「視野」を広げるより、「視点」を増やそう【日々これ #49】
あんざきです。
先々週までは、クーラーつけて寝てましたが、
肌寒くなってきたので、今日から長袖で寝ることにしました。
今朝、学生時代の思い出を記事にしたので、
そう言えば、学生の時、こんなこと考えてたなーというのを話そうと思います。
「視野」と「視点」の話です。
ここでいう、視野、視点はそれぞれ、実際に見える範囲の話ではなく、
ものの見方、考え方の話です。
「あの人は視野が広いよね、よく気付くわ」とか
「あの人の視点は面白いね、斬新だなぁ」とかのそれです。
視野と視点の違い
視野と視点はどう違うのか、簡単に整理しておきます。
視野は、見える範囲のことです。
草食動物は、目が横についていて、前も横も後ろも見えて視野が広く、
肉食動物は、目が前についていて、前と横ぼんやりくらいしか見えないので視野が狭い。
というように、
ある点から見たときの見える範囲を指して、「視野」が「広い」「狭い」と表現します。
視野は、定点から見える範囲の広さです。
一方で視点はどうでしょう。
視点は、ちょっと難しくて、意味が2つあるらしく、
① どこから見ているか?という立ち位置
② 何を見ているか?という目線の先の対象
とがあるそうです。
こと、思考においては、「視点を変える」というと、
考える角度を変えることになるので、①の意味の方があってそうです。
まとめると、
視野は、ある点から見える範囲の広い・狭いの話で、
視点は、見ている点が多い・少ないの話です。
「視点」を増やそう!
で、僕は、「視野」よりも「視点」の方が大事だなと思います。
視野というのは、いくら見える範囲が広くても、必ず見えない範囲があります。
ーーーーーーーー
・ → ◯
ーーーーーーーー
ある点から「◯」を見るとして、視野がいくら広くても、丸の裏側は絶対に見えません。
視野が広いというのは、一見、有能なんですが、
得てして見えない部分があります。
めちゃくちゃ気遣いできるけど、実は相手はそれを求めていない、とかがそれだと思います。
視野が広い、というのは、悪いことではないですが、
それだけだと「自分本位」になってしまいます。
※就活の時、「視野を広げたい」ってよく聞きましたが、あれなんなんすかね?
一方で、視点はどうでしょうか。
先程の、「◯」を見る図を想像してみます。
ーーーーーーーー
・
↓
・ → ◯ ← ・
↑
・
ーーーーーーーー
(わかりにくいか)
要するに、視点が多ければ、全部見えるんです。
先程の「気遣い」の話で行くと、
「この場面では、普通なら〇〇した方が良いんだけど、それはこの人喜ばないから、やめておこう」という判断も下せるわけです。
視点が多い人は、情報量と想像力がある人のことなんじゃないかと思います。
そういう人は、本当の意味で優しい。
「こうかもしれないし、ああかもしれないな?」という視点の多さは、
優柔不断とも言えますが、想像力があり、本質的なものを見抜く力でもあるはずです。
それに、優柔不断って、「優しい」って漢字も入ってますしね。
多少繰り返しになりますが、
視点が多いと、選択肢も多いです。それはときに、「決断しきれない」という弊害もあります。しかし、この決断できないのは、視点の多さという想像力ゆえであり、優しさでもあったりする。
きっと、決断できないのは、その視点の多さが、まだ突き抜けていないから。
視点の多さが突き抜けると、選択肢の良し悪しも見えてくるはずです。
ということで、
視野広く、良い人っぽくなるよりも、
視点を増やして(想像力を働かせて)、優しい人でありたいなと思います。
ではまた。
(この話が誰かの何かにつながりますように・・・)
(「スキ」は結構モチベーションになってます、ありがとうございます)
【参考】
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