イライラする挨拶代わり
本文
ドスッ。
すれ違いざまに肩をぶつけられた。
今どきの友人同士はあいさつ代わりに肩をぶつけるのだ。
しかしだ。
これはいらだちを増幅させるものであって、かえって友情崩壊に繋がりかねないのでは、と思っている。
今の自分がそうだ。
声をかければ済むことを、何故暴力に近い身体的接触で行うのか。
極力喋ることを避けているからか?
隠された嫌悪からなのか?
ああ、考えるほどわからなくなっていく。
ドスッ。
今日も肩をぶつけられた。
表情を伺ってみた。
見えなかった。
あとがき
作品紹介ありがとうございました!
クリエーターとして活動していくために、よりよい機材などが必要でございますわ。 ぜひご支援の程、お願い申し上げますわ。