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50代以上の女性は必見:未来が変わる「骨」の話

50代からは、体の衰えが気になりますよね?
自覚症状の出やすいものは対処しやすいです。
しかし今日は、気づかないこと、「骨」について書きたいと思います。
50代以上の女性には全員読んで頂きたい内容です。


骨粗しょう症について


以前、母の骨粗しょう症の話を書きました。

私の母は84歳です。
60代半ばで骨粗しょう症を発症、10センチ以上身長が縮みました。
「腰が曲がっている」高齢者は、なぜ腰が曲がるのでしょうか。
私たちはその現象を「歳だから」と漠然と受け止めていたりします。
骨粗しょう症で早くから車いす生活になる人は多いそうです。


骨量の低下


年齢とともに骨量がどれくらい減るか、ご存じですか?

骨量のピークは30歳前後にあります。それ以降は蓄えた骨量を維持していくことになりますが、女性の骨量は30~40代では一定量を保つものの、50代に入って閉経の前後に急激に減少します。
30代をピークに50代後半には骨量が半分以下になります。

https://www.fujicco.co.jp/corp/rd/isoflavone/section2/05.html
https://www.fujicco.co.jp/corp/rd/isoflavone/section2/05.html

しかも、閉経後の「たった5年間」で骨密度は15~20%低下します。

https://www.fujicco.co.jp/corp/rd/isoflavone/section2/05.html


啓蒙不足


私は母のことがあったので、検査を受け予防に努めています。
しかし、身近にそういった例がないと、なかなか実感が沸かないですよね?

骨粗鬆症は女性の場合、平均60代で、早い方だと40代からなってしまいます。
骨粗鬆症は加齢でしょ?なったもんは仕方ないんじゃないの?どうせ治せないんでしょ?
との意見をよく聞きます。
これは、国や学会の啓蒙不足としか言いようがありません
ガンと違い、誰でも年齢を重ねればかかってしまう病気、それが骨粗鬆症です。
しかし、骨粗鬆症は、十分予防することが出来ます

https://junseikei.jp/director/%E9%AA%A8%E5%AF%86%E5%BA%A6%E3%81%8C%E6%AD%A3%E5%B8%B8%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%AB%E9%AA%A8%E7%B2%97%E9%AC%86%E7%97%87%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%EF%BC%9F/

誰もがかかる病気、しかし十分予防ができるのです。

50歳以上の女性が生涯骨折する確率は3人に1人であり、50歳以上の男性の場合も5人に1人と報告されており、だれにとっても身近な問題であることがわかります。
大腿骨近位部骨折になると骨折して1年たっても骨折前の歩行状態に回復しない割合が50%なのです。また骨折して1年以内の死亡率は8-24%です。

骨折するリスクが高いこと、また骨折すると元に戻らないケースが多いことを、もっと私たちは知っておくべきですよね。


予防の方法


このように記載されています。

1.運動習慣をつけましょう
2.バランスよい栄養をとりましょう
3.骨粗鬆症の検査を受け、必要な治療を受けましょう

https://www.kokansetu.or.jp/personal/hpjclumn.php?no=29

1、運動
はい、やはり自分で努力する。
骨は負荷を掛けることで強くなります。
なので、骨粗しょう症は痩せている人ほど心配なのだそうです。

少し前に、高齢者向けの運動サポーターの方から
話を聞く機会がありました。

この方は「スクワット」を勧めていました。
ちなみに、ウォーキングだけでは不足なのだそうです。
「力を入れる」「早く動かす」動きを意識する、とのことでした。

2、食事

カルシウムの定着にはビタミンDが必要とのことです。

https://iihone.jp/nutrition-exercise.html

とはいえ、年齢による減少を補うほどのカルシウム類を、
食事でとるのって難しいですよね?

私は約3年前に骨粗しょう症検査を受け、予防の意味を含めて
骨粗しょう症治療薬を飲んでいます。

3、検査・治療

骨粗しょう症は遺伝の影響もあるということですので、
問題ない方もいるのかもしれません。
しかし、一度は検査してみましょう。

・検査方法

検査方法はいくつかあります。

https://iihone.jp/diagnosis.html

しかし

骨粗鬆症を診断するには、現在は腰の骨と大腿骨(股関節)の骨密度検査は必須です。
手首で調べる骨粗鬆症検査は調べないよりは良いよという(程度の)ものです。
より寿命に大きく影響する部位の骨密度を図りましょうというのが、骨粗鬆症の検査の大前提です。
ましてや、足で測る検査は、診断・治療には使わないようにと言われている検査になります(当院でも比較したところ、大腿骨・腰椎骨密度と足の数値は20-30%も違うケースも珍しくなく、当てにしてはいけないことが良く分かりました。)

https://www.kokansetu.or.jp/personal/hpjclumn.php?no=29

腰の骨と大腿骨(股関節)の骨密度検査は必須とのことですね。
私は、DXA(デキサ)法という検査のできるところを探して受診しました。

・薬
私の場合は以下の薬を服用しています。
どちらも母と同じ薬だったので、一般的な薬なのかなと思いますが、
病院で血液検査などもした上で処方されました。

バセドキシフェン
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/39/3999027F1039.html
エルデカルシトール
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/31/3112006M2037.html


骨量の変化


治療前に計測したのが2018年11月でした。
2年3か月ぶりの2022年2月に、2回目の検査をしました。
検査結果の比較をしてみましょう。

大腿骨 BMD(骨密度):前回 0.712g/㎠ ⇒ 今回 0.766g/㎠ 
    若年成人比較  :     74% ⇒    80% 
    同年齢比率         80% ⇒    91% 
腰椎    BMD(骨密度):前回 1.083g/㎠ ⇒ 今回 0.974g/㎠ 
      若年成人比較  :      91% ⇒            91%  
    同年齢比率        101% ⇒    100% 

若い時にあまり運動せず、カルシウムもおそらく不足していたので、
普通の人より骨密度が低いです。
しかし今回、大腿骨の骨密度は上がっていました!
でも腰椎の骨密度は年齢なりに下がっていますね。。

服薬しつつ運動もしていてこれです。
加齢の変化は手ごわいということですよね。
しかし、何もしなければもっと下がっていたということですよね。

皆さん!
「どこか悪くなければ病院には行かない」ではなく、
骨粗しょう症は何もないところからは始めないといけませんよ。

自分の体は自分で守る!
(予防も含めて)

次回は筋肉のお話です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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