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新常態→新物語が世界を救う/新型コロナで物語を考えてみた!

「物語」が世界を動かしている

新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るっています。
そして、我々はまさに歴史の転換期の真っ只中にいて、マスク着用とソーシャルディスタンスがニューノーマル「新常態」の常識となりつつあります。
さらに人類は、今後どんな未来を描くのかが試されているのかもしれません。

実は今回の「ウィルス」よりも、口コミや報道、ソーシャルメディアを通じて疫病のように拡散する「物語」こそが、世界を動かしていると言われています。
今世界中で起こっていることは、人々の消費と行動や企業の投資、そして景気のすべてが一瞬のうちに崩壊してしまいました。
おそらく人類にとって想定外の「物語」が経済や政治を翻弄したのでしょうか?
しかもその「物語」の真偽はそう重要でなく、むしろ極度に単純化された伝わりやすい物語ほど爆発的に広がり力を持ちうるということです。

人間の思考パターンは「物語」である。

最近の脳科学の研究で、人間の思考パターンそして人間活動における「物語」構造の重要性が注目されています。
たとえば、歴史家ユヴァル・ノア・ハラリ氏は「サピエンス全史」で、人類を他の動物と分ける固有の特徴として、「フィクションを創造し、信じる力だ」と記しています。 さらに英著述家のジョージ・モンビット氏は、「人類は時の経済モデルが有効性を失ったと思うたびに、それを再生させる新たな物語を作ってきた」と指摘しています。:Global Economics Trendsより

「新型コロナウィルスの物語」とは?

そこで「ハリウッド式ライティング」と「ヒーローズマップ」の手法を使って、新型コロナウィルスをテーマにした物語の一例を考えてみました。

スライド1

スライド2

もちろん、エンディングはハッピーエンドではないかもしれません。 しかし現実を「物語」として自分が今どのステージにいるのかを俯瞰することで、普段は目の前のことに煩わされて気づかない本当に大切なことや、将来の見通しが開けてくるかもしれません。
多くの人がそれぞれの立場で「新常態」から「新物語」を語るとき、世界は新たな方向に動くと願っています。

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