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退職最短記録更新される

先にお伝えしますが、わたしは現職でがんばっていますので(笑)。

とはいえ、わたしの最短記録は2ヵ月。POSレジにあこがれて応募したレジスタッフでした。某大手デパートで専任レジでした。午前シフトスタッフだったわたしは、昼休憩前に午後シフトスタッフと交代しお昼を食べて、詰所に戻って後処理をして退勤です。

基本的に専任レジはひとり勤務です。勤務中にトイレに行きたい時は、詰所に電話をいれて、その時だけの臨時スタッフが来て、それからトイレに行くのです。シフト勤務のスタッフがくるわけではなく、フルタイムの管理者レベルが交代で入ってくれるわけですから、ちょっと躊躇もするってもんです。毎日、勤務フロアも変わるので、電話をいれても来てくれるまですごく時間がかかったりもします。

専任レジは裏やすみっこにあり、この時は冬だったのでとても寒いのです。途中でトイレに行かせてもらったのは1回だけですが、トイレを我慢すること、トイレに自由にいけないことがストレスとなっていきました。ひと月やってみて、これが続くのかと思ったら、この仕事は無理だ、と判断しました。退職希望理由はありがちの理由をつけたと思いますが、退職届を出して、もうひと月勤務して、さようならとなったのです。

トイレごときで、という感じですが、個体差の問題なので。

さて、このわたしの2ヵ月退職を、娘が更新しました。2週間です。

契約満了で前職をやめてから、再就職に向けてがんばっていた娘。ハロワ主催のセミナーや仕事センターを利用して、初の正社員雇用となりました。娘もわたしもウキウキでした。前日にはルートの確認に出向き、カバンや服装、靴、いずれお弁当にするけれど、初日はわからないよね?なんていいながら。

数日して娘が「先輩の雑談にのらないといけないものなのか?」という話をしてきました。どうやら、ひとりが話をすると、すぐにまわりがのっかって話し出す。その人の話が終わると、また別の人が話し出して、、、ということが繰り返されるそうです。新人の娘にとっては、仕事に集中したいところだけれど、これにのらないとつまはじきにされるのではないか、という心配。

「無言でうなずくくらいでいいよ。仕事を淡々としていれば、そういう人、という認識になっていくから」と言ったものの、日に日に、この雑談に対する愚痴が増えていきました。「なんでお昼休憩中も他人の話をきかなければならないんだろう?」と。黙食が当たり前になった職場にいた娘のことです。そして「あの雑談につきあわなければならない」ことで出勤中に涙が出たとのこと。

この先ずっとつきあっていくチームです。先にできあがっている中に入っていけるかどうかは入社してみないとわからない。まあ、合う合わないは採用する側も気にする点ではあると思いますが。

上司に退職希望を伝え、はっきりと職場環境が合わないことを理由にしたら、あっさりとのんでいただけたそうです。試用期間でもあるし、きっと上司的にも見ていてわかっていたのではないのかな、と想像しています。

やめると決まってから、雑談が減ったそうです。「毎日これなら続けられたかもしれない」と言うくらいに減ったのは、きっと何かお達しがでたんだろうなと思います。

最終日お菓子をくばり、退勤時には「がんばってね!」って送りだしてくれた皆さん。「良い人達なんだけどな、なんであんなにおしゃべりばかりなんだろう?」と帰ってきた娘が言っていました。

あこがれていた正社員を自分から辞めた娘。「正社員はいつでもなれる」と仕事センターの方はおっしゃったそうです。そして「正社員は会社に帰属する。仕事に帰属しているわけではない」とも。仕事をするのであれば、派遣でも契約でもアルバイトでも良いのでは?という考えです。たった2割の会社を動かす人になりたいわけではないなら、8割の中で仕事をする。その仕事を自分のものにしていくための働き方を考える、という宿題です。

娘は将来的にこんな業種で、こんな働き方を、といった夢があるようです。まだ若いのだし、日本もこれからジョブ型になっていくのなら準備していけば良いでしょう。

雇用形態のこだわりを捨てると、いろんなものが見えてくる、それはわたしも感じたことです。ただ、賃金格差は現実にあることですし、安定性も疑問です。

それよりも、今の娘の心配は「職場環境をどうみきわめるか」のようです。

ちょっと長くなりました。お読みいただきありがとうございました。お邪魔しました。





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