これをしたら若返る?
こんにちは。札幌のアーユルヴェーダセラピスト、ヨガセラピストのひろみです。
北海道の冬は長く、2月後半になってようやく雪解けとともに風や空の色が春っぽさを帯びてきます。気温が上がり、アスファルトが顔を出したと思ったら、再び寒気がやってきて吹雪く日が来たり、そんなここ数日でした。
ちょうど1年前くらいから始まったコロナの流行。その後は本当にいろんなことがありましたね。いつも通りには過ごせなかったことから、改めてご自分の心と体に向き合う作業ができた方も多いかもしれません。
アーユルヴェーダの古典書には日々の過ごし方や季節ごとの過ごし方がたくさん書かれています。そういった日々のルーティンを整えなおし、免疫力をアップさせ、健康に過ごすために役に立つことがたくさんあって、さらに日常に取り入れやすいものが多いのがアーユルヴェーダのディナチャルヤ(1日の過ごし方)とリトゥチャルヤ(季節の過ごし方)の良いところです。
1日の過ごし方、季節の過ごし方についてはサロンで講座も開催しております。こちらはオンラインも対応で随時開催中です。季節毎のワークショップ、この時期は「春の過ごし方」があります。「春になると鼻がムズムズする」とか、怠さやむくみの不調が気になる方は特に受講がおすすめです。
アーユルヴェーダ講座の詳細はこちらをどうぞ
強壮法科(ラサーヤナ)とは?
アーユルヴェーダには全部で8つの専門科があります。どんな専門科かについて以前書いたものがありますので良かったらこちらのブログをご覧くださいね。
このうちの強壮法科(ラサーヤナ)は老化を遅らせ若返ることが目的の分野で、それぞれの体質にあった薬草などを処方されたり、一定期間規定に従った方法で作られた小屋の中で過ごしたりする治療があります。さらに「行為による若返り」といわれるものもあり、これらの実践も治療の一環なんですって。
どんな行為か気になりますよね😊 チャラカ・サンヒターというアーユルヴェーダの古典書に記述がありますが、私は治療編を所持していないため、持っている本から以下に引用しますね。
行為の若返り(アーチャーラ・ラサーヤナ)
・真実を話す
・立腹しない
・飲酒・房事から遠ざかる
・暴力をふるわない
・能力以上のことをしない
・大変冷静であること
・人に喜ばれるように話す
・毎日経文(マントラ)を唱え、心身ともに潔白を旨とする
・強い忍耐力を有する
・常に寄付行為をする
・精神的にいつも何事かに努力している
・神・牛・バラモン・学者・師・年長者を尊敬する
・激怒しない
・生き物に慈愛を持つ
・毎日の起床、就寝時間が規則正しいこと
・毎日牛乳、ギーを常用する
・土地、気象学、時間(季節、年齢の変化)および用量につき正確な知識を有する
・常識をわきまえる
・自我を誇張しない
・最良の善行為をする
・有益な食物を摂取する
・感覚器官、運動器官をアートマン(魂)の方向へ導く
・年長者の世話をする
・神の存在を信じる
・自分自身をよくコントロールする
・宗教教義を毎日自覚する
-チャラカ・サンヒター治療編1章- ( アーユルヴェーダ:日常の季節と過ごし方 / V. B アタヴァレー著;稲村晃江訳)
どうでしょうか?いっぱいありますね。今の時代に、そして私たちが暮らすこの日本で、与えられた生活環境ではできないことももちろんあったりはしますが💦 そして、「間違った解釈」を避けるためにも理解が難しい場合は知識のある先生に聞く必要があったりしますね。
私はアーユルヴェーダが薬草やオイルを使っての治療だけではなく、こういった日々の行いを通して心とからだの健やかさを保つということを教えてくれているところがとても好きなんです。
私たちもできる範囲でこれらのことを実践してみたら若返るかもしれませんよ✨
そしてもうすでにできていることもたくさんあると思います。さらに、その行いを丁寧に、気持ちをそこに手向けてやってみましょうね♬
最後まで読んでくださりありがとうございます。ではでは、良い1日を👋
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