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誰に、どんな言葉を残したいですか?
「終活」していますか?
今日は、人生の終わりに最も大切なことは何か
考えてみたいと思います。
最高の人生でした
今朝テレビで、こちらの話題を取り上げていました。
緩和ケア医としてがん患者約千人を看取り、自らもがんのため今年4月に45歳で亡くなった関本剛さん。生前に収録し、自身の葬儀で上映した「別れのあいさつ」の動画が注目を集めている。
がんで余命2年の宣告を受け、
亡くなる1年前に、動画を自身で収録しました。
皆さま、お楽しみ頂いてますでしょうか?
本日はお忙しい中、私の葬儀もしくは通夜に参列頂きまして、本当にありがとうございます。
かねてから自分の通夜葬儀の挨拶は自分でしたいと思っておりましたので、VTRで大変失礼ですが、このようにメッセージを作成させて頂いた次第でございます。
平均寿命からしたらいささか短い人生ではありましたけども、思い起こせば最高の妻・子供・両親・親族に恵まれ、最高の友人・同僚・後輩に囲まれ、高校時代から生業にしたいと思っておりました緩和ケアをずっと仕事にすることができ、趣味を楽しんだり職業奉仕を楽しんだり、一言でいうと最高の人生でございました。
葬儀は家族の悲しみを癒すもの
以前テレビで取り上げられていたこちらも
とても印象に残っています。
僧侶の高橋卓志さんについて
2018年放送されたNHKの「プロフェッショナル」
高橋卓志さんについては、以前こちらでも触れました。
高橋僧侶へ、葬儀の依頼がありました。
40代で、癌で余命宣告を受けた男性からでした。
生前に、本人との打合せが何度も行われていました。
心配は、残される妻と子供についてでした。
高橋僧侶は、思いを聞き取り、本人の人となりや思い出を
音楽や映像にまとめていました。
そして、一番「本人らしい場所」で葬儀は行われました。
葬儀は「悲しみに直面する家族を癒すためのもの」と言っていました。
「終活」という言葉の始まり
終活とは
週刊誌『週刊朝日』元副編集長の佐々木広人が生みの親とされる。2009年(平成21年)に終活に関する連載が行われた時期以降から世間へ広まってきた。
2010年の新語・流行語大賞にもノミネートされ、2012年の新語・流行語大賞でトップテンに選出された。
私は、「終活」が世に知られるきっかけは、
こちらの出来事だったと思っています。
流通ジャーナリスト・金子哲雄さん。2012年10月2日、41歳の若さで“完璧な終活”をしてこの世を去ったことは、大いに話題になった。
いずれも40代という働き盛りです。
突然宣告される「人生の終わり」を前に、
どれだけの葛藤を経るのかは想像を絶します。
自分と向き合い
来るべき死を受け入れ
自分の気持ちを整理して
最後は残された人の、その後の人生のために。
葬儀を自分のものにする
前述の高橋卓志さんの著書「さよなら仏教」より
あなたらしいお葬式を考えて頂くとともに「死すべきいのち」をもつあなたが、今をどう生きるかを考えて頂きたいと思います。
「あなたらしい旅立ち」に対して、最大限の支援と協力をいたします。
あなたのお葬式はあなた自身のモノなのです。
葬儀を自分のものにする。
自分自身の締めくくりとして、伝えたいことを伝える機会にする。
葬儀に本人が現れて、遺族や参列してくれた人へ思いを語ってくれたら、
残された人の「生へのエール」になるのではないでしょうか?
気持ちを伝えておく
「終活」の最も大切なことは、
残された人へ気持ちを伝えることではないでしょうか?
葬儀を含めた「終活」が出来ないこともありますよね。
いつ死ぬかはわかりませんから。
また、死に方は選べません。
ある時突然、事故や事件で命を落とすことがあるかもしれません。
死に方と、その人の「人生の満足度」は関係ありません。
死ぬ瞬間は、問題ではないのです。
なので、私は娘に
「ママはいつどこでどんな死に方をしても、幸せだったからね。」
と言ってあります。
普段から伝えておけば、後悔は少ない。
娘に言うのと同時に、自分に言い聞かせています。
後悔の無い生き方をしたいですね。
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