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ちゃんとしないと生きていけない?

address生活を始めて、少しずつ人との出会いが増えています。
私もちょっとだけ、コツがわかってきました。
自分から話しかけてみると、チャンスは広がります。
何でも、経験ですね。

そこで感じたことを書いてみたいと思います。


理解できない


ある日の、娘からのラインです。
私が出たマンションには、娘と娘の彼(結婚未定)が暮らし始めています。

「おばあちゃんに久しぶりに電話したら、
結婚もしていないのに(彼と)一緒に住むなんてどういうことだ!
って怒ってた。」

私の母は86歳で、青森で一人暮らしをしています。
私がaddress生活を始めたことも、
「なんでそんなことしなきゃいけないの。」
と、とにかくネガティブです(-_-;)

娘と母は、60歳違いです。
60年も違えば、価値観も変わります。
「理解できない」のは仕方ないと思います。

でも、「理解できない」ことを「気に入らない」と、
言わないと気が済まないものかしら?

そういうことばっかり言っていると、
電話もしなくなりますよね。。

そもそも母は、
「ちゃんとしなさい。」が口癖の人でした。
私も娘も、「ちゃんとしてない」んでしょうね。


日帰り温泉で


信州で、ランの後に入った日帰り温泉でのことです。

湯舟に漬かっていたら、隣の60代くらいの女性が話しかけてきました。
「どちらから?」

「東京です。
シェアハウスみたいなところに泊まっていて。
一週間くらいいて、松本とか諏訪湖とか回る予定です。」

「マラソンやってて、今日も午前中走ってきたんです。
この後、お昼食べて帰ろうと思って。」

すると、
「走ってきたの。それで温泉、良いわね。
じゃ、一杯飲めるわね。
にこっと笑いました。


昼間から赤い顔して


ここで、思い出したことがありました。

私が30歳くらいの時だったでしょうか。
私はまだ結婚していて、名古屋に住んでいました。
東京から友人が遊びに来てくれ、二人で日帰り温泉に行きました。

温泉から上がり、私と友人はビールを飲んでいました。
午後の、まだ明るい時間帯でした。

私はお酒を飲んでも顔に出ないタイプですが、
友人は赤くなるタイプです。

温泉の食堂はフードコート式になっていて、
一つのカウンターへ、おつまみを買いに近づきました。

すると50歳くらいの女性店員が、
「昼間から、赤い顔して」
と、吐き捨てたのです。

友人は、かなり動揺していました。

友人は編集者で、普段寝る暇もないくらい忙しい人です。
滅多に取れない休みを取って、遠路はるばる来てくれていました。


「ちゃんとする」って?


ランニング会で都内を走っていると、
時々「言いがかり」をつけられます。

わざと肩をぶつけてくる人
真ん中に立ち止まりにらみつけてくる人
「ここは走る場所じゃない」と怒鳴りつけてくる人

平日で道が混んでいるわけでもないし、
人数だってせいぜい5~6人で、大集団でもありません。

「楽しそうにしている」人を許せないだけです。
猛烈なフラストレーションを抱えているのでしょうね。

「公道をランニングしてはいけない」
「昼間からビールを飲んではいけない」
こういった「マイルール」を押し付けてくる人は、
おそらく、本人的には「ちゃんとした」人なんだと思います。

ちゃんとしようとして報われずに、
ちゃんとしていない人を恨む、憎む。。
そういう人は、多いのではないでしょうか?


どんなふうでも生きていける


こちらのシェアハウスに住んでいるHさん。

信州には、半年前に来たとのことでした。
特に「つて」があったわけではなかったそうです。

仕事は半年から一年の契約社員で、
契約が切れたときに、
「ずっと地元にいる必要もないんだよな。」
と思ったとのこと。
諏訪湖で仕事の募集があり、来たそうです。

「シェアハウスは管理費込みで4万円(!)で、
他に食べるものくらいしか掛からないし。」と。

今は、キッチンカーの開業を目指し、
日々料理の試作を繰り返しています。

空気の良いところで、
面白いことを一緒にできそうな人たちと、
暮らしています。

東京のワンルームで、
「この仕事が無くなったら生きていけない」
と自分を追い詰めるより、
「月4万円と食費くらいならどこでだって稼げる」

「ちゃんとしないと生きていけない」
より、
「どんなふうでも生きていける」

そのほうが、
どれだけ生きる力になるでしょうか。
どれだけ豊かに暮らせるでしょうか。


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