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コミュ力とは何か?

「コミュ力が高い」と聞くと、明るくハキハキと話し、物怖じせず、周りの人にいつも笑顔をふりまいて、輪の中心にいる人…というイメージだろうか。


でも今日、とある人がそんなステレオタイプな「コミュ力」に素朴な疑問を呈した。


声が大きくないことや、キビキビ動けなかったり、話題が豊富でなかったりという理由で、「コミュ力がない」というレッテルを貼るのは危険ではないのか?と。


静かに…でも自分の考えをしっかり話す人がいる。動作がゆっくりでも、慎重に確実に、物事を進めていく人がいる。自分から話題を提供することが少なかったとしても、誰可の話を心から楽しんで、おざなりでない誠実な相づちを打つ人がいる。


そんなふうに、自分の世界を築き、周りと繋がっていく人がいる。


わが家の次女は、ステレオタイプな括りでは「コミュ力がない」判定をされることがほとんど。バイトの面接を受けるたび、大人しすぎる受け答えによい評価をもらえず、いつもなかなか仕事が決まらない。


世の雇用主や採用担当者は、絵に書いたような即戦力…打てば響く(ように見える)瞬発力高めの人材を好むのだと、次女のバイト面接連敗話を聞くたび、思い知らされる。



そんなバイト面接で人格を否定され続ける次女を間近で見ているものだから、今日はうれしかった。


ステレオタイプなコミュ力に疑問を呈したのが、人事権のある新卒採用面接などにも関わっておられる社内上層部の方だった…というのが更に心強い。


自分の個性をねじ曲げなくても、素の自分を、ちゃんと見ててくれる人はいる。そんな人に、必ず出逢える!


そんな勇気をもらえる日となった。

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