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Kくんのこと

文学青年のKくんは四川料理が大好きで部屋中スパイスだらけだ。

Kくんは宮沢賢治の末裔で小説ばかり書いていた。

Kくんはドラムも叩ける。作詞作曲も。ライブを見に行ったこともある。まだ彼のCDも持ってる。後で聴こう。

そんなかっこいいKくんとはいつしか連絡が途絶えた

わたしがわるかったと思う
何がと言われると、わからないけれど

最後に会った日のKくんは髪が長かった。宮沢賢治みたいに帽子をかぶっていた

今はもう、どこにいるかもわからない





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