春ジャガの収穫 第3弾 デジマとニシユタカ そして今シーズンの総括を
先日、梅雨の晴れ間を狙ってデジマとニシユタカの収穫をしました。これで今年の我家の春ジャガは全て終了です。
さて、近年我家のジャガイモ栽培で顕著なのが春ジャガの成績の悪さです。今年の春ジャガも、これまで収穫したものはどれも小さなイモが多くて大きなイモが少ない。
このことは我家の食糧自給率に直結する由々しき問題なのですが、原因がよくわかりません。連作障害が出ている?土壌のバランスが悪い?病気が出た?でも、秋ジャガはすごくいい感じで収穫できてるわけで。
春と秋ではジャガイモの生育は一般的に春がよくて秋が悪いのが普通。しかし、我が家の畑では完全にそれが逆転しているんですよね。
そこも不思議なんだよなあ。あれ、これはひょっとするとジャガイモの種類のせいかも?と気がついて、今回は例年秋ジャガとして植えるデジマとニシユタカを春に植えたらどうなるか?という実験をしてみたわけです。
実験ですから、デジマは4株、ニシユタカは5株しか植えていません。ほんの少しだけ植えたこの2種は、12月末に穫れたイモを種芋にしましたので、他のジャガイモより出芽が遅れ、ズルズルと時期がずれ込みました。
ここに来てもまだ葉が十分に黄変し切っていませんが、気温が30℃を超え出すとジャガイモは太るのをやめるそうですし、思い切って梅雨の晴れ間を縫って掘ってみた次第です。^^;
実験結果としてはデジマとニシユタカは秋だけじゃなくて、春にも大きなイモが収穫できることがわかりました。
これはどういうことなのでしょうか?
近年私が植えているジャガイモはこのあたりじゃものすごく一般的なラインナップです。これらをいつもお世話になっている日本いも類研究会の「じゃがいも品種詳説」で調べてみましたら、この春に私が植えたジャガイモは北海道で作出された品種が多くて、ほぼ全てが寒冷な場所向きです。
一方、デジマとニシユタカは長崎県総合農林センターで作出された品種で、九州や温暖な地方向きなんですよね。
なるほどなあ。どうやら近年の温暖化の影響で、寒冷地に適しているジャガイモが私の住む地域の気候に合わなくなって、温暖な地方向けの品種が合うようになってきたということかも知れません。
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