#13 たかが?orされど?
”たかが幼稚園”
これが戦いの末の結論です。
幼稚園の先生やお勤めになっている方が読んだらイラッとしてしまいますよね。
でもこれが現時点での私の答えであり、前に進む方法です。今日はそんなお話を…
ことの発端は、6月初め。
仲の良いママ友の幼稚園アプローチ。
元から幼稚園志向の強いママだったので、一定期間の療育を経た後は幼稚園生活を経験した上で小学校入学へ繋げていきたいという考えもあり、年中さんの今年こそは幼稚園へ!!と意気込んでいました。
しかし、想像以上に向かい風は強く…
障害のことや病院での診断、診断書の有無、集団生活への影響などなど、親の立場からしたら痛いところばかりを突いてきたとのこと。
私も保育の現場で働く立場なので、幼稚園側が危惧することや確認しておきたいことは分かります。
多少ぶしつけな質問も時には必要だということも。
でも、凹む!!(笑)自分のことのように考えてみると、過去の自分を反省したくなるくらい凹むものですね。。。
その時ふと、2年前の療育に入りたての頃のことを思い出しました。
同じように幼稚園探しを頑張っているママがいて、そのママはプレ幼稚園から何か所も連絡をしたり通わせてみたりしながら検討していました。
しかし、
その中の1か所からお断りの際に言われた言葉は、
「そのようなお子さんはうちでは受け付けられません。」
という心無い一言。
”そのような”
この5文字が悔しくて悔しくて。
見えない線引きをハッキリと、見て取るように感じました。
「普通」の基準なんて無視して、ちゃんと我が子を見つめて理解して歩んでいけたらいいのに、それでいいのに。
心無い一言に「普通」を思い知らされます。
明らかに線が引かれて、明らかに壁があると。
そんなことを思い出していた時に、幼稚園での痛い攻撃を受けた話を聞いた別のママ友がぽつりと一言。
「たかが幼稚園なのにね」
もちろん早期教育の重要性は理解しているし、されど幼稚園です。
園ごとに特色もあり、子どもが最初に踏み出す社会生活の1歩として重要な役割があります。お受験をして入園する価値だって理解しています。
でも、我が子たちはいわゆる「普通」ではないんです。
「普通」じゃないこの子たちからしたら、自分に合わない場所なんてそれはどんなに良い場所でも、所詮”たかが”と言える場所。
合わない枠に囚われずに、
つま先立ちをしてもまだ背伸びをしなきゃいけないような、
そんな足が痛くなるだけのことはやめて、
誰かが決めた「普通」の枠に入れなかったら、また別の居場所を探せばいいやくらいの気持ちでいいのかもしれません。
これから先、何度もこの悩みにぶつかっていくでしょう。
だからこそ、この気持ちを今の時点で持てて良かったと思えます。
どんな苦い経験にも意味があると最近よく感じます。
たかが幼稚園、されど幼稚園。
苦い経験と一緒に、親として大事な気持ちを学ばせてくれたから、
やっぱり、されど幼稚園かな(笑)
皮肉を込めて。
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