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体験談レポ🎤多文化環境の経験から生まれる変化は?

こんにちは、ダイバーシティ&インクルージョン推進を組織と人の側面から支援するAn-Nahal(アンナハル)です。

An-Nahalでは5月の1カ月間をダイバーシティ&インクルージョン推進月間として「文化多様性を組織の力に」をテーマに、様々な視点から考える文化多様性についての情報発信を行なってきました。

シリーズ最終回である今回は『多文化環境を経験して生まれる変化は?』をテーマにお伝えします。

これまでの振り返り🗒

💡文化多様性とは?

民族、地域及びコミュニティが独自の歴史的文化的背景を有する様々な文化を有すること、或いはそのように様々な文化が存在する状態である。なお、世界的な視野で文化多様性という言葉が使われる場合もあれば,国内での民族、地域、コミュニティについて文化多様性という言葉が使われることもある。

文部科学省「文化多様性に関する基本的な考え方について(案)」より引用

Cultural Diversity(民族・文化多様性)のあるチームは収益パフォーマンスが35%高くなることが、Mckinsey&Companyの調査で示されています。

文化多様性に関する詳しい解説や、組織にもたらす効果についてはこちら↓

👣多文化チームの心理的安全性を保つための3つのアクション

文化多様性があるチーム(=多文化チーム)は、言語や価値観の違いから円滑な意思疎通や阿吽の呼吸が成り立たず、煩わしさやミスコミュニケーションが起きやすいという課題があります。
この課題を解消するために必要なことが、心理的安全性を保つことです。

小さなアクションの積み重ねが多文化チームにおいて歓迎されている=帰属意識に繋がり、心理安全性を保つことが期待できます。

多文化チームの心理的安全性を保つための3つのアクションより

職場ですぐに実践できるアクションを知りたい方はこちら↓

体験談レポ🎤多文化環境を経験して生まれる変化とは?

これまで文化多様性が組織にもたらす効果、文化多様性の価値を高めるアクションについて紹介してきました。
では、多文化環境を経験した先にどのような変化が生まれるのでしょうか?

今回はAn-Nahalが提供する「異文化メンタリングMILE」を通して、多文化な参加者とともに学んだ経験から生まれた意識や行動変容について参加者の体験談をお伝えします✨

異文化メンタリングMILEとは?

MILEでのワークショップの様子

MILEは、日本人ビジネスパーソンと日本の大学で学ぶ留学生がメンタリングを通じて、相互理解と異文化間コミュニケーションを実践的に学ぶ、4か月間のプログラムです。ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の価値を実体験から理解し、実際に自組織で行動できるインクルーシブリーダー育成を目指します。

グローバルな組織を作る 異文化メンタリングMILEとは?

ご協力いただいた参加者

建設業 営業本部サブリーダー 

💡MILEに参加したきっかけは?

会社として外国籍社員を迎え入れるのは初めての経験だったので、彼らがどのような思いで日本に来たのか、何を求めているのか、どのような支援が必要なのかを理解するためにこのプログラムに参加しました。

💡多文化環境で感じた課題は?

一番の課題は言語の壁でした。
大学時代に勉強していた英語は、仕事で使う機会が少なく、あまり身についていませんでした。相手の返答を理解するのが難しく、翻訳アプリを使用しても、理解できないことがしばしばありました。

また、どのような話題で会話を進めていいのか、どのような質問をすれば良いのかがわからないまま時間が過ぎてしまうこともありました。

MILEの様子

💡その課題をどうやって乗り越えましたか?

言語の壁については、日本語と英語の両方を話すことができる参加者の留学生にサポートしてもらい、通訳をお願いしました。

会話においてはより良いコミュニケーションを図るために、「休日の過ごし方」や「お気に入りのドラマ」など、カジュアルな質問を事前に準備するようにしました。

そこから共通の話題を見つけ、互いの距離を縮める工夫をしました。また、日本人としてどのようなサポートができるか、留学生の視点から見て日本で困っていることが何かを質問するようにしました。

MILEの様子

💡参加後はどんな変化がありましたか?

MILEを通して、日本で頑張っている外国人留学生と交流する機会を持つことで、仕事に対するモチベーションが上がりました。また、自社の外国籍の社員とより積極的にコミュニケーションをとり、仕事で困っていることがないか確認するようになりました。

言語が一番の壁と感じていたので、英語学習を始めることにしました。毎日の生活の中で見つけた空き時間を利用して、新たな単語を覚えたり、短い文章を練習したりすることで、少しずつですがスキルを向上させていっています。

今回の経験を通じて言語の壁や意思疎通の難しさを乗り越えるために、周囲を頼ったり、より丁寧にコミュニケーションを取るなど普段の業務でも活かせるようなスキルを自然と実践できるようになりました

まとめ✍️

An-Nahalが提供する異文化メンタリングMILEの中で多文化環境を経験し、ぶつかった課題とそこからどんな学びを得て変化したのかについてお話をうかがいました。

多文化チームで働くには、コミュニケーションスタイルの違いや言語の壁などの難しさもありますが、これらを乗り越える工夫は実は日本人同士のコミュニケーション向上やスキルアップにもつながります。

今日の体験談を通じて、多文化環境がどのように社員の変容に繋がるのか、について一つの参考となっていたら嬉しいです。


ダイバーシティ&インクルージョン推進月間振り返り

ここまでお読みいただきありがとうございます!

5月は文化多様性の価値について考えるきっかけを提供したいという目的で情報発信やイベントを開催してきましたがいかがでしたか❓

✅文化多様性をチームの力に変えるためのコツ
✅文化多様性がもたらす効果
✅明日から組織ですぐに実践できそうなこと

こんなことを持ち帰ってもらえたら嬉しいです🤗


An-Nahalは、ダイバーシティ&インクルージョン推進に役立つ情報とヒントをさまざまな方法でお届けしています。

  • note: D&I推進に関するノウハウやプログラム参加者のインタビュー記事など

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