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憧れのスポーツビジネスに”まずは複業”で挑戦!複業から正社員として入社した転職ストーリー

スポーツは誰もが夢見る憧れの領域ではあるものの、ビジネスとして関わるには現実的に難しいイメージがあります。しかし、まずは複業でライトに関わってみることで、そのイメージが払拭されるかもしれません。

今回はB.LEAGUE所属プロバスケチーム・福島ファイヤーボンズに複業で関わり、その後正社員としてご入社された工藤さんにインタビュー。

複業でのスポーツチームとの関わり方や、正社員としてご入社されるまでの気持ちの変化などを伺いました!

*プロフィール

工藤 直之氏
2018 年 8月~、レイノス株式会社にて人材スカウトエージェントとして、東北 6 県のクライアント向けのサービスを担当。本業の傍ら、スポーツビジネスから地域を興したいと考え、2020年度鹿島アントラーズが主催した「Antlers Business College」を受講。 秋田ノーザンハピネッツ様、ブラウブリッツ秋田様への提案等も行う。2022年2月から複業で福島ファイヤーボンズにゲームオペレーターとして参画。同年7月より正社員として入社。

スポーツ×地方創生への挑戦を複業から

チーム史上最多来場者数を目指した開幕戦にて、ペンライトで会場を紫に染める演出

ーー福島ファイヤーボンズでゲームオペレーターとして複業をはじめたきっかけは何でしたか?

前職はスポーツとは関係がない仕事をしていたのですが、元々バスケットボールを始めとしたスポーツが好きでした。また秋田県出身ということもあり、地方創生にも関心がありました。

そこで、スポーツと結びつけながら地方創生のお手伝いができないかと考え始めました。スポーツビジネスに対しての知識を深めるために、地方でうまく活動しているサッカーチームの勉強会に参加し、学びの機会をつくっていました。

このスポーツ×地方創生という想いや、学んできた知識をどこかで発揮できないかと考えていたタイミングで、福島ファイヤーボンズのゲームオペレーターの複業求人を見つけて応募しました。まさか半年後に正社員として入社するとは、この時は思ってもいなかったです(笑)

ーー実際に複業で関わっていた時には、どのような業務を行っていたのですか?

ホームゲームのある土日に現地に赴いて、当日の運営のお手伝いをしていました。接客や改善点のアドバイスなどもさせていただき、フリーで動かしてもらい様々な経験をしましたね。

7月から正社員として入社し、興行というホームゲームの全体統括をする部署の責任者をしています。今は10月から始まる新シーズンに向け、準備を進めているところです。


正社員として飛び込めたのは、複業期間があったからこそ

世界一のおもてなしをスローガンにサービスの改善に努める。  写真はアウェイチームへのおもてなしを表現するべく地元の専門学生に依頼したウェルカムボード。

ーーまさか転職するなんて、とのことでしたが、正社員として入社することを考えたきっかけは何だったのですか?

複業で関わり始めて約1か月後に、代表の西田さんに正社員として入社してくれないかというお話をいただいたことが直接的なきっかけです。

スポーツは夢のある業界ではあるものの、年収や働き方という条件面をみると、現実的なところで難しいだろうと想像していました。スポーツビジネスに飛び込みづらい一番の要因だと思います。

飛び込むには様々なハードルがあることを全てお話しさせていただいたのですが、それらを考慮してくださりました。

ーー複業で関わり、相互に理解しあえたことも一つの理由なのですね。

複業で関わらなければ、このようなオファーは間違いなくしてくれなかっただろうなというのは感覚としてありますね。

たとえば私のように、前職では全く別の仕事をしていて、たまにスポーツビジネスを勉強しているような人間が面接に来た際に、チーム側もこの人にどこまで任せられるのかという見極めが難しいです。最初に思い切った条件を提示することは、チーム側にとって大きなリスクがあるからです。

しかし複業という形でまずは関わったことで、仕事の進め方や人間性を見ることができたため、正社員としてのオファーを安心して出せたのだと思います。

ーー工藤さんとしても、複業での関わりは正社員としての入社を考える上でプラスになりましたか?

複業を始めたときは、そもそも自分には何ができるのか、全然イメージがついていませんでした。しかし何度か興行に行く中で、チームとしてこれから伸ばしていきたい部分を肌で感じることができました。

今後何を改善しなければいけないのか、そしてそのために自分は何ができるかということが、複業を通したおかげでイメージが湧きました。


スポーツから、福島を幸せに

試合以外でも楽しみを見つけてもらう為に場内のブースを拡充

ーースポーツチームに関わりはじめて、どのようなことにやりがいを感じていますか?

福島は、プロスポーツを見に行くという文化自体がまだまだ根づいていない地域です。福島ファイヤーボンズは、福島の人が豊かになる、幸せになるような取り組みを目指しています。

皆様に夢を与えられるようなチームでありたいし、このチームを誇りに思ってもらって、近くにいても遠くにいても応援ができるチームでありたいです。

現実からすると夢のような目標ですが、夢を現実にするために様々な課題を乗り越えていくのは、やりがいを感じますね。なにをするにも達成感ややりがいを感じられる環境は楽しいです。

ーースポーツが好きでお仕事で関わってみたい!という方に向けて、メッセージをお願いします。

私のように、子供のころからスポーツが好きで、何か携わってみたいけれども、現実的には難しいのではないかと考える人は多いと思います。そんな時にまずは複業という関わり方で、一歩を踏み出してみてほしいです。

外部からの新しい視点を求めているスポーツチームは多いです。ぜひ自分が勉強している分野や、これまでの経験を活かして挑戦してみてください!

取材、執筆:高岡慧

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