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こんなウェディングもあり?!野外でのWEDDING PARTY!

先月、晴れて結婚パーティーを挙げることができました。花嫁の為の結婚式といわれますが、この花嫁「結婚式をするなら野外で!」と子供の頃に描いたイメージがあり、全てが手作りで、仲間とゼロから作り上げました。親族も参列者もビックリなこと多数だったと思います。でも「二人らしいね!」と言われる会になりました。200名近くの参加者の皆さん、ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました!

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1)会場は、東京で一番近い田舎「なーんにもない」はらっぱで!
2)ご祝儀ではなく会費制で!
3)入場は田舎ならではのアレ!そして新郎は〇〇、新婦は〇〇?!
4)どれをとっても、顔が見える安心感
5)野外イベントのリスク
6)自分たちらしく。でいいけど、ワガママに!

1)会場は東京で一番近い田舎「なーんにもない」はらっぱで!
東京で一番近い田舎といわれる神奈川県相模原市「藤野」。WEDDING PARTYの会場は、そこで新婦が主催、新郎が設営をする野外フェス「そらにわ」の場所でした。「なーんにもない、がある」がコンセプトのこのフェス。電気も水道もない。会場までも農道なので、小さな車しか入れない他、雨が降ればすぐぬかるみ、誰も普段いかないような場所。

そらにわ会場全体

でも、山間谷あいの地域で、あんなに開放感あるような場所はなかなかなく、「晴れたら最高!!」という望みをもって、そのお天道様との賭けに挑みました。思えば、会場選びも喧嘩するほど話し合いました。でもやっぱり、私達の節目を大事な人たちと共有するなら、一番私達らしい空間を作りたかったのです。

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2)ご祝儀ではなく会費制で!
そもそも結婚式への憧れは薄かったので「どうしてもやりたい!」とまでもない「結婚式」に大金出せるか、と言ったら、うーん。悩みました。でも記念だし、ウェディングドレス、着なかったら後悔しそう。何より母の強い希望もあり…(笑)ありがたいことに周りにはいろんなプロや仲間がいたので、個人の繋がりでプランニングすることに。予算を出して会場のキャパ人数を割り出し、参加費をいただきました。

3)やりたいことだけやる、服装も過ごし方も自由
私たちが一番したかったことは二人一致で「軽トラックで入場すること」だったので、後の内容は仲間と話し合って決めていきました。「いわゆる儀式的なことは、しなくていいよね」ドレスコードは汚れてもいい服!ヒールは禁止(笑いごとのようですが、本当に危険でした!)席も決めていたわけでなく、ただゴザやテーブル、ベンチ、丸太をざっくりとした感じに並べて(このざっくり感が難しい。並べ方には一苦労しました)立ち歩き自由な空間を作りを。当日みんなが自由に座り過ごしていたのを見てよっしゃ!って心の中でガッツポーズ。こども達は自由に遊びまわり、隣の人との出会いも生まれていました。

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3)入場は田舎ならではのアレ!そして新郎は〇〇、新婦は〇〇?!
このウェディングで一番やりたかったことは、「入場」!新郎がまずステージに立ちマイクをとるなり「本日、司会・新郎を務めさせていただきます!」と宣言。そして「では、新郎新婦の入場です!」と、すかさずダッシュ!!!そして、軽トラに乗って登場~

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その間には大好きなお友達、バイオリンとギターのユニットThe holy groundが生演奏!

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サプライズで椿のフラワーシャワーが!※椿の、葉っぱの方です(笑)

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新婦はシンガーソングライターなのでちょこっとライブも。

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音楽家の父にもライブしてもらったのですが、2人ともこの日の為に作った歌を歌うなど、親子かよと突っ込みたくなる場面もありつつ。。マジシャンのおじいちゃんのマジックショーや、弟も写真撮影でフル稼働(笑)(この写真たちは弟の写真です。来年から某広告会社でカメラの道へ!おめでとうー)母も企画の段階から当日までもたくさんフォローしてもらいました。

4)どれをとっても、顔が見える安心感
まず、ヘアセットとメイクをお願いしたのは、今や銀座でサロンの店長になったスタイリストの地元の先輩、井原早紀さん。

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アシスタントの時から、カットモデルや試験や発表など、何度も声かけてもらってやってもらってたのですが、今回わざわざ帰省してくれて。いつも通り、にこにこで安定感バッチリのさきちゃん。本当に素敵な人だなぁと思います。
井原早紀 / 銀座apish cherie https://www.apish.co.jp/staff/ihara.html

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ブーケや飾りのお花は実家の目の前のお家の、佐藤ますよさん。今回、当日のサブリーダーでした。イベント企画の大先輩でもあるまさにスーパーローカルヒーロー。強力なバックサポートでした。
しぜんとあそぶ HP・ https://sizentoasobu.wixsite.com/mysite

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電気設備は、そらにわでもお世話になっている藤野電力 http://fujino.pw/
普段、太陽光発電システム作りWSなど開催している彼らですが、今回は台風予報もありシステムをお借りして発電機で賄いました。

軽トラ運転手は、ここの会場の地主さん。地主さんは準備や片付けも一緒にやってくれたり、お天気を読んだりしてくれる。地主さんあっての会場。

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食事やケーキは、お店をやっていたり美味しいものを作る友人たちが、わざわざ持ってきてくれました。バイキング形式で各自取ります。美味しいのはもちろんのこと、気持ちや愛を感じました。

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ファーストバイキングは、竹でした。。。

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送迎バスも、地元の方がマイクロバスを貸し出してくださり…!
その他、バスの運転や駐車場、音響設備やPA、ドリンクや物の手配、ウェルカムボードを2日間描いてくれた幼馴染(この画力、仕事になるよ~~!)、2次会や質問コーナーでの司会、テーブルや物の提供、段取りや隅々までのケアまで、、あげたらきりがありません。

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当日リーダーは、そらにわを一緒に作ってきた仲間にお願いしたのですが、3日前くらいに企画と作業に追われて衣装のことが全然できていなかった私達に唖然とし、細かいコーディネートをしてくれ、前日まで衣装の裾を詰めてくれました。そんな彼女は素敵かっこいいバンドsjueのボーカル。yachiko、ありがとう。 http://sjue.jugem.jp/

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2次会はフリーマイク・フリーステージだったのに6時間、舞台上に人がいなくなることはありませんでした(笑)懐かしく温かく、カオス。昼と夜とのギャップがすごかった~

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とにかくとっても私達らしい空間ができて、みんなで手作業で作り上げたことは一生の思い出だし、今までの人生の中で大切な人たちと共有できたこと。とっても嬉しく思っています。

5)野外イベントのリスク
今回の会場はもちろんフェスを開催できる場所ではあるのですが、もともとは何もないはらっぱ。年間通して草を刈り、ステージなどは2週間前に開催した「そらにわ2019」で、新郎と仲間たちが作った設営物を残しておく予定だったのです。ですがなんと、イベント翌日に、遠くの台風による竜巻のような突風で、ステージの屋根やタープテントがほぼ倒されてしまいました

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会場設営を、また急遽やり直し。また作り直すの…?と誰もが絶望しましたが、一番くらってたのはステージを自ら考え作った新郎。仲間が励ましてくれて再び協力してくれて、開催一週間前からまた毎日設営が始まりました。

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そんな中また台風も近づいてきて…再び飛ばされたらどうしようとヒヤヒヤものでしたが、こんなに気持ちのよい日が迎えられたこと。本当に皆様のおかげでした。(私は嵐を呼ぶ女と言われるが故)

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そして開催一週間後の台風19号。この地域では、土砂崩れで死者や避難者が出るほどの被災地になってしまいました。まだ復旧が進んでいない地域もあります。
自然の猛威は本当に恐ろしく、イチかバチかの出たとこ勝負もあれば、もしもの場合や想定されるリスクなど、事前準備は「野外」というだけで、かなりあります。今回は怪我もなく野外でのパーティができたこと、本当にありがたいですが、様々な強力な人たちの知恵やお力あってこその今回でした。
もし野外や手作りの結婚式やパーティをしたい!という方がいたら、気軽に相談にのります!そして何か参考になったらいいなぁと思います。

6)自分たちらしく。でいいけど、ワガママに!
私も何度も企画中に言われましたが、「恐れず、楽をしようとせず、せっかくだから盛大にやろう!」一生に一度しかできない大切な日。責任をとる人にとって難しい「きっと大丈夫」ですが、信じることも大事なのだと思い知らされました。その時は強い意思などないことでも、後から「あぁしとけばよかったなぁ」と思ったりするもの。この日は、小さな憧れ程度でも、ワガママしていい日みたいです。

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長くなりましたが、「自分達らしい」いろんなウェディングの形があっていいと思います。もっともっと、自由な国になりますようにー♡ ここに一つ事例を残しておきます!読んでいただいてありがとうございました!

映像撮影/編集:Kawanavox https://kawanavox.com/

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