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【特許から見たSDGsグローバル企業ランキング】8.7 強制労働の根絶(農作業ロボット)-2022年更新版-

SDGsのゴール「08.働きがいも経済成長も」のターゲットである

08.7 強制労働を根絶し、現代の奴隷制、人身売買を終らせるための緊急かつ効果的な措置の実施、最悪な形態の児童労働の禁止及び撲滅を確保する。2025年までに児童兵士の募集と使用を含むあらゆる形態の児童労働を撲滅する。

については強制労働解消策の1つである農作業を自動化する農作業ロボット(自動運転農作業機械も含む)という観点でランキングを作成しています。

特許出願状況・ランキングおよび母集団検索式の利用にあたっては、特許から見たSDGsグローバル企業ランキングの目次ページから「0. 本ランキング情報の利用に当たっての注意点」をご確認ください。

A. 関連するゴール・ターゲット

8.7「農作業ロボット」に関連すると考えられるゴール・ターゲットとしては以下のようなものがあります。

02.3 2030年までに、土地、その他の生産資源や、投入財、知識、金融サービス、市場及び高付加価値化や非農業雇用の機会への確実かつ平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民、家族農家、牧畜民及び漁業者をはじめとする小規模食料生産者の農業生産性及び所得を倍増させる。
02.4 2030年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践する。

これらのターゲットについて各ターゲットごとのリンク先でまとめていますのでご参照ください。

B-1. グローバル出願トレンド

8.7「農作業ロボット」に関する特許・実用新案は2002年以降で9,477ファミリーありました。

全世界のファミリー数推移は以下の通りです(2020年以降は未確定)。

B-2. 主要国別出願トレンド

日米欧中韓および国際出願とインド・ロシア・ブラジルの国籍(優先国)別累積ファミリー数は以下の通りです。

日米欧中韓および国際出願とインド・ロシア・ブラジルの国籍(優先国)別ファミリー数推移は以下の通りです。

B-3. 特許から見た企業ランキング(2002~最新分)

企業(大学・研究機関や個人発明家も含む)ランキングは以下の通りです(出願人・権利者名義の揺らぎを統制していないため、トップ10に同じ企業が複数回登場する場合もあります)。

B-3-a. 特許から見た企業ランキング(2002~2011年)

B-3-b. 特許から見た企業ランキング(2012~2021年)

C. 分析条件

データベースPatbase(検索日:2022年7月4日)を用いて、母集団検索式は

(SC=(B25J OR G05D1/*) AND SC=(A01B OR A01C OR A01D OR A01F OR A01G)) OR JCT=(3C707/AS22 OR 5H301/BB01) OR JCI=G05D1/02/N OR CPC=G05D2201/0201 OR TAC=((ロボット W5 (農機 OR 農業 OR 農作業 OR 圃場 OR 農場 OR コンバイン OR 草刈 OR 収穫 OR 種まき OR 種蒔)) OR (ROBOT* W5 (AGRICULTUR* OR FARMWORK* OR "FARM FIELD%" OR "FARMING FIELD%" OR COMBINE% OR MOWING OR MOWER% OR HARVEST* OR SEEDING)))

備考:太字は昨年分から更新した部分

のように特許分類とキーワードで作成しています(特許分類の定義についてはJ-PlatPatの特許・実用新案分類照会(PMGS)でご確認ください)。

■検索式の記号について
TAC:タイトル・要約・クレーム
FT:フルテキスト
TI:タイトル
SC:特許分類(IPC、CPC、FIなど)
CPC:CPC(欧米共同特許分類)
JCI:FI(ファイルインデックス)
JCT:Fターム
A Wn B:AとBの近傍検索(n文字、順不同)
A WFn B:AとBの近傍検索(n文字、順同)
%:末尾に0-1文字のトランケーション
*:末尾に文字数制限なしのトランケーション

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