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歯の移植について

 皆さんの歯は健康ですか?歯は生きていく上で本当に大切ですよね。
 私は昔から虫歯になりやすく、しっかり磨いていても、何故か虫歯ができてしまっていました。
 
 小学生の頃のずさんな歯磨きが、今の口内の状況を作り出してしまったのかも知れませんが、それだけではないと思うのです。

 ある歯科医師が、虫歯は、歯磨きだけではなく、メンタル面も大きく関わっていると話していました。これは余り耳にしない説ですよね。

 しかし、私も思い当たる節が多々あるのです。
 
 まず、広告制作の仕事に就いていた頃です。残業というレベルのものではなく、もはや会社に住んでいました。
 
 精神力も体力も仕事量に追いつかず、食欲というものは消え失せました。
 食事は、取り敢えず体を機能させるためにとらなければならない行為へと化し、美味しいかどうかなどは関係ありませんでした。

 食べても戻してしまう、喉を通らないなんていう日が続くこともあり、そんな時唯一食べられるものがチョコレートやアイスクリームでした。(しかもラクトアイスばかりでした。安いので。。) 

 溶けて液体になるので、汚い話ですが戻す時も楽なのです。

 恐らく、その生活が歯を傷めた原因の一つであると思います。
 
 お砂糖は、歯だけでなく健康にも良くないことはもはや常識となりつつありますが、全く摂らないというのは不可能に近いです。甘いスイーツが好きな私には、少なくとも不可能です。お料理にも使用しますしね。

 当時、ストレスという言葉では言い表せない程の大きな不安や恐怖を抱えて毎日を過ごし、しかも食事がチョコレートです。

 24時間以上働く日は、歯磨きの時間を取っていたかどうかすら怪しいです。
 
 その結果、あっという間に大きな虫歯が出来ていたようで、歯科にかかった時には抜歯しかないと申告され、当時の私は心身を侵されていたため、何も考えず言われるがままに抜歯をしました。

 生まれ持った大切な永久歯を抜いてしまったという状況に、帰り道大粒の涙が止まりませんでした。
 23歳でこんなことになってしまって、お母さん、ごめんなさいと。

 その後別の歯科にかかったのですが、そこでは可能な限り歯を残す治療をしたいと申し出たこともあり、神経を取らなくてはならない数本の歯を、自由診療で残すという治療を施してもらいましたが、結論を申し上げますと2本失敗されました。

 しかも、前の歯科で抜歯した歯は、この治療をしていれば抜かずに済んだとも言われ、どうしようもない虚無感に苛まれたことは一生忘れられません。

 その失敗された2本のうちの1本は、現在の歯科で抜歯しかないと言われ、抜歯済みです。この時は、私から見ても抜歯はやむを得ない状況でした。

 そして、残るもう1本ですが、本日全て欠け落ちました。

 この悲しさ、辛さは誰にも理解してもらえないだろう、主人さえ分からないだろう。もう話したくない。食べたくない。お料理もしたくない。このままどんどん歯を失っていく恐怖。消えてしまいたい。

今日思うことは、ずっとこのような事ばかりでした。



 以前より、本日欠けた歯の部分には親知らずを移植する予定でした。
 笑うと見える位置なので、ブリッジか、部分入れ歯か、移植をするかで相当悩みましたが、本日やっと移植をしようと答えを出すことが出来ました。

 親知らずなどの噛み合わせに影響しない元々不要な歯を、欠損した部分に移植する手術のことを「自家歯牙移植」と言います。

 私も現在の歯科に通うまで、そんな方法があるとは知りもしませんでしたし、元より考えたこともありませんでしたので、とてもびっくりしたと共に、また自分の歯で噛むことが出来るんだ、ととても安堵しました。

 この手術は、歯根膜という、歯茎とのクッションのような役割をする歯の表面の薄い膜ごと移植するため、食べ物の食感や歯触りを失うことなく、もともと生えていた歯と同じように使うことが出来るというメリットがあります。

 ただ、年齢が上がるにつれ成功率は下がり、成功したとしても移植先の位置によって、保つ年数も変わってくるそうです。

 私は、成功率は50%で、保って1〜5年と言われていますが、上手くいけば"5年も"自分の歯で生活できると思えば挑戦する価値はあると思いました。

 たかが5年ですが、されど5年です。もしかすると1年かもしれませんが。
 費用のこともありますので主人にも相談したところ、「無駄になってもいいよ」と何とも優しい言葉を頂きました。言い表せない感謝の気持ちで一杯です。


 最後になりますが、皆さんも、自分が生きやすいと思うことを最優先にして、少しでもストレスを感じない生活を送ってくださいね。
 
 会社の奴隷になる必要はありません。私たちには会社を選ぶ権利があります。
 合わないと直感した仕事、会社はすぐ辞めていいのです。

 諸事情で、会社に退職の意思を伝えることが難しい場合は、代行してくれる業者もあります。

 沢山悔しい辛い思いをしてきたので、企業側ではなく労働者に寄り添った社労士になり、1人でも多くの頑張る人を救いたいという強い意志で社労士を目指し始めました。
 
 悲しことではありますが、今日また一つ歯が欠け落ちたことで、改めて初心にかえることが出来ましたので、まさに悔しい気持ちをバネに明日からまた勉学に励みたいと思います。
 
 こんな記事を長々と読んでくださった方、どうか少しでも負けるな、と念力をください。笑

 念力は脳の電気信号なので、私のセロトニン受容体に届くと信じております。(テレパシーの原理です。)

 それでは、歯のことで悩んでいる方の参考に少しでもなればと思います。

 愛を込めて、さようなら。

 

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