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「容器」から考えるエコ問題

もう9月だというのに、猛暑が続いていますね。
これだけ異常気象と災害が続くと、
さすがに地球の未来が心配ですよね。

スーパーのレジ袋が有料化されたのは、2020年7月1日だったようです。
3年が経ちました。

普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすることを目的としています。

https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html

レジ袋有料化の目的はあくまで、
「エコ意識を喚起」することなんですね。

今日はエコ的観点で、
「私たちのライフスタイル」について考えてみたいと思います。

レジ袋はほんの一部で、商品は全て「いれもの」に入っていますよね。
身近な「容器」について書いてみたいと思います。


紙袋ならエコなの?


レジ袋の有料化に伴い、洋服などのショップでの「袋」も、
ビニール製から紙製に変わりましたよね?

「紙袋ならエコなの?」
という疑問を感じたことはありませんか?

紙製品の生産に使われるエネルギーは、プラスチックより約10パーセントも多いと言われている。さらに紙製品では、プラスチック製品を作るときの4倍もの水が必要になる。
200万枚の紙袋を運ぶにはトラックが7台必要だが、同じ枚数のプラスチック製レジ袋を運ぶのに必要なトラックは1台だけなのだ。

https://www.mirai-port.com/people/1522/

本当に持続可能性を考えるのなら、
水や運搬にかかるエネルギーもそうですが、
国産の「間伐材」を原料にした紙袋を使うべきですよね。

私たちに出来ることは、紙袋でも「もらわない」ことですね。


日本の「丁寧すぎる」習慣


とくに人にあげる「手土産品」。
何重もの包装がされていますよね。

例えば、「あられ」の包装。

プラスチックのトレーの入った
プラスチック製の小袋を、
紙の箱に入れ、
包装紙で包み、
さらに紙袋に入れる。。

日本の「つつむ」文化も、
エコ的観点で見直すときが来ているのかなと思います。


日本の「きちんとしすぎる」習慣


絶対に液漏れしない、お総菜の容器。
「精度」に対する技術力って、日本はすごいですよね。
その技術力を、今度は「エコ」に生かしてもらいたいですね。

少量を、丁寧なしっかりした容器に入れる習慣も、
そろそろ見直しても良いのでは。

無料でくれるお手拭きも、
私たちが「結構です」と言うだけでも、エコになります。


日本の「便利すぎる」生活


コンビニで無料でくれる割り箸

昔、「マイ箸」運動がありましたよね。
憶えていますか?
いつの間にかなくなりましたね。。

お店で食事する時に取り出さないまでも、
コンビニで割り箸をもらわないように、
「箸」の持ち歩きを再開しても良いかもしれませんね。


「容器」でブランド化


多くの商品は、パッケージ「ブランド」の差別化をしています。
「ペットボトル飲料の売れ行きは“ラベル”にかかっている」
と聞いたことはありませんか?

お茶や水を、ラベルを剥がして飲み比べても、
絶対にわかりませんよね。

また、私が使っている化粧品、
〇モホルンリンクルは、商品は良いのですが、
とても不満なことがあります。
「詰め替え用」が無いことです。
高額な商品「ビニールパウチのパッケージでは、、」なんでしょうね。

毎回瓶を捨てるんですよ。
もちろん分別はしていますが、
リサイクルだってエネルギーが掛かります。

その割に、商品を包んでくるのが「残糸タオル」。
エコを「ブランドイメージ」に利用しているだけですよね。

使っている年齢層のせいもあるのでしょうけれど、
郵便で「パンフレット」が送付されてくるのも不満です。

商品は良いので、使っているのですが、、
会社としての「本質」もそろそろ問われる時代かなと思います。


運搬費を考える

(以下、反対意見ありそうですが。あくまで私の場合です。)

私は、家で使う水はペットボトルを買わず、「水道水」です。
塩素は取り除きたいので、ブリタの浄水ポットを使っています。

海外に行くと、「水道水が飲める」日本は、
本当に恵まれていると感じます。

そんな日本で、ペットボトルに入った、
はるばる運搬費をかけ運ばれる水を買う必要があるのかなと思います。
(繰り返し言いますが、あくまで私の意見です)

もちろん「運搬費をかけても」美味しい水が飲みたい!
という人はいると思いますが、
「何となく」買っている人は、多いのではないでしょうか?
一番最初に出来る「エコ」ではないでしょうか?

ちなみに、日本は基本的に、ビルや駅の洗面所なども、
家庭の蛇口から出ているのと同じ「水道水」です。
(たまーに「中水」と言って再利用した水を
トイレに使っている場合があります)

衛生的な「飲める水」が、こんなにどこでも手に入る国は、
珍しいのではないでしょうか。


気楽にモノを買わない


ちょっと便利だからと、すぐ「ぽちっ」としていませんか?
その「ぽちっ」で、商品が「箱」に入り
遠路はるばる「車に載せられ」
宅配便の方が、わざわざ「家まで持って来て」くれます。

値段ではなく「それだけの必要があるか」も考えたいですね。

50代からはできるだけモノを減らすことがテーマですから、
一挙両得ですね。


「小袋」問題


お菓子とか、あんなにも「小袋」の必要あります?
もはや「入ってない?」と思うほど(笑)
これって、日本特有ではないでしょうか?

商品に対して「捨てるもの」の割合が大きすぎます
できるだけ「大袋」の商品を買いましょう。
(もちろん、食べきれる前提ですが。)


「目先の安さ」問題


値上げになると、値段を変えずに量を減らす「実質値上げ」
あれ、やめてほしいですよね。
企業努力でもなんでもありませんよね。
ただの「まやかし」です。

私たちは、そんなにバカなんでしょうか?

容器そのままで内容量が減っているということは、
容器コストの割合が増えているということですよね。


商品コストの「容器割合指数」をつくってくれないかしら?


消費者が商品を選ぶとき、
エコへの貢献度合いを示す指標があると良いなと思いました。

商品価格の「容器にかかっているコスト」の割合
指標にしてくれないかしら?

消費者は「容器コスト指数」の低いものを購入すると、エコに貢献できる。
すると、メーカーも工夫するようになるのではないかしら?

問題が大きいと、考えても無駄な気がしてしまいますよね。
自戒を込めて、、
日々細かく「気にする」ことから、始めましょうね。

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