【画像生成AI】「納豆すべり台公園」への挑戦
まえがき
休日にどんな公園に行きたいか、3歳の長女に聞いてみたところ、なかなか刺激的な回答をもらいました。
納豆が好きすぎる。
自由な発想が大変ステキなので、AI画像生成ツール・Bing image creatorで公園の画像を作成してみようと思いました。
①田園に映える白と茶色
まずは長女のリクエストをそのままプロンプトに突っ込んでみます。
情報量が多すぎたかもしれません。お米の砂場、納豆っぽい色合いのすべり台、玉ねぎのオブジェが生成されています。シーソーはなく、右にあるのが鉄棒…?ごはんからの連想なのか、田んぼのど真ん中にある感じがいいですね。
②納豆をシチューにしてみたら
もっとシンプルにしましょう。「ごはん」だと、お米とも食べ物とも捉えられて不親切でした。食べ物の公園という総括の意味合いだと思うのでカット。また、遊具を4つも作らせるのは難しいと考え、前半の2つに絞ります。さらに、公園の全体像が見たいので、斜め上からの視点で指定。
だいぶいいですね。自然豊かなところにある、テーマパーク的な公園でしょうか。納豆を集めてすべり台の支柱に使うアイデアが秀逸。玉ねぎに顔を描いちゃってるのがカワイイですね。
③繊維質のアーバンライフ
でも、ちょっとジャングルジム感が足りないので、ワイヤー製で指定してみましょう。
白砂がまぶしい、都市型のオシャレな公園になりました。公園の玉ねぎには顔を描かないと気が済まないようです。全体的にワイヤーっぽくなったんですが、納豆の糸なのか玉ねぎの繊維なのか、よくわからなくなりました。素材の指定はやっぱりやめます。
※こういうの↓をイメージしてたんですが、ワイヤーじゃなくてロープ/ザイルでした…
④植物族モンスター
斜め上からの視点で画像を作ってましたが、実際に行った視点で撮った写真っぽくはないので、ローアングルに変更してみます。
口からすべり台。ローアングルで遊具の大きさを感じさせつつ、薄曇りの空がちょっとホラーな仕上がりです。玉ねぎだと思いますが、納豆の藁つとに見えなくもないですね。遊戯王のモンスター感ある。
⑤根を張るバブルの遺産
かなりいい感じになってきました。無人の公園の写真というのもリアリティに欠けるので、遊んでいる子どもを追加してもらいましょう。
おー。バブル期に税金ぶっこんで建てられた地元のシンボリックな公園って感じです。背景の古いビルとか、地味にリアリティがあってよいですね。玉ねぎに顔を描くのをやめてしまいましたが、リアル系ということで。
長女のジャッジは?
こうして作られた5枚の画像を「納豆の公園を探したんだけど、どれ?」と長女に見せてみました。
⑤の画像で
と言っていました。
とも言っていたので、楽しそうな公園として認識してくれたようです。
また、②と③は、長女の知っているすべり台のスケール感と合っていないせいか、
と言っていました。そもそも③はワイヤーだらけで、すべり台の存在感が微妙でしたね。
あとがき
画像生成AIの発達には驚かされますね。娘たちが大きくなるころには、ドリンクバーで新種の飲み物を作るくらいの気軽な感覚で、画像生成AIでいろいろ画像を作って遊ぶようになるのかもしれません。
でも、妄想の公園をクレヨンで画用紙に描く、という体験もしてほしい。イメージをカタチにすることの難しさ・楽しさを味わったことがなければ、自分や他者の創造したものへの敬意が薄れてしまうような気がします。
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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。