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図々しさも生きるため?韓国での行動の仕方。


図々しさは国民気質?

韓国に来て気づいたことはいくつかあるが、特に日本と違う文化と言えるのは、

人を気にしない図々しさである。つまり、図々しくもやってしまったもん勝ち文化とも言える。

自分の意見をどこまでも主張する、それが当たり前だという西洋人と比べると、アジアの一国である韓国も及ばないところはあるのだが、遠慮文化が基本とされる日本からすると、韓国人て結構、図々しくね?と思うことに違いない。

いくら多文化に許容がある私でさえ、あ、ここまで言っていいんだ、やっていいんだ、と驚いたことは、数回ではない。

ただし、こんな行動をする韓国の友達から、自分は図々しさとかないよ~、とほぼ100%言われることを見ると、もう文化の一部であり、気づいてもいないのだと思う。


そもそもの基本思考

韓国人全員がそう思ってるとは断言できないが、一般的に言うと、かなり自己利益を求める国なような気がする。人の心配より自分の心配、という考えで暮らしている人は多い。

半面、日本では、自己のことを気にする人間ももちろんいるが、むしろ周りにいかに迷惑をかけないか、他人を気遣えるか、自分だけが飛び出て金持ちになることに対しても、躊躇するような考えである。

もちろんどちらが悪いということでもないし、それぞれメリットデメリットもあると思うが、世界のスタンダートとしては、やはり前者であって、多少人をないがしろにしても、自分を有利に進めたいという考えは、ある程度仕方がないのかなと思う。

それに韓国式に物事を考えることで、周りと足並み揃える文化よりも、向上力や野心が、個々に備わるということもあり、個人的には、かなり好きではある。

他人が、自己利益を追求すれば、当然何もしない自分の自己利益が減る。もちろん、ウィンウィンが好ましいのであるが、すべて平等は、資本主義の中では難しい。そうなると自然と、ハイどうぞ、という分け前をムダに与えるわけにはいかなく、自分で利益を勝ち取りにいかないといけないわけだ。

それに加えた(もしくはそこから生まれた)負けず嫌いさ。落としどころが難しいプライドの高さ。どうぞどうぞの和文化を持つ日本人には難儀だ。


韓国で生き延びる方法

留学、仕事として行かれる方も、観光としていかれる方にもぜひお伝えをしたいが、韓国で不快に思わないために、ぜひ

「堂々と自分の言いたいことを言ってほしい。」

韓国語ができない方は、特に話すのに躊躇してしまうかもしれないが、英語でも日本語でもジェスチャーでも、周りの目を気にせず堂々と今自分に何が必要か、言ってみてほしい。誰に見られたって知っている人はいないし、むしろ誰も記憶にも留めてないので大丈夫。

もちろん、その要求が通るか通らないかは相手次第なので分からないが、覚えていただきたいのが、何も言わずともかゆいところに手が届くサービスをする国ではないということだ。(そう考えると日本すごい)

極端に言うと主張をした者が、その恩恵を受けられる。


些細な実例を挙げると、スーパーで割引と書いてあるけれども、価格表記があいまいになっており割引してるんだか、してないんだかわからない商品も、何も言わなければ正規価格で売ろうとする。ただしそこで、それ割引でしたよ、とか言ってみると割引になるのである

また、ゆずちゃのような、お湯を入れれば何杯も飲めるようなドリンクは、お湯をくださいといえば、追加されるという裏技がある。これは聞かなければわからなかったけど、韓国人の中では常識らしい。

ごはん屋さんでも、おかずは基本お代わり可能であるが、何も言わなければ持ってこない。どんどん声を出してキムチをお腹いっぱい食べよう


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安国のおいしい手作り豆腐チゲ屋さん「재동 순두부 ジェドンスンドゥブ」。先輩が好きなお店で紹介してもらった。辛いのが食べられない人でも大丈夫な豆腐メニューもある。もちろん、おかずはおかわり自由。


こんな自己中主義、ちょっと冷たい国、と思われたかもしれないが、そうではない。一度声をかけて話をすれば、一見怖そうなアジュンマ(おばちゃん)ももっと食べなーと、どんどんくれるし、おまけおまけは普通。

一度仲間認識が入ると、急に情が出てくるのも韓国人の面白さである。この話はまた今度。基本は人懐こいのである。

韓国人の付き合い方についてはここでも紹介しているので、よかったら。


韓国だけではなく、海外に出れば日本と違うことがあって当然。新しい文化の中で、楽しく過ごせれば、きっと考え方も見えるものもどんどん広がる、それが海外に行く楽しみでもある。

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