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日本はなぜこうも生きにくい社会なのか

 こんにちは。あのんです。前回更新してから数日の間に多くの人からイイネ&フォローをしていただきすごく嬉しい限りです。フォローをして下ったり、イイネをしてくれた皆さまにガッカリしないような記事をお届けできるようこれからも頑張りますね♪

 今日はタイトルにもあるように日本の生きづらさについて書いていこうと思います。

 この記事を見てくれた皆さんは日本を生きづらいと感じているのでしょう。私もそう感じていた1人です。

 きれいな町に、きれいな水。整った学校教育に治安の良さ。世界を見渡した時にそれらが備わっている国はそう多くはありません。アフリカ諸国、中東などを見て貰えば日本がいかに恵まれた国かわかるでしょう。しかし、その一方で日本の自殺数はあまりに高いです。最近多くの芸能人の自殺がニュースになりますが、それは氷山の一角に過ぎません。日本の十代の自殺数は目に余るものがあります。戦争禍、内戦禍でもなく、ベネズエラ・コロンビア・メキシコのように警察がただのお飾りでしかない治安最悪国家でもありません。それなのにどうしてこんなに多くの人が死を選ぶのでしょうか。その背景には日本社会がものすごく生きづらい社会であるということがはっきりと現れています。

 ではその生きづらさはどこから来るのでしょうか。私は日本社会の不寛容さがその原因だと思います。高校は18歳で卒業し22歳で大学卒業、その後は新卒で入社した会社で一生過ごす。そういう風な人生設計が日本の中であまりに大きな影響を持っていて、それ以外の人生の送り方が認められていないばかりかそういった一般的な人生を送らない人の風当たりはあまりに強いです。例えば文系の大学院を出たひとや博士課程まで出た人の就職が日本では厳しいのは皆さん知ってる通りだと思います。長い間勉強して修士・博士の学位を取ったにもかかわらず、22歳新卒という一般的な日本人の姿にならないという理由で排除されています。

 私がイギリスで英語を勉強していた時、先生が「留学するのに1番障がいになったものは何ですか。」と聞きました。色々な国籍の生徒たちが1番にお金を言いました。そしてその次が語学力の心配でした。この程度の英語力でイギリスで暮らしていけるのかという心配。でも、日本人の生徒たちの1番の心配は就職する年齢が遅れること、学年が人とずれることでした。日本人以外の生徒はその答えを聞いて訳がわからないという顔をしました。彼らの言い分はこうでした、たとえ人より就職する年が遅れても高い語学力があればいいところに就職できるだろう。留学経験はプラスになれどマイナスになどならないだろう、でした。彼らの暮らす国、日本以外の多くの国は日本のように新卒採用、22歳での就職を重要視しません。そんなものより語学力・資格のほうが仕事をする上で遥かに役に立つからです。でも日本では「一般的な人生」の方が重要視されます。

 ここ最近スコラーの申請をしていて日本の不寛容さについてまた感じました。昔日本のある大学から特待生合格をもらったことがあります。そこに特待生剥奪の条件も書いてあったんですが、学校が認めた留学以外の休学をしたら特待生を剥奪するとありました。一方、イタリアの大学のスコラーは「2年間まで休学してGap Yearを過ごすことを認める」と書いてありました。Gap Yearとは簡単に言うと大学生が大学を休学してバックパックしたり留学したり、また学費を稼ぐために働いたり、もしくは自分探しをしたりできる期間です。大学生の若者たちが大学では味わえないいろいろな活動を通して人生経験を深める期間です。イギリスのウィリアム王子やキャサリン妃、気候運動のグレタさんなどもGap Yearの経験があります。でも日本にはGap Yearなんてものはないですし、大学生が理由もなく休学したらのちの人生に悪い影響をもたらす可能性が大いにあります。

 私の知り合いに東大に通っていた優秀な学生さんがいました。しかし卒業に必要な単位を誤解していて4年で卒業できないことがわかりました。そして彼はその晩首を吊りました。別に5年大学に滞在してもいいじゃないか、何もそんなことで人生を終わらせなくても、、と思いましたが、やはりそれは彼自身の考え方の問題というより社会の不寛容さが原因の気がしてなりません。もっと寛容な社会、一般的な生き方を全ての人に押し付けることのない社会になって欲しいものです。そうすればもっと生きやすい人が増えるのになぁと思います。

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今日もありがとうございました。また別の記事でもお会いしましょう♪

 

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