あなたのやさしさを向ける方向は
人って大切な人にほど、居てくれて当たり前と思ってしまう。
身近な人ほど、関わりを疎かにして、やさしさを忘れてしまう。
人って遠い人にほど、気を遣って好かれようとしてしまう。
自分のことをよく知らない人にほど、嫌われないように丁寧に接してしまう。
でも、本当に大切にすべき人って一体どちらなんだろう。
ご飯を作って帰りを待ってくれていたり、洗濯物を洗って干して畳むまでしてくれていたり、ゴミ箱に溜まったゴミを何も言わずにまとめてくれたり、棚にトイレットペーパーを補充してくれていたり。
嬉しいことがあったら一緒に喜んでくれたり、一人じゃどうしようもないことがあった時に気にかけてくれたり、毎日顔を合わせて「おはよう」「おやすみ」と言ってくれたり。
利害関係は一切なしで優しさをくれる、一緒に居てくれる存在。
そういう人たちをまず笑顔にすることが必要なんじゃないかな。
私のやさしさを向ける方向、優先する対象を間違えたくないなと。
近しい存在だからといって、礼儀を忘れてはいけないし、感謝することを忘れてはいけないし、自分の怒りをぶつける矛先にしてもいけない。
だっていくら近しい存在と言っても相手は自分とは違う一人の「人」。
「一緒に居てくれることが当たり前」なんかじゃないから。
「一緒に居れること」はどうしようもなく素敵で尊い奇跡だから。
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