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Freedom from Suffering② 苦から自由になる ルアンポー・プラモート師

(続き)ブッダはもしも私たちが四聖諦(ししょうたい:Four noble truth)を学ばなければ、生と死の輪廻を繰り返し苦から自由になることは出来ないと説きました。四聖諦はブッダの最も高い段階の教えなのです。もしも四聖諦を本当に理解したならば私たちの心は生と死の終わりの無い輪廻から自由になるのです。ある人は瞑想によって過去生を思い出すことが出来る人がいます。ある人は1つ2つ前の生、ある人はもっと多く前の生を思い出すことが出来る人もいます。時には瞑想の中で死んだ後別な界への移動していたことを観る人も中にはいます。それらの能力を持った人は生と死のサイクルが回っていることを知ることが出来るのです。しかし、いずれでもブッダの教えに触れる機会のなかった生では生は孤独なものと感じるのです。生きる事に本当の進むべき道が無いと感じ、生きる目的は何なのかわからないのです。
 私たちは何を目的に生きるべきなのか本当にわかっていないのです。私達は生まれ学校に行き学びます、すると次は仕事に行き同じように従っていくのです。ある人は結婚し家族を持つことを決めます。ある人は子供を持ち同じようにしていくのです。そして私達も亡くなり彼らも亡くなるのです。これが私たちの生から死までなのです。しかしもしもブッダの教えに触れる徳を持っているならば、人生に目的が起こってくるのです。そして私たちがなぜ生まれてきたのかわかるようになるのです。私たちの生は意味のないものでは無いのです。私たちの生は苦(ドゥッカ)から心が自由になるという本当の目的があるのです。たとえ私たちが完全に苦から自由にならなかったとしても、少しづつそれに近づいているのです。ある日、四聖諦が非常に明晰に明らかになるまで、私たちはこの心を高めることが出来るのです。
 ここで法話を聴いている皆さんは話をよく聞いてくれています、ダンマの訓練をしたことがあるひとも多いと思います。私たちの多くは身体と心を分けて観られるようになっている人が多いのです。ですから今日は四聖諦について話をしたいと思います。(続く)


参考:Freedom from suffering

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