごい。面白い面白い。
テスターは一つ2ドルで、ほんの60mlほど。度数も高いのでそのくらいで十分楽しめる。
カウンターの隣では70はゆうに超えていると思われるご婦人2人組があれやこれや質問しながらテスターを3種ほど頼んでいた。友達同士なのだろう。素敵な光景。
クラフトビール巡り/4〜6軒目(超絶ビター迎い酒・生ホップなビール・ギザギザナイフ突き刺しチキン)
4軒目は、自転車ですぐ近く、50秒ほどのHair of The Dog Breweryへ。
橋の近く、倉庫を改築したと思われる開放感のある店内。
Hair of the dogは訳すと「迎い酒」。その名の通り、迎い酒に使えるような度数の強い重めのビールがメイン。
15:30だが、コの字型カウンターに8人ほど先客がいた。タップ数は11。ここも先程のCascadeと同じく、グラスに水を通す設備があった。
店自体マッチョな雰囲気だが、カントリーミュージックの流れる中でアメリカの古き良きお父さんのような、ヒゲメガネの店員さんがサーブしてくれる。
古き良きダディーおすすめのBlue dotを注文。
ダブルインペリアルペールエール。ホップが強く、苦い。ものすごくビター。
いや、ビターどころか、今まで飲んだビールで一番苦い。
度数は7.0%、さらっと飲めるビールではない。なにか辛いことがあった時にグッと飲みたい。
今はとても穏やかな気持ちなのでテスターの量で充分だった。
犬の散歩途中の若いセレブ風のマダム2人組が途中で来店。外の席に陣取る。
提供しているビールは重いが、開放的でさらっと立ち寄れる店の雰囲気がビールの重さを嫌な感じにさせない。
胃にビール以外のものをと思い、アペタイザーのポークトースト5.75ドル。
でかい。
全然アペタイザー(前菜)ではない。主食。夕食でいける。
思わずにやにやしてしまう。ここはアメリカだった。
トーストの上に薄く切った(らしいけど充分厚い)豚の塩角煮、パプリカなどカラフルな野菜の細切れも載っている。
これが驚くほどにうまかった。
カリカリのトーストとほろほろにとろける豚肉、付け合せのオリーブも食べ合わせよく、驚いた。味付けもマスタードがよく合う塩コショウとシンプル。
これは日本にもあればたまに食べに行きたくなる。
ここまで全てのブルワリーが、ビールと一緒にタンブラーで水を出してくれる。ありがたい。その方がビールの味もよくわかるし、たくさん飲めると知っているんだろう。
また、Tシャツなどオリジナルグッズもみな作っている。規模は小さいながら、どのブルワリーも特徴が際立っているし、ブランディングのために色々と頑張っている。
5軒目へ移動する途中、街ゆく人に何度か「その自転車電動?」「どんな感じ?」と聞かれたりした。最近できたシステムなのか、ちらちら視線を感じる。
見た目は蛍光オレンジの子供用自転車。はっきり言ってちょっとダサい。どうしたポートランド。
5軒目はEx Novo Brewing。
緩やかな上り坂を30分ほど北にこいだ。足が辛い。
17時を過ぎ、店外も店内もテーブルは満席、カウンターと相席の長テーブルはまだ空いていた。タップ数は12。
トイレには赤ちゃん用のベットとおしめが常備されている。乳児も連れて来てね、ということか。日本の居酒屋ではありえない。ターゲット層が広い。
店内に入ると奥にのほうに醸造設備があり、飲食スペースとの境目がない。まさに今作ったもの出してます、という臨場感。
天井が高く、客同士のがやがやがくぐもって暖かい雰囲気を感じる。店の作りはこれまでの中でも抜群。
ここもオススメでジャーマンラガー、I'm Having a Keller Summerを。
ホップの香り、それも生のホップの香りがものすごい。メニューにFresh Hopと記載されているが、ここまで生のホップの香りがするビールは初めて。
工場見学で麦芽と一緒にふざけてホップまで食べてしまったような苦味。アルコール度数は5.8%。
味はやはりホップが強く、あとからうっすらと麦を感じるくらい。面白いが、何倍も飲めるビールではない。腹も一杯になってきた。明るいうちにダウンタウンへ戻ろう。
帰りは下り坂だったため至極簡単に戻れた。
ただ、ダウンタウンはゆるいすり鉢型になっており、街の北側から南側にあるホテルまでは途中から登りとなった。
ホテルにて荷物を軽くし、夕食(6軒目のクラフトブルワリー)に向かう。帰りは登りとなってしまうため、自転車はすり鉢の最も低い街の中心部のスタンドで乗り捨てた。
6軒目、Deschutes Brewery。
広い。2〜3百人は入る。これまでのブリュワリーと違い、クラフトを押し出しているというよりはメジャーなビアホールを運営しているといったイメージ。
店内にはロックが流れ、テレビではメジャーリーグの中継をしている。ポートランドから近いからなのか、シアトルマリナーズだ。
混んでいたため、少し待つことになり番号付きのデジタルな器具を渡された。平日の夜8時前、とても賑わっている。10分ほど待ち、器具がブルブルなって案内された。
6種類からなるサンプルトレイはClassic、Brewer's Choice、自分で選ぶ、の3つあり、ドラフトは全てで12種類。Classicを選んだ。
リバーエール:少し赤みがかっているが、アルコール度数4.0%とスッキリしている。
ミラーポンド:これも生ホップの匂い。やはりFresh Hopとメニューに記述がある。アルコール度数5.0%。やや飲みにくい。
ホワイトIPA:一口目は小麦の甘み、酸味が強く癖が強いが、後味はスッキリ。小麦でのIPAは初めて飲んだが、思っていたよりは悪くない。アルコール度数5.5%。
Inversion IPA:一口目からうまい。色は褐色で、あとからローストした風味がする。麦芽は1軒目のHopworksと同様、ミュンヘンのものとカラメル麦芽だった。度数は意外と6.8%もあった。
ポーター:コーヒーに似た軽いローストで、甘さはなくスッキリしている。酸味もないので飲みやすい。度数は5.2%。
Hopzeit:ここのオリジナルなビール品種らしい。褐色だがスッキリしており、麦芽感もそこまでない。最後にリキュール風のアルコール感が残り、あまり好みでない。度数は7.0%とやはり高い。
フードは以前から気になっていたアメリカ料理、フライドチキンwithワッフル。
平たいワッフルの上に、チーズ、ケールサラダ、フライドチキン×2。
そしてギザギザの歯のナイフが垂直に突き刺さっている・・・食用そそるぜ。
香りの強い甘いハチミツのソースがすぐに現実に引き戻す。
見た目通りの味。
食べ合わせが良いかというと、なんとも言えない。
フライドチキンはスパイシーなので、ビールとは合う。ケールも歯ごたえが良いアクセントになっている。ワッフルなくても良いかも。
帰りは本屋で恒例のお土産シールと磁石を購入。
ダウンタウンの人通りの多そうなブロードウェイ通りを帰った。メインのブロードウェイを過ぎて2ブロックもすると、街灯も暗く人通りもほぼない。21時過ぎでこの雰囲気は、やはり海外だなと感じる。
21:30くらいにホテル着、受付で水を買って酔い覚ましにしっかりと飲んだ。そのまま就寝。あしたの朝に荷造りしよう。
今日はポートランドの中心地であるSW(South West)地区から始まり、SE、NE、NWと川を挟んだエリアをぐるっと自転車で回ることができ、ほぼ行きたいブルワリーに行くことができた。
結構なアップダウンがあったので、心地よい疲労感がある。
もしも次回自転車を借りるなら、重いオレンジバイクは止めてお店で軽いマウンテンバイクを借りたい。
もっと心地よい疲労感で済むはず。
9日目(9月8日) ポートランド→バンクーバー
6時起床。Uberで空港へ向かう。
ドライバーのAmandraさんはポートランド生まれの31歳。趣味はダイビング。ニュージーランドで潜るのが夢。
世界一周にとても興味を持ってくれ、世界一周航空券について詳しく聞いてきたので、値段からなにからできる限りのことを伝えた。興味を持ってもらえ、人に何か影響を与えられることはとても嬉しい。
ポートランドという町がここまで有名になったのは、TV Showでよく取り上げられたからだ、と教わった。昔はここまで人が集まる町ではなかったと。町にも流行り廃りはあるが、今後ポートランドも古くなってしまうことがあるのか。年を取ったときに客観的に見てみたい。
空港まで30分弱で着き、チェックイン。
せっかくなので最後までクラフトでいきたい。
オレゴンのクラフトビール、Rogueにて朝食。サンプラートレイで4種類のビールを選んだ。
Farmers 7 hop IPA:アルコール度数8%。度数の割にスッキリしている。ホップは感じるがほどほどで、後で鼻から香りが抜ける。
Morimoto Soba Ale:度数は4.5%。言われてみれば、あとから何となーくそばを感じる。なんとなく。言われなければわからない。見た目も色も少しだけ濁ったピルスナー。
Dead Guy Ale:度数6.2%。綺麗な褐色だが、麦芽やホップというよりもアルコール感が強い。きりりとした甲類焼酎的な後味。
Hazelnut Brown Nectar:度数6.2%。うまい。キャラメルとナッツの芳醇な香りでディズニーランドを思い出した。甘めだが度数もあり後味は締まる。これは頼んでよかった。
フードはBeerman Breakfast Sandwichをオーダー。
ビール男の朝食サンドイッチ。
名前からしてさぞ重いものを期待していたら、甘めの大きいデニッシュに卵とチーズをサンドしただけのシンプルなもの。
付け合わせはハッシュドポテト。
うまいが、軽い。
アメリカのBeermanの朝はこんなに軽いものでいいのか。
二日酔い対策か。
ポートランドに住みたい度:9
ビールだけでなく、食事や音楽など、独自の文化にこだわっている人たちが集まっていることが街の至る所で感じられる。
街の良いところを聞くと、ビールやフードももちろんだがみな「いい人が多い」ことを挙げる。確かにフレンドリーで親切な人が多かった。
コンパクトな街で1日あれば自転車で回ることができる。ヒューストンのように荒廃した雰囲気は微塵も感じられない。
今回は中心部のみ回ったが、海や山も近く、アウトドアアクティビティにも事欠かない。
一時的な観光よりも、住むことでより良さを感じてくることがあるだろう。文句なく、ここまでダントツで一番住みたい街。
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