1冊の教科書じゃ世界は語れない
勉強する、といえば指定された教科書を中心に知識をつけること。
そういう風に長らく誤解をしていました。
その誤解に縛られていたら、大学院も落ちるよなぁと。
初めて体系だった勉強を始める小学校から、大学に至るまで常に知識の源たる「教科書」は指定されて育ってきました。
指定された教科書を授業で見て、予習も教科書の先を読むことで、テストになったらそれの問題を解く。
すべてがその1冊で完結していた、いや”そうである”と誤認をしていました。学問の本当の広さ・深さを知りもせずに。
そうした背景を持つ者として、大学院受験では大学の生物の授業で使った「キャンベル生物学」と(大学院の先輩からも勧められて)大学の図書館にあった「生態学入門」を利用していました。
そこにあることは完全とは言えずとも、大体抑えたつもりだったのですが、実際に問題を見たら全く知らない概念が飛び出してきて冷や汗をかきました。
「やることはやったよなぁ・・・」と思っていたのですが、
先日ネットのふとした記事で、もっと役に立ちそうな教科書を見つけたのですよ。
ウワアアアア
そうだよね。そうだよ。世界は本1冊で語りきれるほど狭くなんかないよな。
もっと専門的にした教科書だってあるよね。
そこからさらに学んでいけるんだよね。ウワアアアア
コホン。取り乱しました。
払った代償(不合格)はデカすぎますが、これがより本質的な一歩につながることを信じて。ライアンは浪人への道を歩み始めるのです。
始めるのです。
もっと、深淵に、世界の中心に、誰も見たことがない法則を見出すために深い海へと潜るのです。
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