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クン美奈小説

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前世、現世、未来のクン美奈の話をまとめて置いていきます
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#セーラーヴィーナス

セラムン二次創作小説『真剣勝負(クンヴィ)』

「クンツァイト、お相手を」

剣を初めて交えたあの日から、ヴィーナスはこうして俺に相手を申し出てくる。

プリンセスの護衛が無い日でも1人、気まぐれに剣の相手をして欲しいと頼みに来る。

別にいけないことは無い。高みを目指してプリンセスの為に強くなろうとするその志の高さは尊敬に値する。

何度目になるのか分からないが、またこうして手合わせを申し出された。

「御意!」

やはり真剣な眼差しで頼んで

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セラムン二次創作小説『愛の女神の憂鬱(クン美奈)』

私には付き合っている彼氏がいる。

そいつとは自然と将来、即ち未来を共にすると約束している。

少なくとも公斗は私とずっと一緒にいる気になっているみたい。

私はと言うと、まあありだなと思っていた。つい最近まではーー。

最近、ふと思ったのよね。

仮にうさぎがこのままクイーンになって千年時代が到来しているのを想像してみてよ!

クンツァイトと結婚したら、少なくとも千年と言う長ぁーい月日、彼だけを

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セラムン二次創作小説『Heart of Sword(クンヴィ)』

シュッバサッシュシュッシャッ

「ハッ!フッ!ヤァー!ハァー!」

この日、クンツァイトはいつに無く真剣に剣の稽古に励んでいた。

その顔に余裕など無く、まるで鬼の形相。

そして鬼気迫る感じで剣の素振りをしていた。

「クンツァイト、今日はいつも以上に精を出してるな。この前ヴィーナスに負けたのがそんなに悔しかったか?」

そこにゾイサイトが通りかかり、凄いオーラを放ち素振り稽古をするクンツァイト

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セラムン二次創作小説『ありがとう、さよなら(クンヴィ)』

『ありがとう、さよなら(クンヴィ)』

“君の恋は永遠に叶うことはない”

久々に再開したあの人は、やっぱり又、敵の手に落ちていた。

前世の時と同じように、私の前に敵として立ちはだかった。

どうしてまた敵の手に落ちたの?なんて無駄な事は聞かないわ。

歴史は繰り返される。そう言う運命。

私の恋は永遠に叶わない。

エースにそう言われた時から、覚悟はしていた。出来ていた。はずだった。

だけど

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セラムン二次創作小説『どんな姿形になっても(クン美奈)』

『どんな姿形になっても』

「本当に石になってたなんてね……」

金髪ロングの髪の毛を、赤いリボンで後ろに括った特徴のある髪型をした少女ーーー愛野美奈子はケースに大切に保管された石にそう呟いた。

最初は、半信半疑だった。

「四天王がまもちゃんの家に石になって居候してる!」

興奮気味に彼女の守り人である月野うさぎが受験勉強をしている時にそう喚き散らした。

美奈子はその言葉に耳を疑った。

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セラムン二次創作小説『恋って言うから愛に来た(クンヴィ)』

セレスはこの日、仕事でゴールデン・キングダムへと来ていた。その次いでに、とヴィーナスからクンツァイトへの手紙を預かっていた。渡して欲しいとの事だった。

勿論、中身を見てはいない。ラブレターだろう事が推測される為、赤面したくないからだ。理由はそれだけでは無いが。

「ヴィーナス様から預かって来た手紙ですわ」

「ああ」

クンツァイトを見付け、早速手紙を渡す。

相変わらず仏頂面を下げて気難しい顔

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セラムン二次創作小説『愛の花(クンヴィ←アドニス)』

夕刻。すっかり日が暮れて夜になろうとしていた頃。部下であるアドニスは一日の職務の報告へ直属の上司クンツァイトを訪ねてきていた。

これはクンツァイトの部下となり、最初からの決まり事で一日の報告をしてその日の職務を終える。報連相ーー仕事をしているものの義務であり、当たり前の行為だ。

「ご苦労だった」

「お疲れ様でした」

短いがクンツァイトはアドニスの一日の労働を労う。アドニスも一言、挨拶を交わ

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セラムン二次創作小説『節分と豆撒きと過去(クン美奈)』

 節分の日。久しぶりに美奈子が公斗の家へとやって来た。両手にはスーパーの袋や高級なショップの袋を持っている。

「恵方巻きと豆まき用の豆持ってきたよ」

 笑顔でそう言いながら、スーパーの袋から買ってきたであろう巻き寿司を数点と、豆を取り出す。

「それと……」
「まだあるのか?」

 美奈子の買ってきた恵方巻きを見て普通に美味しそうだと公斗はホッとした。インスタントの味噌汁でも入れようかとポット

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セラムン二次創作小説『あの世での再会(クンヴィ)』

「……ナス?」

誰……私の名前を呼ぶのは?

優しくて深い。それでいて低い声。

アルテミスとは違う。落ち着いた声。

この声を、私は知っているわ。

随分と昔から、この声の主に恋い焦がれていた。

「……クン、ツァイ……ト?」

地面に倒れていた私を跪いて、心配そうな顔で覗き込んでいた。

一体、どう言うこと?

クンツァイトは死んだはず。私が殺したのだから、よく覚えているわ。

頭が混乱する

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セラムン二次創作小説『嘘の代償(クンヴィ)』

すっかり寒くなった冬の麗らかな陽気のある日、いつもの様に月の姫の護衛で地球に降り立ってきたヴィーナスと王宮で一緒に主君を見守っていると王宮の周りをランニングする集団が現れる。

下級兵士のトレーニングの一環か、大変だな。

俺たち四天王はマスター直属の配下な事もあり、他の兵士とは違い普通の訓練は受けなくても良いが他の下級兵士は毎日色んな特訓を受けていて、その一環のランニングが今日と言う事なのだろう

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セラムン二次創作小説『同じ意味を持つ二人(クンヴィ)』

ある日、一緒に護衛していたクンツァイトが珍しく自分の事を話し始めた。

護衛が一緒であれば普通に話はするけど上辺の話はするものの自分の深い話はあまりしてこなかった。

どういう風の吹き回しか知らないけど心を許してくれてるのかと思うと嬉しくなった。

この日は「クンツァイト」と言う自分の名前に込められた意味を教えてくれた。

「純潔と慈愛の騎士と言う意味が込められてて、王子の直属の配下になる際マスタ

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セラムン二次創作小説『不意打ち(クンヴィ)』

今日もいつもの様にプリンセスの護衛で地球に来ていた。

そしていつもの様に護衛が一緒だったクンツァイトと遠くでお2人を見守っていた。

空が曇ってきて雨が降りそうと言いながら屋根のある所に移動していると降り出してきた。

月には天候の概念が全くなく、最初は空から水や涙が落ちてきたんだと思って驚いた。

それでも何度か経験していくうちにすっかり当たり前になって来た。

それどころか地球は天候に左右さ

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セラムン二次創作小説『秘密の心(クンヴィ)』

しまった、またやられた。

気が付くといつの間にかプリンセスの姿が消えていた。

注意深く監視していたつもりだったけど、また私達の目を盗んで消えてしまった。

ここの所、もう何度も繰り返されている行動だから予想出来たはずなのにまた先を越されてしまった。

行先は勿論分かってる。地球だ。

王子エンディミオンに会いに行ったのだ。

今回ももう一人で行ってしまったのだと諦めていたけど、根気強く宮殿の中

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セラムン二次創作小説『クンツァイト様は笑わない(クンヴィ)

『あのクンツァイト様が笑っていた』

その噂は瞬く間に王宮内外に関わらず、クンツァイトをよく知る者達に広まっていった。

誰もがその噂に驚き、どよめいた。信じ難い事実であったからだ。

クンツァイトと言えば、所謂ポーカーフェイス。

王子エンディミオンの側近である四天王のリーダーであるが故に真面目。決して顔を崩さず、眉間に皺を寄せて難しい顔をしている。

いつ見ても同じ顔なので、近しくは無い周りの

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