自社新規事業を検討する際の分析ストーリー構築例-JTBを例に-
「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。
先日、「JTB、2年ぶり黒字 コロナ関連事業が低迷の本業補う」というニュースを見かけました。
新型コロナウイルス感染症の影響で旅行事業は赤字ということですが、本社ビル売却やリストラ、その他コロナ関連事業で黒字を確保したということでした。
日頃、特許情報を中心として各種分析・コンサルティングを行っているので、このような記事を見ると「自分がJTBの社員だったら、自社の強みを生かしてどんな新規事業を提案するだろうか」と思考実験を行います(さすがに実際の分析作業までは行いませんが)。
今回は、JTBを例にした自社新規事業を検討する際の分析ストーリー構築例について、日頃私がどのように考えているかを説明していきたいと思います(実際の情報収集・分析は行っていませんので、あらかじめご了承ください)。
1 自社新規事業を検討する際に用いるフレームワーク
自社にとっての新規事業を検討する際にフレームワークとしては、
3C
PEST
の2つです。
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