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お絵描きサイト『ARTstreet』が好き

こんにちは、安良です。
ここ数ヶ月、ARTstreetという絵の投稿SNSに参加しています。
運営は、イラスト&マンガ制作ツールMediBangPaintを提供するメディバンさんです。マンガ翻訳事業も展開していらっしゃるそうで「ARTstreetユーザーの85%は外国人」とのプレスリリースに興味を引かれました。

初めはおっかなびっくりイラストを投稿するだけでしたが、海外のマンガファンの作品を見て次第に刺激を受けるようになりました。いつしか交流が始まり、視点の多様さに好奇心が止まりません。

そのほんの一部をご紹介します👀


■Cinco de Mayo    by NaimahTaylor

メキシコ人アーティスト、NaimahTaylorさんは鮮やかなカラーと確たるキャラのコンボが魅力です。私はこの作品からシンコ・デ・マヨCinco de Mayoという中南米の祝祭日を知りました。1862年の5月5日は、フランス第二帝政に対してメキシコが初勝利を収めた日なのだそうです。その勇敢さを今なお讃えているのがシビれます。
(日本の文久二年にあたり、新選組が翌三年に誕生するなど、個人的に興味深い接点が見つかりました。ちょっと突飛かも知れませんが、後に撤退するフランスが幕府に肩入れ? など思いを巡らせています✨)


■Peaceful Destruction    by aloef.

ヒンディーの女性アーティスト、aloef.さんは「平和的な破壊Peaceful Destruction」を司る女神を創造しました。破壊対象はヘイトや理不尽な暴力。私が思うに、インド地域には長らくカースト制度が敷かれ、女性差別が色濃かった事が影響しているのだろうと推察します。こうした自由闊達な気風はARTstreetの魅力の一つだと感じます。
aloef.さんに「今後この神様は活躍していくと思う」と話したところ、「私の言いたかった事はあなたに伝わった」と熱のあるお返事をいただきました。絵を通じて意識を共有できたと実感したのは、今思い出しても嬉しい経験です。


■Shadow    by Samy & Consu

イタリアのコミックデュオ、Samy & Consuさんはコミック好きな双子の姉妹です。日本のイラストコンテストで受賞するだけでなく、マンガ制作も手掛けています。入念な下調べでアートワークに取り組み、ふたりでブラッシュアップすると聞きました。
イラストもハイクオリティだけど、マンガのストーリーにヒネリが利いていて構成力に驚きました。実に読み応えのあるマンガを描いていらっしゃいます


おわりに
ARTstreetに参加してみて感じるのは、日本のマンガ文化が海外に及ぼす影響です。欧米諸国のみならず、今や中南米・アジア・インド・アラブ・アフリカ方面への輸出も進行中とのこと。これは各国の経済が成長するにつれ、異文化の受け入れが進んでいる現れと思います。

今年の夏から秋にかけては、あたかも海のシルクロードをゆくように多様なアイディアを体験中です。遠い国のアーティスト同士が互いに刺激し合いながら、アートとポートフォリオの充実を図っています。自分では思いつかないような見せ方を楽しみつつ、着実に成長を続けたいと思いを新たにしてやみません。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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