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起業前後に”複業”という発想を持つべき理由

日経COMEMO KOLの大林です。複業したい個人の企業や自治体を繋ぐ総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営する株式会社Another worksの代表をしております。

今回注目した日経電子版の記事は、大学発スタートアップの課題として経営ノウハウの不足についてフォーカスされた記事です。

記事内では、大学や研究機関に起業の種が多くあるものの、経営に関する知見・経験がないことを課題に挙げ、民間人材が副業や兼業の形で関わることが新たな起業を生み出すという可能性を示しています。

起業〜ビジネスグロースには異なる分野を得意領域に持つチームが欠かせません。そんなとき、”複業”という働き方、関わり方が非常に有効です。本noteでは、私が起業前後に実際にやってよかったことを「複業」という切り口でお話していきます。

起業前にやってよかったこと

まず、複業で起業準備をスタートすることです。いきなり一念発起するのではなく、まずは複業で起業のためのアイデアや構想を練り、滑らかにコミットチェンジをする方法で、複業起業とも呼ばれています。

前提として決して本業の手を抜いて良い訳ではありません。しかし、起業はリスクのある挑戦であり、断つ必要も無い退路もあると思います。土日や就業前後でサービス内容やテストマーケティングの実施、仲間集め、資金用意などが実施できれば初期の立ち上がりもスムーズです。

次に、複業で早期から強い実績や人脈形成をすることです。本業の肩書を外した個人での繋がりは案外少ないものです。そのため起業前の複業を通じて個人の名前でご期待いただけるような実績や人脈づくりが非常に有効です。繋がった方が初期クライアントとしてご期待いただいたり、メンバーとして参画してくれるなどの可能性も大いにあります。

実際、弊社サービスを使って埼玉県横瀬町で複業をした山上さんは、複業実践後に起業、複業先であった横瀬町が最初のクライアントとなりました。

つまり、起業前には【複業で起業準備】がおすすめなのです。

起業直後にやってよかったこと

起業直後にやってよかったことは、複業メンバーの採用です。さらに具体的に言語化すると、正社員と複業メンバーを融合した組織構築をしました。

労働力人口減少・採用難に陥る今、不安な起業直後のスタートアップにおける採用力は以前にも増して厳しい状態です。そのため、必要人員を正社員だけで賄おうとするとかなりの予算・時間が必要となります。

そこで複業です。弊社が起業直後に採用した複業メンバーは、なかなか正社員では採用が難しい即戦力のエンジニア・デザイナーとにかくトップラインを伸ばしてくれる営業メンバー、起業直後にフルタイム分の業務量がないものの重要ポジションである広報や人事など多岐にわたります。

さらに、経営陣の壁打ちができる外部メンター/CxOも複業採用をしました。既に起業している先輩経営者から備えておくべき事態や落とし穴を教えてもらうことで、最短距離で企業グロースを狙いましょう。

起業直後の【複業で仲間集め】は必須事項となっています。

ここまで私が起業前後に実際にやってよかったことを「複業」という切り口でお話しました。改めて【複業で起業準備・創業初期から複業で仲間集め】がキーワードです。今後も働き方や採用の最新トレンドを発信していきます。ぜひ他の記事もチェックお願いします!


大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
NAOTOMO OBAYASHI 公式ページ
複業クラウド(民間企業/複業をしたい個人の皆様向け)
複業クラウド for public(自治体様向け)

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