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 酒を久しく飲んでない。
昨日酒の話を書いてたらそんなことを思った。・・・ウソ言いました。日曜に缶ビールは飲んでいるのでウソだったわ。鉄板焼だったからね。そりゃ飲んで然るべきだし、嗜みというものだからこれはノーカンでおなしゃす。
 ・・・じゃなくて、スパンの話である。コロナを経て(ビールじゃないよ)会社の飲み会はなくなり、ちょっと飲みに行こうみたいな飲み会は依然少なくなっている。飲み会はキライである。・・・またウソ言いました。お手つき2回。正しく訂正するならば飲み会が『始まる直前までが』キライである。憂鬱極まりない。仮にそれが楽しい飲み会であっても、である。これは多分飲み会という大人数の会合に身を委ねるという行為自体に抵抗感を感じるというか。根がコミュ障だから仕方がない。
 だが一旦始まってしまうとあっという間である。ぶっちゃけ酔ってからの時間の経過は著しく早い。そう、当たり前だが宴席の主役は酔っ払いなのである。なので酒が一切飲めない人からすればきっと僕の「キライ」はミジンコ並にちっぽけな悩みに違いない。そう考えると人並みに酔っ払えるのはむしろ幸福に感じるべきなのかもしれない。酔える両親にまじ感謝!YO!
 ・・・酔ってないです。なんなら残業帰りに腹を空かして帰途につきながら電車でこれ打ってます。今夜の20時41分です。

 酒を飲めるとは言ったが、実のところ強いわけではない。油断してると飲みこまれる。そしてそんな日の翌日は地獄の二日酔いが待っている。次の日は◯んだほうがマシだと思うくらい、最悪な気分が胸の辺りから身体の端々へ万遍なく蔓延してくるのである。頭痛も痛い(誤用)。
 調子こいて飲んだのだから自業自得というものだという後ろ指で秘孔をつくような真似はやめていただきたい。どうか釈明の機会を与えてほしい。
 僕はけして大酒飲みなわけではない。食べながら会話をするというのが苦手なのである。自慢じゃないが僕はみんなとランチに行ったら誰と言っても一番食べるのが遅い自信がある。世界戦闘力でいったらもう少しでVIPに上がれるくらいである。そんな僕が飲み会に放り込まれる姿を想像してみるといい。そう、食べられないのである。みんなが楽しそうにしているのに一人だけモグモグモグモグしている訳にはいかないだろう?はっきりいって想像しただけでシュール極まりないではないか。かといって会話に集中すればとたんに腹は減る。さてどうするか。・・・飲むのである。そんなことしたくないのに飲んで酒で胃を満たすのである。せっかく美味しそうな食べ物があるのにそれを尻目に飲んでいるというアンビバレンツな気持ちを抱えながら2時間あまりを過ごすわけである。
 おかげで空腹で酔いは回るわなんやらで、二日酔い一直線の酔っ払いの完成である。

 これでわかってくれたと思う。酔いたくて酔っているわけではないのだ。飲みたくてビール2杯、梅酒ロック1杯、日本酒1合、ハイボール3杯を飲んでいるわけではないのだ。決してな。うむ、分かればよろしい、行ってよし。もしよければそこのコンビニでアタリメを買ってきていただけると助かる。お金は後払いでお願いします。
 痛だだだだだ!!!すんませんっ!ウソ言いました!お酒美味しいです!だからそのチョークスイーパーはやめてくだせえっ!

 ・・・合掌。

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