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あなたの人生はあなたのもの:主婦卒業

最近まわりで話題になるのが、
夫の退職を数年後に控えて「これからどうするのか」問題です。
これについて書いてみたいと思います。


人は、自分が変わろうと思わなければ絶対に変わらない


私が「50代からのリセット&リスタート」をテーマにした理由は、
「家と暮らし」相談アドバイザーをしていた時に、
私たちの20年後、30年後、40年後を見てきたからです。

人は老化をイメージできない。
問題が起こらなければ、人は変わらない。
しかし、問題が起こってからでは遅い。

一方でこうも感じます。
人は自分が変わろうと思わなければ、絶対に変わらない。


夫の問題は夫の問題、あなたの問題はあなたの問題


夫の退職を数年後に控えて「これからどうするのか」問題。

60歳で定年
65歳まで延長雇用
そのあとは?

資格でも取ったら?
新しいことをやってみたら?
いろいろ夫に言っているのよ、と。

その背景にあるのは、
超長寿命時代におけるお金の問題
「ずっと家に居られても困る」という妻の問題です。

しかし、人は自分が変わろうと思わなければ、絶対に変わらない。
夫がこれからどうするのかは、夫が決めることなのです。


結局は人の漕ぐ船に乗っている


誤解を恐れず言うなら、
夫が稼いでいるから成り立つ生活をしてきた人と、
そうでない人は、ちょっと感覚が違います。
これは、良い悪いの話ではありません。

たとえば、私が会社の問題について話したとすると、
「夫からそんな話を聞いたことがある。」
「私も夫にそう言っている。」
と言ったりします。

この人はあくまで社会の当事者ではなく、
「夫を通して」社会を知っているということです。
そして、本人はそのことに無自覚だったりします。

私の年代では、女性の働く環境が整わなかった。
家庭内での役割を果たしてきた。
背景は、充分に分かります。
しかしこれも、もういいんじゃないでしょうか?

あなたは、どうしたいの?
そろそろ、人の漕いだ船から下りてみませんか?


人に期待するより、自分がやってみる


もう、子供の養育義務は果たしたでしょう。
夫も子供ではありませんから、生活上のサポートも必要ないはずです。
あなたに、時間は充分にあるはずです。
その時間で、思いっきり何かをやってみてはどうでしょう

目いっぱいいろいろやって、忙しいなら
家にいる夫に家事をやってもらいましょう。

夫と、今までの役割を交換してみるのも面白いのではないでしょうか?

お金が心配なら、あなたが目いっぱい働いてみてはどうでしょう?
老後資金の不足分くらいは、かなり稼げると思います。
仕事は、仕事そのものだけでなく、人間関係、時間管理、体力、、
人としてのスキルも上がります。

たとえ嫌な思いをしても、また次を探せばよい。
食うに困るわけではないのですから、
気楽にやればよいのではないでしょうか。


やらない理由は?


「出来ない」と思ったとしたら、
なぜそう思うのか、理由を自分に問いましょう。

ここで見え隠れするのが、夫にはあれこれと言うけれども、
実は「自信がない」ということ。

「キャリアがない」
「資格でもあれば」
「やりたいことを探したいと思っている」

いつになれば、準備は整うのでしょう?

プライドも、邪魔をしていないでしょうか?
「そこまでしてやりたくない」
「うまく活用してくれない社会が悪い」

夫を通して社会人としてのレベルをキープしていた自分が、
一人の人間として社会に放されたとき、
希望しない仕事にしか着けない。
それは、プライドが許さないと。

これは、夫が退職後に
「こんな仕事しかないなら、やらない。」というのと同じです。
夫に「ああしてみたら、こうしてみたら」は、
あなたに関しても同じなのです。


何事もはじめてみなければ分からない


あれこれと考えることは必要です。
しかし一番大事なのは、何でもいいからやってみること。

何事もトライ&エラーです。
そして、やってみて初めて分かります

私は、自分がnoteをこんなに書けるとは思いませんでした。
会社から飛び出したら、こんなに色々な人と巡り合えるとは思いませんでした。
走り始めの時に、まさかフルマラソンを走るようになるとは思いませんでした。

「あなたは、出来たからそういうのよ。」
よくこう言われます。
出来たのは「結果」です。
結果は、やってみなければわかりません。
違いは、「始めるか、始めないか」それだけなのです。


これからは「あなたの人生」


社会がそうだったから、仕事を辞めた。
子育てや家事をして、パートで家計も助けた。
一生懸命に、その時々を生きてきたことに間違いはないでしょう。

しかし、頭を切り替えましょう。
「家庭や子供のため」といった役割は、充分に果たしたはずです。
「誰かに期待」したり、サポートに回る必要はもう無いはずです。

これからの20年は、体もまだ動きます。
あなたの人生の、締めくくりの時間です。
あなたの人生の主役は、あなたなのです。

この20年を本気で生きなければ、もったいないですよ。

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