推しに投げた

今日はクリスマス！

推しがイベントを走るとのことで応援を。

これまで推しと言う推しはいなかった私。

ファンクラブに入るわけでもなくグッズを買い漁ると言うことも全くなかった。

その私がとうとう推しに課金をした。

しかも形に残らない、いわゆる投げ銭というものだ。

何故みんなはこんなにも夢中になって投げ銭をするのかずっと不思議だった。

自分も投げ銭をすれば何かわかるのかもしれない。

そんな気持ちを体験したくてクリスマスで推しのイベント初日という日に投げることにした。

直接金額というよりアプリ内のコインを購入し、そのコインで交換したアイテムを投げるというやり方。

こっちの方が送りやすいし貰いやすいのだろう。

その中でもイベントで必ず登場するのが通称タワー！

自分の名前が入ったタワーを投げるのが推しへの1番の愛なのだ。

推しの後ろでそびえ立つタワー。

そのお値段、なんと一万円。

ただの画面の中のタワーに一万円。

決して安くはない。

しかし、投げたら何かが変わるかもという好奇心に私は勝てなかった。

事前にコインを購入。

配信が始まり速攻でタワーを投げる。

一番乗りだ。

推しは初タワーでとても喜んでくれたし、配信が終わるまでこのタワーはずっと残り続ける。

悪くはない。

イベントはこの投げられた物のポイントの合計でランキングが決まる。

なので最終日にはこのタワーがランキング上位者の枠でぼんぼん立ちまくる。

このタワーがランキングを左右するのは間違いない。

しかし、私の財力ではタワーがあと二、三本が限界である。

投げてあげたい気持ちはあるがそこまでする義理もない。

私はまだ推しへの愛が足りないのだろうか。

よーく考えよう。お金は大事だよ。

そんな歌が頭の中で流れ続けている。