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2019/05/30 NewsPicksオリジナル記事感想まとめ

このBlogでは、ニュース配信アプリ「NewsPicks」で読めるオリジナル記事について、個人の感想を綴っています。(1日1回)

◎注意事項

・あくまで「個人的な意見、感想」です
・記事の詳しい内容は省く方向で、その場の気分で書いてます
・興味がなかったり、時間が無かったりで読まない記事もあります
・問題があれば削除します

本日の内容はこちら

【惨劇】人が理性を失う場所。「死の山」と化すエベレスト

今日は、今月に起きたエベレストでの大量死亡事故に関するニュースを取り上げる。

自分はこれまでも色々なところで書いている通り、山登りが趣味なので今回の話題は割と人ごとではない。

登山者的PDCAの回し方
栗木氏はなぜ山に登り続けたのかを考えた日
ビジネスの失敗と、山登りでの失敗談について絡めたお話

下の記事の写真を見てもらうとわかるが、完全に富士山登山の渋滞と同レベルのことが世界1の山でも起きていることが分かる。

多分写真の地点で8000mは超えているのではないだろうか?

標高8000m以上はデスゾーンと言われ、地上の3分の1程しか酸素は存在しない。ここでは身体機能の低下により行動する上でも困難になると同時に、寒さ強風といった外的要因も含むので遭難が起きやすいとされている。

自分だったらどんなに美しい光景が見えると言われても、この状態で何時間も待つのは願い下げである。

ちなみにエベレストでは1996年にも大量遭難の事故が起きており、これは漫画「岳」の最終話のモデルになっているとされる。

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今回の事故から振り返るならば、いくつかの点でまとめができる。

①人が山に登るのが自由意志によるものである限り、止めることはできない

登山者は自分たちの意志で選択して山に登っている。(多分ガイド以外でしかたなく登っている人は流石にいないだろう)

ただ現時点でもある程度制限は可能だと考える。
少なくとも技量や体力、精神力には相応の物が求められるので事前に厳しくチェックしてもいいと感じる。


②命のスリル、唯一の物にこそ価値を感じる

おそらく登山にハマっている人の何割かは、無意識にこれに囚われていると思われる。

世界のそこにしかないものに価値を感じ、直接見たい(or経験したい)と考えることに反対するわけではないが、やはり事故は他の人も巻き込む行為である。

命が掛かっているからこそ、自分の実力とは素直に向き合うべきだろう。(当然ながら自戒とすべき言葉でもある)


③市場原理と命を天秤に掛けるのはかなりのハイリスク

逆に言うと、いくらお金を出してでも行きたいという人たちに対して「どこまで鍛えられるか?」も、今後重要な視点となってくるのではないだろうか?

例えばエベレスト登山スクールみたいなものを開校して、それこそお金を掛けてでも行きたい人に入ってもらい、鍛え上げる仕組みを作る方が、ビジネス的には息が長く続けられそうだと感じる。

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どんなに準備をしても事故は起こる。
それは平地でも同じことなので、山に登らない人も普段の日常でどれだけ死を意識できているか考えてみるといいと思う。

その上で今の瞬間をどう生きるか、その時その時を大事にしていけたらいいのではないだろうか?


何らかのアクションをいただけると、一人で記事を書いてるわけではないのだと感じられ、嬉しくて小躍りしちゃいます。