ペダる?出不精な人々が楽する方法。
出前文化
象徴的な文化の一つ、ペダル(배달)=出前。驚くほどに、家に届けてもらうシステムが発達し、多くの韓国人が利用する。
日本で出前といえば、そば・・・の時代は終わり、寿司、ピザ、お弁当といった配達に限られてくるだろうが、韓国では様々である。
出前でよく頼まれるものについては下記で話をするが、なぜここまで出前が流行るのか。所見ではあるが、韓国人は基本、めんどくさがり。楽したい。
電話一本で安く、おいしく、しかも家にまで食べ物を頼めば持ってきてくれるなんてこんな楽ちんでお得なものはない。しかも、夏は暑く、冬は寒い気候であることからか、家で食べるよう、となっても、じゃあ料理というよりはじゃあペダル、となる。
そして、もう一つの理由は、配達システムが整っていることだ。様々な料理、低価格、そして何よりも速さ。最近は人気店は混み合うこともあるが、頼んでから配達まで1時間以内。しかもそれは、「ピザ」のみ、ではない。
配達人気メニュー
配達人気上位を挙げてみる。
〇タンスユク(韓国風酢豚)&ジャージャー麵
ペダルでも多い店は、中華料理屋だ。ソウルには意外にも点々と中華料理屋がある。その中でも、韓国風中華といわれるこの2品。
韓国風酢豚、タンスユクと韓国ジャージャー麵だ。
タンスユクは酢豚といってもチキンの天ぷらに近いようなもので、ソースはかける派もいればつける派もいる(この論争は韓国では定番)。
食べてみると日本人好み。一緒にはいってる餃子揚げもおいしい。
そしてジャージャー麵も甘辛いソースにラーメンの麵でいける!が量が多い。
これで二人前だったが、正直6割くらいしか食べれず次の日に持ち越した。
でもこれで、一人800円ほどだろうか。自宅の席で待っているだけで安く、おいしく、おなかっぱいのごはんが食べられるとは。
この時注文した『이화성 イファソン』という中華料理やは口コミでおいしいとあって、本当においしかった。店舗は梨大(イデ)周辺にあるそうなので、宅配でなくともお店に立ち寄ってみるのもよいかも。
〇フライドチキン
ド定番中のド定番。元祖出前といえばチキンである。以前チキン記事を投稿したが、
今や地元民ならず、観光客であっても、漢江のピクニックに、またはホテルに配達をしてもらう人もいるほどだ。
さらにペダル、もしくは持ち帰りで、コーラが無料でついてくるのも個人的にはかなり気に入っている。日本だとそのコーラにも200円くらい払わないといけないのが普通なので。
〇ピザ
韓国人は意外とピザ好きだ。日本よりも多くのフランチャイズがある。ピザハットは日本でもおなじみのピザだが、個人的なペダルのおすすめは、『피자에땅 ピザエッタン』。特にピクニックでも場所を伝えれば、そこに持ってきてもらえる。
いろいろな味のピザがお得。価格もLサイズで2000円程度!
ここピザ屋が好きなのは何よりもこのニンニクソース。韓国人のニンニク好き、ここまでか!と思いつつ、ほんとに美味しい!
「とても美味しいのでしょっちゅう注文してしまいますよ!」と注意書き。ウンウン
〇チョッパル(豚足)
チョッパルは好き嫌いが分かれる食べ物だが、韓国おつまみでは欠かせない。個人的に、韓国人の友達と食べるときしか手を付けないが、これもペダルでは頼む人が多い。
ペダルアプリでも、족발がカテゴリーに入っている。
個人的に意外なものとしては、コプチャン(ホルモン焼き)(固くならないのか?)、スンドゥブチゲ。出来立てをその場で食べるのがおいしいと思うが。
どうやって頼むの?
頼み方として、もちろん電話というのはオーソドックスだが、これは韓国語ができなければ話にならないので、ちょっと置いておき、アプリを紹介したい。
アプリには、요기요 (ヨギヨ)と배달의 민족 (ペダルの民族)が主流。もちろんuber eats もあるにはあるが、韓国出身アプリが有力。
ここではヨギヨを紹介したい。
今回はチキンを漢江で頼むという例。
①アプリをダウンロードする。
②チキンカテゴリーから好きなチキン屋を選ぶ。
ここではBBQ!
③BBQの中で食べたいチキンを選ぶ。
ありがたいことに写真付きなので韓国語でメニューが分からなくても問題なし。
④ここではオーソドックスな「黄金オリーブチキン」をクリック。
⑤何か追加で注文したいものがあればクリック。
ちなみに一番上にあるメンボシャ(맨보샤)とは、韓国ではよくあるパンに海老シンジョウを挟み揚げたおつまみ。居酒屋を手伝っていて初めて知った。
そして赤い注文ボタンをクリック。
⑥最後に住所と連絡先、決済方法。
ログインボタンもでるがログインしなくても注文可能。
A:住所は現在地でも選べるが、漢江でピクニックをしていたため、『バンポの駐輪場』を指定。近くにある目立つものの名前を入れておくとよい。
B:電話番号入力だが、ここで残念なお知らせ。韓国の電話番号でないと対応していないよう。届いたら電話がくるから。
C:決済 현장결제 現場決済 を選ぶ。
クレカか現地支払いになるが、クレカは韓国のものしか対応していないケースが多いので 現金で払うのが無難。
⑦料金の確認。
배달요금 配達料金 200円!が追加されて最終価格。同意をして、注文完了。
最後注文されましたというメッセージが出る。
⑧到着連絡
電話で到着しましたよ、とアジョッシから連絡が来るのではーいいきます、と言って迎え、お金を払えば完了。どうも現金が好まれる様子。
ここまで便利なヨギヨが、現地携帯しか対応していないとは本当に悲しい限り。もっと旅行者にも使えるようになったらと思うのだが、信用問題もあるのだろう・・・
携帯がない方は、ホテルスタッフにこのアプリを見せて、これを注文してくれ、とお願いをするのも方法の一つ。
韓国の日常をこのアプリで楽しんでみよう!
-----追記-----
ヨギヨが使えない人でもこんな便利なものが。多少高い可能性もあるけど、これは楽かも。
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