サンフランシスコに留学してたら絵描きになった話

この世で1番幸せなことは大切な人に愛されているという実感だと思う。
みなさんこんにちは！似顔絵作家、アーティストとして活動しているアニーです。

自己紹介をまだしていなかったので、私が絵描きになった理由、それも似顔絵が中心の作家になった経緯を書いてみました。

1.このままじゃやばい

それは大学3年生の時。

父親の出身国アメリカで一度も暮らしたことのないまま卒業するのは嫌だなぁと思い、1年間休学してサンフランシスコに滞在していた時でした。

当時、ろくに英語を話せなかった私はコミュニケーションで行き詰まります。(1番の親友は親戚の家にいた犬のフレディでした…笑)

相手は大切な人なのに、自分の持ち合わせている言葉だけで想いを伝えようとしたら表面的で薄っぺらいものになってしまったり、言葉不足なせいで相手との関係を深められなかったり。

このままじゃやばい。

なんとかして、あなたのことが大好きだよ！友達でいてくれてありがとう！存在に感謝してる！できることならもっと仲良くしたい！！って伝えなければ…！と焦った私は言葉以外の方法でこれらの気持ちを伝える作戦を考えます。

そして思いついたのが「似顔絵を描いて贈る」という行動です。

2.お金を払ってあなたに描いて欲しい

滞在先でお世話になっていた家族、友達、バイト先の上司まで、誕生日やお祝い事など描けるチャンスを見つけては全力で作成し、贈り続けました。

似顔絵を受け取った人たちは、それはもうむちゃくちゃ喜んでくれて、‘Can you draw me next??(次私も描いてくれない？)‘ と友達の友達から予約が入ったりするようになり、そこからまた仲良くなったりしました。

喜んでもらえると私も嬉しくて、より精を出してまた描いて、を繰り返し…

そんなこんなを続けているうちに、「似顔絵を描くやつ」としてちょっと有名人になった私のもとへ「アニー、あなたに子供の絵を描いてもらいたいの。あなたにきちんとオーダーしたいから、お金を支払わせて」とお願いされることがありました。

ひとつオーダーしてもらえると不思議なもので、その後も「結婚記念日のお祝いに描いてほしい」「友達の卒業祝いに」「亡くなったペットとの想い出に」と続けてご依頼をいただくようになり、これはちゃんとメニュー化して販売することにしようと決めました。ちょうど3年前の夏あたりです。

3.似顔絵ブランド Dear Precious の誕生

描き続けて気付いたことは、みんな「絵にしたい想い」があってオーダーしてくださるんだということです。

なら、私のすることは、大切な人を想う気持ちを形にすることだなと。
そうして発足させたのが、“Dear Precious,” 「かけがえのないあなたへ」という名前のついた似顔絵ブランドです。

２つのコンセプト

現在、オーダーいただいた似顔絵の裏には必ず “Dear Precious,” から始まるコンセプトを2文書いています。

“Dear Precious,You are born worthy.You are always loved.”

というメッセージです。

生まれてきただけであなたは無条件に価値のある存在だということ。
そして誰かにいつも愛されているということ。

その気持ちを絵にされたいほど、あなたは愛されてるし大事な存在なんだよ〜！ってことを伝えたくて似顔絵を描いています。

無形の形を有形に

新しく絵を手がけるとき、「この人は誰かにとってかけがえのない大切な人なんだ」といつも意識して描いています。

この人がいるから笑顔になる人もいるし、存在するだけで喜んでくれる人もいる。

そしてその存在は他の誰にも代えられない。

すごく大事なことだけど、普段は忘れてしまいそうなこのことを、たまに似顔絵を見て思い出してもらえたらいいな。

そしたらちょっとしんどい日も、頑張れるかもしれない。

そう思って描いています。

4.終わりに

私にとって、絵は大切な人に大好きだよ！頼りにしてる！いつもありがとう！と愛を伝える手段です。

その手段を通して愛を広げる社会貢献を続けたいと思っています。

誰かの幸せや喜びとなる作品を作り続けること、それが私の目標です。

最後まで見てくださりありがとうございます。

見てくれる人がいるから今の私がいて、本当に応援してくださる皆様に感謝いたします。

これからもどうぞ私とそして私の作品たちをよろしくお願いいたします🥰

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