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年寄りのネガティブシャワーが日本を滅ぼす

新年早々、すごいタイトルをつけてしまいましたね(笑)。

人口の1/3が高齢者の時代です。
「片足を突っ込んでいる」私たちが変えないと、という危機感からです。
ぜひ、お読みください。
※高齢者がみんなそうだと言っているわけではありません。あしからず。


同窓会で


もう10年以上前の話です。
40歳のころに、高校の同窓会がありました。
当時の担任の先生が来られていました。

自分たちが高校生だった時は、先生はみんな「おじさん」「おばさん」。
先生が何歳かなんて気にしていませんでしたよね?

今思えば、先生は当時40歳くらいだったのかな?
まだ若かったんですね。

今私たちは、その年齢をとっくに超えています。

40代での同窓会で、60代になった先生とすでに「見分けがつかない」同級生も、たくさんいました(笑)

ここまでは、前置きです。


病気の話と人の話


その先生、会の最初から最後まで「病気の話」をしていました。

どんな症状で
どんな手術をして

入院が大変だったこと
今も通院していること

私には時々連絡を取っているおばさんがいます。
毎回、事細かに「病気の話」をしてくれます。



心臓
薬のアレルギー

火曜日には内科、金曜日には整形外科に通っている、
という具合に。

この年末、私は青森の実家へ帰省しました。
ご近所に住む女性が「どうしてる?」と、
一人暮らしをしている母を覗きに来てくれました。
母は86歳、ご近所さんは84歳です。

その際も。

「できないこと」が増えている。
仕事はもちろん、車の運転、家事、身の回りのこと。
普通にできていたことができなくなり情けない、と。

そして、田舎に久々に帰って、母の口から出る話題は、
どこどこの〇〇さんが、
どんな学校に入った
どんな職業についた
どこに住んでいる

その〇〇さんは、私はほとんど知りません。
田舎の町は「噂話」しか話題がないので、仕方ないのですが。

こう思うのです。

「あなた」の「楽しい話」はないの??


正月にありがちな光景


年末にランニング会で、仲間の一人(40代女性)と会った時のことです。
「お正月帰省するの?」
私の問いに、彼女の表情は曇ります。

「行きたくないけど、行かないわけにもいかない。」

彼女の親は、顔を合わせれば
「私を怒らせようとしているの?ということをわざわざ言う」
そうです。

彼女は、とても控えめで聡明な女性です。
「あなたが怒るの?」

とくにお正月は「親戚一同」が集まり、さらに気を重くさせるそうです。
彼女の兄弟は結婚し子供を連れ集まる。
一方、彼女は独身です。

彼女は、正月を外して帰省したり、滞在時間を2時間に限定したりと、
色々と工夫したと言います。

以前「ミライ相談」をしてくれた女性(40代独身)も、
親戚と会うたびに「人格を否定されているような気持ちになる」
と言っていました。

私もお正月になるたびに、思うことがあります。
「離婚して一番良かったこと」
それは、「正月に、相手の実家に行かなくてもよくなった」こと。

離婚して生活が大変でも
一人で淋しい正月を迎えても
元夫の実家で過ごしたあの時間に比べれば、天国です。

縛られている何か
従わなければいけない何か

あれは一体、何だったんでしょうね?


知らないことを知らない


高齢者は「人生の先輩」ですから、言いたくなることも多いんでしょうね。

親子という「主従関係」
家族という「しがらみ」

自分が教えてあげなきゃという「責任感」
その実は、親という役割に自分の価値を見出しているだけだったり。

常識という、最もあてにならない価値観
時代の変化を「知らないことを知らない」だけだったり。

仕事をしている、していない。
どんな仕事を、どのようにしてきたか。
どんな活動をして、どう人とかかわってきたか。

どう考え、どう生きてきたか。

それが「人間としてのスキル」を決める。

全部すっ飛ばして、
歳が上だから、立場が上だからと、「アドバイス」する。

それでいながら、話題といえば「人の話」と自分の「体の悪い」話。。

あなたが生き生きと楽しそうにしている姿が、
私たちには最も説得力があるのに。


私たちは変わろう


60代から歳をとったことをおとなしく「受け入れ」て、
仕事も活動も情報も更新されない。

しかし長寿命化とは、「老人の時間が長くなる」ことです。

高齢になると笑う回数も減ります。

15~20歳にピーク、60歳にはピーク時の半分以下に。

30年も40年も「ネガティブシャワー」をまき散らす。
人口の1/3をしめる高齢者が、そんなことをしている悪影響を、考えないといけません。

若者が夢を見られないことを「政治のせい」と嘆くのではなく。

私たち自身が活動的に。
「ポジティブに」とまではいかなくとも、
少なくともネガティブシャワーをまかない。
そう決めませんか?

2024年、私たちから変えていきたいですね。

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