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#003 昔のコネ就職に思いを馳せて

こんにちは。
今日は、一昔前の就職についての話、そのどうでもいいことに感動し、明日も感謝しながら生きていこうと思った話をする。

私の両親はどちらも精密機器メーカーの研究職だった。(今はもう退職している。)

親の時代、研究者の卵である大学生たちは研究室の教授によって、大学卒業後の進路を決められていたらしい。

「去年卒業したうちの学生は堀○製作所に行ってもらったので、君は島○製作所に行ってもらおうかな」

という調子で、大学とコネのある企業への就職が秒で決まる。
そうして、私の両親は島○製作所へ入社。
その後どのように惹かれあったのかは知らないが、2人は結婚。

そのあたりまで時間を遡って考えた時に、

「あの時の教授が母親を別の会社へ送っていたら、私も存在していないのだなぁ」

としみじみ思うのだ。

当たり前の話なのだが、偶然の積み重ねで今の私がいる。
そんな奇跡に感動しながら、これからも生きていきたいと思うのだ。


…しかし、この時代みたいに、就職もすぐ決まればいいのになぁ(辛)。

卒業後に就職かD進か、その他か、という選択はとんでもなく人生を変えてしまう選択のような気がするけど、
今夜何を食べるか、今私がnoteを書くか書かないか、そんな小さな選択もきっと同じくらい人生を変える可能性を秘めている。

だから、
就活を途中で辞めたことで、自己嫌悪に陥るのは、もうやめよう。
就活を途中で辞めなかったら、できなかったことを今できているのだから。
そして、これからも、そういうことの積み重ね。進みたくて選んだ道、たまたま来てしまった道、嫌だったけど来ちゃった道、なんであれ、ものすごく偶然で奇跡的にそこにいる。そして今進むこの道をいかに楽しむか。