衣服標本家:長谷川
技術が循環する環境をつくる
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技術が循環する環境をつくる

衣服標本家:長谷川

生産管理をされている方から質問を頂いたのでこたえます。

私は生産管理を本職とした経験がありませんし、いわゆる低価格帯の商品を扱ったこともありません。
なので具体的なアドバイスは出来ないです。
しかし、質問主さんはもうやりたいことが決まっているように見受けられます。


質問内容をみると「もっと良いものを、しっかり作りこみたい」と自分の想いを書いてありますね。
だけど「値段や納期に制約される」と。


やりたいことをやるには、環境を変えるのが1番だと思います。
相手を変えるより、自分が変わる(動く)方が労力も時間もかかりません。
なので、値段や納期に制約されない場所に行くのが良いと思います。


いきなり「転職する」ということではなくて、土日だけ小さなブランドの生産を手伝ってみるとか。
出来る範囲からチャレンジしてみては如何でしょうか。
私の感覚ですと、生産管理を欲しているブランドは多くあると思いますよ。


ちょっと環境は違うかもしれませんが、私の似たような体験談を紹介します。

私は会社員時代に「テーラーメイドの勉強がしたい」と思い、2軒のテーラーで計2年ほど学びました。

その2年間は「技術が循環」するような時間でした。

テーラーメイドを学ぶにつれ、慣れてしまっていた日々の仕事が新鮮なものとなり、会社の製品の良いところをどんどん発見することができました。
その新たな発見をテーラーで深く掘り下げてみる。そして、またそれを会社に持ち帰る。そんな2年間でした。


今の仕事を俯瞰できる位置にいくと、身近なところに新たな発見があると思います。
そして「もっと良いものを、しっかり作りこみたい」の 良いものとはなにか? 作りこむとはどういうことか? を自分の言葉で話せるようにしておくと、より想いが強くなると思います。


私自身、独立をしてから生産管理もしています。
「段取り八分」という言葉もあるくらいに、生産管理は大切な仕事だと痛感しているので、一緒に勉強を続けましょう。
質問ありがとうございました。

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衣服標本家:長谷川
ガラスのない美術館「半・分解展」を主宰 フランス革命から第一次世界大戦の衣服を分解し、100年前の「感動」を100年後に伝えるために生きてます