パパ、遺伝子組み換えってなぁに?

パパ、遺伝子組み換えってなぁに?

2晩かけて、ストレッチしながら見た。
1時間半ほどの長さだし、ポンポンっと知識が頭に入るのでとってもおすすめです。
昨年から参加してるスローフードの勉強会でも種について学んだばかりで、映画を見てつながるところもたくさんあった!
色々勉強したことをまとめてみる。


■遺伝子組み換えって何?
遺伝子組み換え作物
=genetically(遺伝的に) modified(変更された) organism(生命体)
=GMO


自然界では交配しない生物から遺伝子を持ってきて、掛け合わせることによってできた作物のこと。
つまり、トウモロコシの遺伝子に昆虫の遺伝子を組み込むことだって出来る。うぅ、、、気持ち悪い。。。


そうすることによって
・除草剤をかけても枯れない作物
・害虫が食べると死んでしまう作物
・腐らないまま長持ちする作物
などなどが出来上がる。
何だろう、狼男とか、ドラキュラみたいな感じやね。


今、作物の種は危機的な状況にあって、大手種子会社3社が世界市場の60%を占めている。
これら企業は「肥料」「農薬」「除草剤」でもトップシェアを誇る会社。
例えば自社の除草剤に耐性を持った遺伝子組み換え作物の種を管理・販売してる。


遺伝子組み換え作物は、除草剤をかければ雑草を抜く必要もないし、害虫に食べられる心配もない。
あまり手をかけずにたくさん栽培できる。
だからアメリカで栽培されているトウモロコシの約93%はGM作物なんだって。


■健康に悪いの?
映画をぜひ見てほしいんだけど、遺伝子組み換え作物をエサにして除草剤が入った水を飲んで育てたラットは、体中に大きな腫瘍が出来てた。。。
ラットの寿命は約2年で、実験に使われたラットは約1年~以降で腫瘍ができ始めた。
人間で言うと40歳ぐらいらしい。
とにかくすごくインパクトが強くてショッキングな映像だった。
もちろんこれから影響に関してはもっと勉強するけど、その映像を見ただけでも、GM作物を避けたくなるには十分だった。。


■健康以外にも被害があるの?
あるみたい。。


例えばGM作物のすぐ近くでNon-GM作物を育てていたとする。
そうするとGM作物の花粉は風で飛ばされてNon-GM作物の畑にやってきて交雑してしまう恐れがある。
つまり、今まで大切に何代も何代も受け継がれてきた在来種や固定種の作物が、簡単になくなってしまう可能性がある。


除草剤を何度も撒いた畑の雑草は、どんどん除草剤への耐性を付けてスーパー雑草が出来上がってしまう。
害虫もしかりで、農薬に負けない意味わからんぐらい強い害虫が産まれてしまう。
だからその雑草や害虫も殺せるぐらい強い除草剤を作る。
自然の摂理の中では産まれなかった怖い生き物が誕生するし、それによって土壌は汚染され影響はどんどん広がる。


GM作物の多くは家畜の飼料として使われる。
GM作物を食べて育った家畜に対して、表示義務はないため、例えGM作物を避けて暮らしていたとしても知らず知らずのうちに間接的にGM作物を口にしてる可能性がある。
加工食品に関してもGM作物が含まれているが主な原材料ではない場合、表示義務がないので知らないうちに食べているかも。


ちょっと、、、書いてて怖くなってきたわ。


■じゃぁどうする?
・有機栽培の野菜を購入する
・お肉を飼うときはGM作物ではない飼料で育てられたかどうか調べてみる
→ネットで調べたらパルシステムや生活クラブなどは大丈夫みたい!
・加工食品はなるべく買わず、自分で作ってみる

今までなんとなくしか意味が分かっていなかった「遺伝子組み換え」。
映画を撮った監督は、自分たちの子どもが暮らす世界が、このままでいいのか?とすごく苦悩してた。
めちゃくちゃ共感できるし、私が勉強し始めたきっかけも子どもたちだったから、学びをちゃんと日々の生活で実行していこう。