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人や暮らしのこと

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「個の時代」だからこそ焦点を当てたい、一人一人の人生・暮らしについて書いています。
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#未来のためにできること

血縁でも社縁でも地縁でもない、あたらしい「縁」

私のテーマ「50代からのリセット&リスタート」 に行きつくまでには、いくつかのきっかけになる本がありました。 そのうちの1冊について書いてみたいと思います。 衝撃的なタイトルですよね。 以前のこちらともつながる話です。 ※他の本については、以前こちらで書きました。 無縁社会 こちら読んでみると、 知らない間に日本が「貧乏な国」になってしまっていたのと同様、 既に私たちの「日常」になりつつある話です。 (この本は2010年出版ですから、事態はさらに進んでいると思われま

「容器」から考えるエコ問題

もう9月だというのに、猛暑が続いていますね。 これだけ異常気象と災害が続くと、 さすがに地球の未来が心配ですよね。 スーパーのレジ袋が有料化されたのは、2020年7月1日だったようです。 3年が経ちました。 レジ袋有料化の目的はあくまで、 「エコ意識を喚起」することなんですね。 今日はエコ的観点で、 「私たちのライフスタイル」について考えてみたいと思います。 レジ袋はほんの一部で、商品は全て「いれもの」に入っていますよね。 身近な「容器」について書いてみたいと思います

50代からのシェアハウスについて考えてみる

高齢者の「一人暮らし」の問題が、よく取り沙汰されますよね。 「65歳以上のひと」がいる世帯は、2019年ですでに 全世帯数の約半分(赤い折れ線グラフ、49.4%)です。 65歳以上世帯のうちの「一人暮らし」世帯は、28.8%、約1/3です。 「個」の時代にあって、一人暮らしは全体に増えている。 今後もさらに寿命は伸び続けると言われていますから、 さらに高齢者の「一人暮らし」世帯は増えますよね。 このままいけば間違いなく、私も仲間入りです。 「社会的」共同体のトラウマ

利他か利己か、未来か今か:関東大震災100年

昨日は防災の日でしたね。 関東大震災からちょうど100年だったようです。 「関東大震災100年」のニュースで感じたことを書いてみたいと思います。 「木密地域」への取組み 朝テレビをつけたら、「木密地域=木造住宅密集地域」への、 東京都の取組みについてやっていました。 ※緑色が「木密地域」です。 私は20年ほど前まで、「荒川区町屋」というところに数年間住んでいました。 このあたりです。 浅草や上野に近い、東京の下町でした。 テレビで放送されていた「木密地域」の風景そ

「個」の時代にこんなコミュニティをつくれる阿波踊りってすごい

先日、4年ぶりに開催された (東京杉並区)高円寺の「阿波踊り」を見ました。 「阿波踊り」といえば「徳島」でしょ? と思いましたよね? 高円寺の「阿波踊り」もすごいんですよ。 高円寺の阿波踊りの始まり 始まりは、このようなことだったようです。 「伝統」からではなく、「商店街のイベント」から始まっているのですね。 66年もの歴史を重ね、今では1万人が踊り、100万人が集まるんですね。 阿波踊りってめちゃくちゃしんどい みなさんは、阿波踊りをやったことはありますか?

本当の豊かさって何だろう

私は前の会社を辞めて、収入は半分になりました。 目下、「心豊かに倹約生活」へ移行挑戦中(笑) そこに到る経緯と覚悟、意気込みを書きたいと思います。 貯金が無いのに会社を辞めた 私は昨年の3月末で、13年勤めた会社を辞めました。 もうすぐ一年になります。 今は数人の会社に所属しながら、このようなnoteの発信と、 「ミライにつながるサービス」を立ち上げるべく奮闘しています。 (準備は7割くらいまで来た!) 今の会社は、私の「半分フリー」を承知の上で、 またその会社も新しい

仕事どうするの?50代のこれからの不安:親の介護

わたしは今、友人の家探しをお手伝いしています。 今日は友人の口から出た「親の介護の心配」について、 書いてみたいと思います。 友人は女性、50歳、独身で、医療関係の仕事をしています。 今は、実家で80歳近いお母さんと二人暮らし。 家を買いたい理由は、実家の老朽化と、 お母さんの今後の生活に備えてです。 介護になったら、実際どうするんだろ 「今後母に介護が必要になったら、私仕事続けられるのかな。 施設って入れるの?」 兄弟は妹さんが遠方におり、お兄さんは男性なのでなかな

「仲が良い」は、家族において最も価値あることかも

人と「仲良く」する。 ごく当たり前に使われてきた言葉ですよね。 この「仲良く」することの価値について、 思ったことを書いてみたいと思います。 友だちをたくさん作っておいで 先日会った友人が、 「こんな記事があったんだよ。」と、 スピードスケートの小平奈緒さんの記事を教えてくれました。 勝負の世界で生きてきた人が、 このような考えを持ち続けてきたことに驚きますよね。   宮崎県小林市の高校で行われた講演会。 メッセージを求められ、こう呼びかけたそうです。 仲の良い家族

独身男性の半数が60代で亡くなっているという事実

日本の少子化ばかりが話題になりますが、他にも問題は起こっています。 社会構造の変化。 生涯未婚が増えている中で、 今日は「独身男性が短命」という話をしたいと思います。 問題はたくさん 年末に、こちらを見ました。 この中で、印象に残っている話を紹介します。 ・(ロシアのウクライナ侵攻などについて) 指導者やリーダーの、若い時に頭の中にこびりついたことから 離れられていないことから起こる。 ロシアなら西側が攻めてくるという教育や、 日本なら特定の宗教団体との付き合いは小さ

いろんな意味で学びの多かったシェアハウス生活

瀬戸内の「豊島」という島で、 10日間ほどシェアハウス生活をしました。 初めてのシェアハウス生活で感じたことを、 書いてみたいと思います。 シェアハウスでの生活 このような機会があったのは、 「豊島エスポワールパーク」という複合施設の お手伝い募集があったからです。 こちらに書きました。 住まいはシェアハウスが用意されており、 女性のみ定員4名、各個室はありました。 個室は充分な広さでしたが、布団しかありませんでした。 キッチンダイニングリビング、お風呂やトイレは共有で

個の時代に知らずに失っているもの

瀬戸内の「豊島」という島に滞在しました。 島での10日間ほどを、シェアハウス生活をしました。 家事の仕方の違いが現れます。。 そこで感じたことを書きたいと思います。 初めてのシェアハウス生活 豊島には、新しい宿泊・イベント施設のお手伝いに来ました。 住まいはシェアハウスが用意されており、 女性のみ、定員は4名、各個室はありました。 個室は充分な広さでしたが、布団しかありませんでした。 キッチンダイニングリビング、お風呂やトイレは共同でした。 建物は古民家をリフォームし

受け身でも暮らせた時代から

私たちの親世代と私たち50代、 価値観がどう変わったのか? 考えてみたいと思います。 前回「家の住み替え」の話をしました。 特に親世代がどうしてこんなにも、今の「家」にこだわるのか? 怒られそうですが、、 「家」は、自分の価値観への「執着」そのものでは? そう思うのです。 情報インフラの変化 私たち50代は、成長期を昭和に過ごし、 社会人初期に平成を迎えました。 親世代は幼少期から社会人生活のほとんどを、昭和に過ごしました。 昭和は、物質的な充実と進化の時代でした

「地方再生」ではなく、最低限の「生活維持」を

地方の過疎化、深刻です。 私の田舎も渦中にあります。 過疎化と、そこに住む老親問題について考えてみたいと思います。 JR赤字路線、バス転換へ このニュースをご存じですか? 問題の元はこちら 対象路線はこちら 私の実家は青森の津軽地方というところです。 沿線も、対象に入っています。 すでに最低限しかない本数 私の実家の沿線の電車は、 すでに、これ以上は減らせないという本数しかありません。 2~3時間に一本です。 東京から実家のある駅まで、すんなり乗り継げる電車は

誰に、どんな言葉を残したいですか?

「終活」していますか? 今日は、人生の終わりに最も大切なことは何か 考えてみたいと思います。 最高の人生でした 今朝テレビで、こちらの話題を取り上げていました。 がんで余命2年の宣告を受け、 亡くなる1年前に、動画を自身で収録しました。 葬儀は家族の悲しみを癒すもの 以前テレビで取り上げられていたこちらも とても印象に残っています。 僧侶の高橋卓志さんについて 2018年放送されたNHKの「プロフェッショナル」 高橋卓志さんについては、以前こちらでも触れました。